2009年 11月 20日
Google Chrome OS マシンは1万円ネットブックになる
Google が満を持して Chrome OS を搭載したネットマシンのデモを行ったそうです。
Google Chrome OSのデモを見てきた (ITメディアニュース)
それが、本日の Chrome OS のデモでは ASUS の Eee PC を使っていたと聞いて、これこそがネットブックの正しい使い方だと膝を打ちました。
要するにネットブックはただのウィンドウズマシンではなく、ウェブブラウザー専用機だと割り切ってしまえば、ほとんどストレスを感じることなく使えるように思えたからです。
こちらがネットで公開されている、 Chrome OS のメイン画面です。
Chrome ブラウザーのタブの一つがランチャーになっていると考えれば良いでしょうか。ほかのタブは基本的にウェブサービスへのアクセスをするという意味では、ブラウザそのものです。
まさか、このマシンだけでコンピューターの作業をすべてしようという人はいないだろうと思われるくらい、すっきりと「ブラウジング以外は何もできない」のです。
しかし、ここ数年でウェブブラウザーでは、メールやカレンダー、RSSリーダーはいうに及ばず、Officeソフトが提供する、ワードプロセッサー、表計算、データベース、画像処理、お絵かき、などなど、ないものはないという状況です。確かに機能的には通常のデスクトップやノートにインストールして使う「高額な」ソフトに比べると機能は制限されているものの、そのほとんどが「無料で」しかも、データをウェブの向こう側においておくこともできますから、データを持ち運ぶ必要もなくなく、いつでもどこからでもアクセスできるという自由が手に入ります。最近ではパワーポイントと同等のプレゼンテーションまでもクラウド経由でできるようになっています。
そういう環境ができてみると、持ち歩くのに500グラムくらいまで軽くでき、しかも電池の持ちが良く一日中充電せずに使え、そして今のネットブックの価格と比較して考えると、発売当初でも2-3万円、数年すると1万円になることが十分に予想される Chrome OS ネットブックは、外出先でちょこちょこと使うセカンドマシンとしてはほぼ完成されたものと言えるのではないでしょうか。
それにともなって、ネットサービスもどんどん増えてくるでしょうから、iPhoneやアンドロイドなどの携帯はそれと差別化できるポイントが電話機能だけということにもなりかねません。アップルも大型のタッチスクリーンを持つマックを出すという噂もあり、それがネットブックの競合相手になる可能性はあると思いますが、価格を考えるとすでに勝負は付いているような気もします。
来年の今頃には、おそらく1万円の Chrome OS ネットブックが話題になっていると予言しておきたいと思います。
私は、もちろん買います。
Google Chrome OSのデモを見てきた (ITメディアニュース)
Googleが行ったChrome OSのデモでは、同OSはASUSのEee PCで7秒で起動し、さらに3秒でアプリケーションにログインした。ネットブックは確かに価格破壊をしたウィンドウズマシンだったと言えるかもしれませんが、やはりこれだけコンピューターの性能が上がってしまった後では、ディスプレイの小ささだけではなく、CPUなどの力不足はいなめませんので、普通のウィンドウズマシンと考えるにはどうなのかと、首をかしげていたところです。
それが、本日の Chrome OS のデモでは ASUS の Eee PC を使っていたと聞いて、これこそがネットブックの正しい使い方だと膝を打ちました。
要するにネットブックはただのウィンドウズマシンではなく、ウェブブラウザー専用機だと割り切ってしまえば、ほとんどストレスを感じることなく使えるように思えたからです。
こちらがネットで公開されている、 Chrome OS のメイン画面です。
まさか、このマシンだけでコンピューターの作業をすべてしようという人はいないだろうと思われるくらい、すっきりと「ブラウジング以外は何もできない」のです。
しかし、ここ数年でウェブブラウザーでは、メールやカレンダー、RSSリーダーはいうに及ばず、Officeソフトが提供する、ワードプロセッサー、表計算、データベース、画像処理、お絵かき、などなど、ないものはないという状況です。確かに機能的には通常のデスクトップやノートにインストールして使う「高額な」ソフトに比べると機能は制限されているものの、そのほとんどが「無料で」しかも、データをウェブの向こう側においておくこともできますから、データを持ち運ぶ必要もなくなく、いつでもどこからでもアクセスできるという自由が手に入ります。最近ではパワーポイントと同等のプレゼンテーションまでもクラウド経由でできるようになっています。
そういう環境ができてみると、持ち歩くのに500グラムくらいまで軽くでき、しかも電池の持ちが良く一日中充電せずに使え、そして今のネットブックの価格と比較して考えると、発売当初でも2-3万円、数年すると1万円になることが十分に予想される Chrome OS ネットブックは、外出先でちょこちょこと使うセカンドマシンとしてはほぼ完成されたものと言えるのではないでしょうか。
それにともなって、ネットサービスもどんどん増えてくるでしょうから、iPhoneやアンドロイドなどの携帯はそれと差別化できるポイントが電話機能だけということにもなりかねません。アップルも大型のタッチスクリーンを持つマックを出すという噂もあり、それがネットブックの競合相手になる可能性はあると思いますが、価格を考えるとすでに勝負は付いているような気もします。
来年の今頃には、おそらく1万円の Chrome OS ネットブックが話題になっていると予言しておきたいと思います。
私は、もちろん買います。
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辺境
at 2009-11-20 23:46
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おお、早いリポートですね。
こうなると研究会、学界の発表も「クラウド化」で、自分のPCに持ち歩かずにウェブ上においたPDFにネットブックから直アクセスして投射、ってな形態が一般化するんしょうか。
大学キャンパス内やホテル、コンベンション会場も無料WiFiのHotSpotだらけになってないといけないですね。
こうなると研究会、学界の発表も「クラウド化」で、自分のPCに持ち歩かずにウェブ上においたPDFにネットブックから直アクセスして投射、ってな形態が一般化するんしょうか。
大学キャンパス内やホテル、コンベンション会場も無料WiFiのHotSpotだらけになってないといけないですね。
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yutakarlson
at 2009-11-21 11:27
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■「Google Chrome OS」プロジェクトが公開、製品登場は2010年後半-このOSで動くマシンがメインのマシンとなったときはじめて真のネット社会が訪れる!?
こんにちは。Google Chrome OSプロジェクトが公開されました。報道などでは、高度な画像・動画、文章などの編集などは想定していない、あくまでセカンドマシンとしての位置づけのようにいわれてますが、この試みは、決してそれだけで終わるものではないと見ています。いずれ、高度な画像・動画、文章などの編集も、ネットを介して、サイトのサービスでできる時代がやってくると思います。Googleはそうした時代を想定して、このOSをリリースし、そのための準備をしているのだと思います。いわゆる、これからのネット社会のインフラづくりの一環でこのようなことをしているのだと思います。そうして、このOSで動くマシンがメインのマシンになったとき、はじめて真のネット社会が訪れるのではないかと思います。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
こんにちは。Google Chrome OSプロジェクトが公開されました。報道などでは、高度な画像・動画、文章などの編集などは想定していない、あくまでセカンドマシンとしての位置づけのようにいわれてますが、この試みは、決してそれだけで終わるものではないと見ています。いずれ、高度な画像・動画、文章などの編集も、ネットを介して、サイトのサービスでできる時代がやってくると思います。Googleはそうした時代を想定して、このOSをリリースし、そのための準備をしているのだと思います。いわゆる、これからのネット社会のインフラづくりの一環でこのようなことをしているのだと思います。そうして、このOSで動くマシンがメインのマシンになったとき、はじめて真のネット社会が訪れるのではないかと思います。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
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syouhous0
at 2009-12-17 07:18
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stochinai at 2009-12-17 20:23
日本だと2万5千円くらいになっちゃいそうですが、円高なので直輸入すればもっと安くなるかもしれませんね。楽しみです。
by stochinai
| 2009-11-20 21:52
| コンピューター・ネット
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Comments(4)