2009年 03月 14日
シンポジウムと修了式
後半はポスターセッションの後、シンポジウムと修了式でした。
コメンテーターはCoSTEPらしく、あいうえお順に左からならんでいます。
それはさておき、これだけの大物の方々をお招きして1時間10分で何かをしようとすること自体が、ちょっと無謀だったようで、おそらく目標の半分あるいはせいぜい3分の2くらいしかこなせなかったのではないかと思います。シンポジウムのサブ・タイトルが「これからの科学技術コミュニケーター教育」というのも壮大すぎたのではないでしょうか。
せっかくお招きしておいて話してもらうので、話を途中で打ち切ってもらうなどということもできないでしょうから、やはりこれは企画として無理があったのだと思います。どうしてもやるということならば、テレビやラジオの生番組作りの手法(つまり、台本なしには無理ということ)を学ぶ必要がありそうです。どうしても4人のゲストに台本なしに話してもらうということならば、最初からひとり15分と時間を区切って時間になったらベルを鳴らすなどというくらいのことはしないと、日本人の大多数(特に知識人と呼ばれる方々)は時間を守れないのが普通であると感じています。
ただし、時間は足りなかったですが、さすがにゲストの4人の方々はそれぞれの業界での大物らしく、そのお話はとてもおもしろく、もっとたっぷりと聞きたかったというのがこちらとしての正直な感想でもあります。特に、デザイナーの方の視点は新鮮で非常に刺激されました。そのことについてはいつになるかわかりませんが、じっくりと熟成させてから改めて書く機会を持ちたいと思います。
それはそうと、右端にすわっておられるKEK(NHKと同じく国際性が皆無の日本語の頭文字です)の森田洋平さんという方は、日本で最初のウェブサーバー(ホームページ)を作った方だということはまったく知りませんでした。昨日、WWWの誕生日というエントリーを書いた直後だっただけに、ちょっと感慨深い出会いでした。森田さんも昨日の今日なので、是非ともその話をしたかったようでした。
これが日本最初のホームページだそうですが、さすがにCERNのものと比べるのはかわいそうです(笑)。
さて、話をもとに戻して、その後は学長直々に修了証を手渡す修了式がありました。
修了生のみなさん、一年間お疲れさまでした。おめでとうございます。
川上伸昭氏(文部科学省 大臣官房総務課長)右端で司会をしているのは、今年度からCoSTEPの教員に加わった渡辺保史さんです。初めて修了生を送り出すということで、感慨深げに進行されていた感じでした。
田中康文氏(ソーシャルライフ・ラボ 代表)
松田朋春氏(ワコールアートセンター チーフプランナー)
森田洋平氏(高エネルギー加速器研究機構 広報室長准教授)
それはさておき、これだけの大物の方々をお招きして1時間10分で何かをしようとすること自体が、ちょっと無謀だったようで、おそらく目標の半分あるいはせいぜい3分の2くらいしかこなせなかったのではないかと思います。シンポジウムのサブ・タイトルが「これからの科学技術コミュニケーター教育」というのも壮大すぎたのではないでしょうか。
せっかくお招きしておいて話してもらうので、話を途中で打ち切ってもらうなどということもできないでしょうから、やはりこれは企画として無理があったのだと思います。どうしてもやるということならば、テレビやラジオの生番組作りの手法(つまり、台本なしには無理ということ)を学ぶ必要がありそうです。どうしても4人のゲストに台本なしに話してもらうということならば、最初からひとり15分と時間を区切って時間になったらベルを鳴らすなどというくらいのことはしないと、日本人の大多数(特に知識人と呼ばれる方々)は時間を守れないのが普通であると感じています。
ただし、時間は足りなかったですが、さすがにゲストの4人の方々はそれぞれの業界での大物らしく、そのお話はとてもおもしろく、もっとたっぷりと聞きたかったというのがこちらとしての正直な感想でもあります。特に、デザイナーの方の視点は新鮮で非常に刺激されました。そのことについてはいつになるかわかりませんが、じっくりと熟成させてから改めて書く機会を持ちたいと思います。
それはそうと、右端にすわっておられるKEK(NHKと同じく国際性が皆無の日本語の頭文字です)の森田洋平さんという方は、日本で最初のウェブサーバー(ホームページ)を作った方だということはまったく知りませんでした。昨日、WWWの誕生日というエントリーを書いた直後だっただけに、ちょっと感慨深い出会いでした。森田さんも昨日の今日なので、是非ともその話をしたかったようでした。
これが日本最初のホームページだそうですが、さすがにCERNのものと比べるのはかわいそうです(笑)。
Commented
by
K_Tachibana
at 2009-03-14 23:11
x
NUMERO DEUXのブログ記事が,CoSTEPシンポジウムとポスターセッション全体を俯瞰できていて,非常に見やすくできています.
サイエンスフェアリーM姫さんのマジックショーの様子も写真がアップされていました.
サイエンスフェアリーM姫さんのマジックショーの様子も写真がアップされていました.
0
Commented
by
stochinai at 2009-03-15 00:19
情報ありがとうございます。私もチェックしてました。
Commented
by
sue
at 2009-03-15 14:18
x
> KEK
日本語だと、正式名称の略称をアルファベット化する作業が入るのでなんともいえない部分はありますが、自分の知る範囲では、欧州の(特に独語・仏語・伊語圏での)例を見ると、略称を作るときに英語でなく自国語に従うのはごく普通に見かけるように思います。それこそCERNもConseil Européen pour la Recherche Nucléaireですよね。
個人的には、KEKみたいな名前はちょっと面白くていいんじゃないかと思ったりします。
日本語だと、正式名称の略称をアルファベット化する作業が入るのでなんともいえない部分はありますが、自分の知る範囲では、欧州の(特に独語・仏語・伊語圏での)例を見ると、略称を作るときに英語でなく自国語に従うのはごく普通に見かけるように思います。それこそCERNもConseil Européen pour la Recherche Nucléaireですよね。
個人的には、KEKみたいな名前はちょっと面白くていいんじゃないかと思ったりします。
Commented
by
stochinai at 2009-03-15 14:36
おもしろいという意味では私も好きです。外国人に説明すると目を白黒させるところも楽しいです。さらにもう一歩進めて hokudai などとするほうが(アメリカ人は発音しにくいらしくホカダイという人が多いですが)、日本語を主張することになると思ってベターではないかと思います。monkasho とか kakenhi とか多くなってきたような・・・。
Commented
by
kuma
at 2009-03-16 07:50
x
いっそのこと、コーステップも略称を日本語化して、KY=科学技術コミュニケーター 養成ユニットとする手もありますね。
Commented
by
stochinai at 2009-03-16 17:23
う~ん。もうちょい、ですね(笑)。
by stochinai
| 2009-03-14 18:34
| CoSTEP
|
Comments(6)