5号館を出て

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ささいなニュースなのか

 テレビが年末モードにはいって、ニュースがめっきり少なくなっています。まあ、時間をたっぷりとっていたからといって、大切なニュースがきちんととりあげられているかどうかは疑問なので、ネットをしっかりとウォッチしているほうがいいのかもしれませんが、こんなニュースは今の状況では表に出てこないのでしょうね。

 薬害肝炎問題、43病院に記録 (読売オンライン)
 薬害C型肝炎問題で、厚生労働省は26日、カルテなどの古い記録が保管されていないと回答した国立病院機構の病院に対して訪問調査したところ、43病院で何らかの記録が見つかり、うち青森病院と福岡病院で計3人に対する血液製剤フィブリノゲンの投与が確認されたと発表した。
 国立病院で情報の隠蔽が行われていたという、大きなニュースのはずですが、おそらく紙媒体の新聞で発見するのは無理か、とても難しいくくらい小さな扱いになっていると思います。各紙とも同様でしょう。

 これに対して、当事者の一人である福田衣里子さんがご自身のブログで憤っておられます。

 ひど過ぎる!
血液製剤フィブリノゲンの納入実績がありながら、「カルテが残ってない」として投与患者を探していなかった国立病院機構の46病院のうち、実際は43病院に記録が残っていたことが、厚労省の調査でわかりました。

・・・

以前も、フィブリノゲン納入先医療機関約7000施設のうち、2004年の段階では、「カルテあり」が477施設だったのですが、「あるのに無いといっている」施設がたくさんあることが、弁護団の調査でわかり、昨年12月の再調査の結果「カルテあり」の施設が三倍以上の1622施設に上がりました。

・・・

しかも今回調査したのは、46病院、そのうち43病院って・・・。

許せん。
 当然の怒りだと思います。しかも、報道が小さいとその怒りは全国に広がることはありません。みのもんたの番組もお休みではないでしょうか。

 こうして、マスコミが休んでいる時を選んで、重大な発表がこっそりと行われているように思えるのですが、意図的だとしたら、まさに「許せん」ですね。まあ休みマスコミもマスコミなのですが。
Commented by こーた at 2008-12-29 13:33 x
残ってないわけがないよね。。。ただ、現場監督者としては、「投与したすべての患者のカルテが残っていない」とか「うっかりミス」とかで問題の対応を先送りにしたかったんでしょう。かかわりたくない意識が丸わかりの発表です。
by stochinai | 2008-12-28 23:35 | つぶやき | Comments(1)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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