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ナミビアでハエの「生きた化石」発見!

 SCientific American のサイトに、ナミビアで生きた化石が発見されたというニュースが出ました。生きた化石というとシーラカンスくらいしかすぐには思い浮かばないのですが、ウィキペディアによると、動物だけでも(もちろん植物にもあるのですが)こんなにあります。

* アフリカゾウ
* アマミノクロウサギ
* イボイモリ
* ウミユリ
* オウムガイ
* オオサンショウウオ
* オカピ
* オキナエビスガイ
* カブトエビ
* カブトガニ
* カモノハシ
* キムラグモ
* ゴキブリ
* 古代魚(シーラカンス ハイギョ アロワナ チョウザメ 等)
* タカアシガニ
* ナメクジウオ
* ポリプテルス
* ミドリシャミセンガイ(シャミセンガイ)
* ムカシトカゲ
* ムカシトンボ
* ライチョウ
* ラオスイワネズミ
* ラブカ(サメ)

 一般に希少なものものが多いのですが、アフリカゾウやオオサンショウウオなど、良く見られるものも多いのですね。

 昆虫はコハクに閉じこめられたものが有名ですが、化石にはなりにくいようで古い時代のものはあまりわかっていないのかもしれません。コハクの中に閉じこめられたものとして有名なハエでAlavesia(アラベシア)というものが有名なのではないかと思われるのは、そういう名前の古昆虫学会が学術雑誌があることから推察しました。(この雑誌の出版元が、このハエが発見された地方にあるということもあるのでしょうが・・・。)

 これがその学会誌のホームページです。
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 確かにスペインで発見された白亜紀のコハクの中に閉じこめられた Alavesia subiasi というハエの図が載っています。

 ともかく、そのハエと同じ属と思われる新種のハエが生きて発見されたというのですから、関係者でなくともワクワクする話です。恐竜が滅びた頃を乗り越えて、現在まで姿をあまり変えずに生き残ってきたというハエがこれです。
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 Henri Goulet/Canadian National Collection of Insects, Ottawa

 羽の長さが2ミリというショウジョウバエくらいの大きさのコバエですから、肉眼では生きた化石かどうかを見分けるのはかなり困難でしょう。

 2007年にこの種を生きた化石の新種であるとして同定した研究者は、カナダと南アフリカの2人だそうです。2007年なら、もうすでに記載論文が出ているのかもしれませんが、現時点では種名はついていないということです。

Bradley Sinclair, an entomologist at the Canadian Food Inspection Agency, and Ashley Kirk-Spriggs, who leads the Entomology department at the South Africa National Museum

 こういう小さな生きた化石なら、これからも続々出てきそうですね。
by stochinai | 2009-02-18 18:40 | 生物学 | Comments(0)

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