5号館を出て

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いくら寝ても眠い

 ネットで見つけた、哺乳類の1日当りの推定睡眠量です。
時間   動物名
22    コアラ
20    フタツユビナマケモノ(オオナマケモノ)
19    キタオポッサム、オオチャイロコウモリ、コチャイロコウモリ、ミズオポッサム
18    ジュウニオビアルマジロ(オオアルマジロ)
17    ヨザル、ココノオビアルマジロ
16    トラ、ホッキョクジリス
15    ツバイ
14    ネコ、ハムスター(ゴールデンハムスター)
13    ハツカネズミ(マウス)、ネズミ(ラット)、ハイイロオオカミ、ジリス、テンレック、ユビムスビ
12    ホッキョクギツネ、チンチラ(ケイトネズミ)、ゴリラ、アライグマ
11    アメリカカイリ(ビーバー)、スローロリス
10    ジャガー、ベルベットモンキー、ホシバナモグラ、パタスザル、ガラゴ、サバクハリネズミ、メクラネズミ、ヨーロッパハリネズミ
9     アカゲザル、チンパンジー、ヒヒ、アカギツネ
8     ヒト、ウサギ、テンジクネズミ(モルモット)、トウブモグラ、ブタ、ハリモグラ、アフリカオオホホネズミ
7     ホッキョクグマ
6     ハイイロアザラシ、ハイイロイワダヌキ、ブラジルバク
5     キノボリイワダヌキ、イワダヌキ(ハイラックス)
3     ウシ、ヤギ、アジアゾウ、アフリカゾウ、ロバ、ヒツジ
2     ノロジカ、ウマ
(原典はMeddis,R. "Sleep Instinct", 1977を「睡眠」井上昌次郎著が訳したものを元にいくつか、追加しました。資料によってまちまちなデータがあるようで、動物学的検証は弱いです。)

 手に入れた写真でもっともよく眠るのがコアラ。さすがに寝姿が堂に入っています。
いくら寝ても眠い_c0025115_20261270.jpg
 以下、写真はすべて(C) photoXpress

 身近なところでは、ネコは餌を食べている時以外は、ホントによく寝ていると思いますが、動物園でいつも寝ているのがトラ。まあ、どちらも大きさこそ違え似たようなものです。
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 寝ていれば、トラも怖くないですね。舌を出して寝るのはネコでもよく見る姿です。
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 どちらも台の上で寝ているのは、ネコ科の習性なのかもしれません。うちのネコも見晴らしの良いところで寝るのが好きみたいです。

 というわけで、こういう動物からくらべるとヒトの8時間などというのは、そんなに長い睡眠時間ではないのですが、一般的に年をとってくると睡眠時間が短くなると言われています。私のまわりでも、朝早くに目が覚めて眠れなくなって、犬の散歩に行ったとかいう人の話は良く聞きます。ところが、私はどうもいくつになっても8時間たっぷり寝ないと寝不足感があるのです。用事さえなければ、腰は痛くなりますが9時間や10時間は寝ていられます。もちろん、たっぷりと寝ている時は2-3時間おきに目が覚めるのですが、5分以上も覚醒していることはごくまれで、すぐにまた寝入っていまいます。

 というわけで、8時間以下の睡眠しかとれなかった時には、夕方に猛烈な眠気に襲われます。6時間くらいしか眠れなかった時には、朝から眠く、昼過ぎには眠気に襲われます。学会に行くと一日中眠いです。

 また、どんなにたっぷりと睡眠を取った翌日でも、夜中になるとしっかりと眠くなります。

 たっぷり寝ている時は、眠りが浅いのか眠りながら見た夢を意外と覚えていたりして、いろんな経験をしている気分ではあるのですが、やっぱりなんだか人生を損しているような感じはします。が、とりあえず食っちゃ寝のブタと同じくらいの睡眠時間と聞くとなんとなく納得してしまいます。まさに、私は痩せたソクラテスというより、太ったブタですね(笑)。
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 でもまあ、眠っている時の動物を見ているとどんなに恐ろしい動物でもかわいいものです。こちらは、いちおう猛獣とされているホッキョクグマ。あまり、データはなかったのですが、夏場は30%くらい寝ているということだったので7時間としておきました。
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 こういう写真を見ていると、また眠くなってきます・・・。
by stochinai | 2010-05-25 21:02 | その他 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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