5号館を出て

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ながらピューターとしてのiPad

 記憶に残っていたわけではないのですが、調べてみると我が家にiPadがやってきたのが5月28日だったので、もう3ヶ月も使っていることになります。iPadにBluetoothのキーボードを装備すれば、パワーのない(笑)ネットブックとして、オフィス以外におけるパーソナルな利用にはそこそこ使えるコンピューターになるとは思いつつも、キーボードを装備してそれをいつも持ち歩かなければならないのだとしたら、ネットブックを買ったのとと変わらないことになってしまいますので、私はキーボードは当面入手しないことにしております。

 今まで3ヶ月使ってみて、私にはiPadは手放せなくなっておりますが、その理由がはっきりしてきました。

 1) 起動時間が限りなくゼロに近いこと

 ウィンドウズにもスタンバイやスリープという休止モードがありますが、電池の消耗を防ぐためにメモリー情報をハードディスクに書き出しておくという操作があるので、復帰するのにどうしてもある程度の時間がかかります。iPadは復帰までの時間がほぼ無視できるほどなので、「立ち上げ」に対する心理的障壁がほ限りなくゼロになります。同様にシャットオフに対する心理的障壁もゼロとなります。スイッチオンでプログラムが走り出すコンピューターであるというところが素晴らしいと思います。

 2) 電池の持ちが半端ではないこと

 上のことにも関係しますが、ウィンドウズのノートでも電池の持ちが十分に良いならば、常にスリープにしておけば使い勝手がかなり向上すると思うのですが、少なくとも私の使っているレッツノートだとどうしても電池を節約しようとする気持ちが常に働きますし、その程度くらいしか電池は持たないものです。iPadの電池は公称では10時間持つといっています。本当にそこまで持つかどうか試したことはありませんが、いままでのところどんなに長く使っても電池が40%を切った記憶がないほど、電池の持ちがいいのは大きなメリットです。

 3) どこへでも簡単に持ち運べること

 確かに、750gという重さは決して軽いと言えるものではありませんが、持ち運ぶことに心理的負担を覚えるほどの重さでもありません。というわけで、iPadはコンピューターが置いてある机の前で使うということはほとんどなく、居間のソファの上、食事テーブルの上、トイレの中、ベッドの上、寝ながら、外、移動中の乗り物の中などで使うことになります。つまり、どこでもコンピューターが使えるということになります。もちろん、フル装備のコンピューターではなく、とりあえずいろんなファイルを読み書きできる程度の簡易型コンピューターとしての位置づけになりますが、ちょっとしたメールやtwitterの書き込みには十分使えます。

 4) 究極の「ながらコンピューター」であるということ

 以上の性質を総合的に考えると、iPadは究極の「ながらコンピューター」という位置づけをすることもできます。会議や講演会に参加しているときに、ちょっとした調べ物をしたり、メールをチェックしたり、twitterをしたり、ということを大げさではない仕草で実現できます。たとえ小さなノートPCでも、机の上でガバッと開いて使い始めるとやはり目立ちますし、キーボードの上に立ちはだかるディスプレイは他の人から見ると、コミュニケーションを拒否するための壁に見えると思います。その点、机や膝の上でフラットにおかれたiPadはそれほどの自己主張がありませんので、他の人も使っている人に話しかけやすいようです。

 というわけで、いままでは居間で家族がテレビを見ている場などにノートブックを持って行くことははばかられたのですが、iPadならばわりとすんなりと滑り込ませることができます。逆にそれは、今までならちょっとしたネット関連の作業をするにもコンピューターの前に行くという大げさな行動をとらなければならなかったことの多くが、iPad があれば団らんを続けながらもちょこちょこと作業してしまうことができてしまうということを意味します。

 というわけで、iPadが我が家にやってきてから、私がテレビの前にいる時間が(もちろんテレビに集中していないという意味では、以前と同じなのですが)確実に増えていると思います。

 若い人なら、携帯で同じことをやってしまうのかもしれませんが、コンピューターとしてのパワーを考えると携帯よりは遙かに強力で、年寄りの視力にやさしい大画面のiPadの登場で、我々も「携帯ながら族」に参加することができるようになったのかもしれません。

 そう考えると、iPadはやはり大きなiPhoneに過ぎないのかもしれません。
by stochinai | 2010-08-29 22:57 | コンピューター・ネット | Comments(0)

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