5号館を出て

shinka3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

iPadという新しい文化

 昨日アップルからメールが届き、注文していたiPadはクロネコヤマトの宅急便で配送されるので、27日発送・29日配送だと了解していたのですが、通常は2日かかる東京・北海道間の配達が超速宅急便という一晩で届く特別便で配送されるらしいというネットの噂もあり、今朝ヤマトの荷物追跡ページで確認すると、なんと7時45分にはもう、厚別にある札幌ベースという配送センターに届いているではありませんか。

 もしも、我が家にだけ配達してくれるのであれば、そこから車で20-30分ほどで着くのですが、まさかそういうことはないとしても、ひょっとしたら午前中の配達もあるかもしれないと思わせられる展開でした。

 というわけで、午前中しばらくは自宅研修という名目で仕事をしながら待ってみたのですが、さすがに11時近くなってもこなかったのであきらめました。

 大学で2つの会議につきあって5時過ぎにまたヤマトのサイトにアクセスして荷物の動向を見てみると、2時過ぎに配達されてはいたのですが、宛先人不在により荷物は持ち戻りという状況になっていました。

 日頃は自分で宅急便を受け取ることは少ないのですが、今日はネコ以外は自宅にいないので夜に再配達をたのみました。知らなかったのですが、今時の宅急便は夜9時まで配達してくれるのですね。宅急便の方々もご苦労様です。

 そして、なんとか今日中に受け取ることができました。
c0025115_23592270.jpg
 iPadの3点セット、iPadにCaseとDockです。Caseは液晶画面をむき出しにしておくのが不安だったので購入したのですが、Dockは必ずしも必要なかったかもしれません。それほど必要なものではなくても、コンパクトな立てかけ用スタンドにはなるかなと思っていたのですが、Caseに入れるとドックに挿しにくくなるなど、手に入れて見なければわからないことがあるのも予想通りでした。

 とりあえず、WindowsXPマシンに接続してiTunesからセットアップを行う手続きは、スムーズにいってくれましたが、もしも始めてのコンピューターとして、iPadを購入した人は戸惑っているに違いありません。単体では立ち上がらないのですから・・・。

 とありあえず「練習」ということで、いくつか無料のアプリを入れて見たのですが、その時にもっとも威力を発揮してくれたのがInstapaperというクラウドにウェブのアドレスとクリップを保存してくれるサービスです。ブラウザでアクセスさえできれば、機種やブラウザの種類を選びませんので、WindowsのChromeで過去に保存しておいた「おすすめのiPadアプリ」という記事を、iPadのSafariからアクセスして、希望のアプリを簡単にダウンロードすることができました。

 トラブったのは、Amazonのkindleをインストールした時に、アメリカのAmazon.comのアカウントを要求されたことでした。確か、大昔に向こうのAmazonから本を何冊か買ったことがあるので、アカウントは持っているはずなのですが、登録メールアドレスなどの記憶が薄れています。適当に入れてもなかななビンゴになりませんでしたが、なんとか向こうのアマゾンのアカウント・サービスに入って情報が再現できました。

 その他、現時点ではフリーのソフトしかインストールしていませんが、ブラウザーがサファリしか使えないことや、ソフトの仕様がきわめて閉鎖的に作られていることの窮屈さがだんだんと鼻についてきました。要するにiPadを使うということは、新しいOSおよびその周辺の文化をあるがままに100%受け入れることを求められているという気分になってきたからです。

 この閉鎖性はAppleの伝統であり、それが現在のiPhone(iPod touch)やiPadの成功にもつながっていることは間違いないのですが、反面自由な展開を阻害しているということもあると思います。

 それはさておき、(ゲームに対する私の偏見もありますが)ニュースなどで華々しく取り上げられているようなゲームマシンとしてのiPadに未来があるとは思えません。それよりはやはり、マルチメディア・ビューワーとしてのiPadにはとてつもないポテンシャルを感じます。今後は印刷物として作られた過去のコンテンツをこのビューワーに適合させることと、今後作られるビューワーの性能を遺憾なく発揮した新しいコンテンツに期待したいと思います。

 印刷機が発明されたからと言って、その技術に感動したのは一時のことで、その後数百年にわたり印刷機の存在すら忘れさせるコンテンツの隆盛がありました。今後出てくる、ビューワーの存在を忘れさせるような新しい読む(見る)文化こそが待ち望まれているものです。
by stochinai | 2010-05-28 23:44 | コンピューター・ネット | Comments(0)

日の暮の背中淋しき紅葉哉            小林一茶


by stochinai