5号館を出て

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My Funny Valentine を聞く一日

 バレンタイン・デーのディープな関係者にはなったことのない私ですが、毎年この日が近くなってくると頭の中を My Funny Valentine のさまざまなバージョンが流れ出します。

 中でも、もっとも頻繁に出てくるのが、このビル・エヴァンスとジム・ホールのデュエットによる演奏で、レコードの幻想的なジャケットとともに、脳の中にROMとして焼き付けられている気がします。是非ともじっくりとお聞きください。



 インタープレイという言葉をこれほど的確に表した演奏にもめったに出会えないものです。

 曲名で YouTube を検索するとぞろぞろと出てくるのですが、マイルス・ディビスのミュート・トランペットが心に染みます。



 My Funny Valentine と言えば、チェット・ベイカーの歌が非常に有名です。もともとはトランペッターだったチェット・ベイカーの歌は、お世辞にもうまいとは言えないと思うのですが、なんとも言えない「味」があって、多くの女性を魅了したようです。YouTubeでもアップロードされては消されてのいたちごっこが続いていますけれども、今はここで聞けるようです。急いで聞いておいてください。



 おそらく、これは「Chet Baker Sings」というアルバムに入っているものえはないかと思います。消されてしまう前に耳に焼き付けておいてください。

 まあ、そんなに難しい曲ではないので、ジャズを演奏するミュージシャンならば誰が演奏しても、そこそこさまになってしまうというところもあってとてつもない数の演奏が残されていると思いますが、これなどはそうした新参者の追随を許さない名唱のひとつだと思います。



 このくらい聞くと、眠くなってきますね。暖かくしてお休みください。
by stochinai | 2011-02-14 20:17 | 趣味 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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