2011年 04月 17日
この夏はソーラー扇風機で
原発が使えなくなると電気が足りなくなるという脅しが電力会社や政府から出されなくても、電気の使用量を減らすことができるのならば原発をやめることができるのなら、という気持ちの人も多くなっているのだと思います。とりあえずの緊急避難が要求されているわけではない北海道でも節電をしている人が大変に多くなっているのを感じます。とりあえずは、コンビニやスーパーマーケットなどの商業施設で転倒している照明がはっきりと少なくなっているのが目立ちますが、逆に今までが無駄に明るすぎたということを感じさせられる気がします。そもそも、明るいほうがよくものが売れるということすら、販売側の「強迫観念」に過ぎなかったのではないかと思われるくらい、少し暗くなった店内に人が減っているという印象は受けません。もしこれで、それほど大きな影響がないということがはっきりしたならば、今後はこうして照明を落とした販売を続けてくれるようにお願いしたいところです。
というわけで、照明やテレビなどの電源は必要最小限度にするとか、冷蔵庫の設定温度をちょっと変えるとか、自動販売機は常温のみで販売するとか、いろいろと工夫のしようがあるにはあると思います。今は春で冷房も暖房もあまりニーズが大きくない時期なので良いのですが、やはり日本の夏は冷房が、そして最近は暖房までもが大きな電気の需要を生んでいるということです。逆にいうと、少し前までは暖房は木、石炭、石油でまかなわれていましたし、冷房は扇子、団扇、そして最新兵器としての扇風機で、いずれもそれほどの電気を要求してはいなかったと思います。
使える電気が少ないということがはっきりしてきたのならば、我々は冷暖房に関してもなるべく電気を使わない方式へと切り替えることが必要だと思います。
そんなことを思っていたところに今日、昔の広告を再掲しているブログ「昭和之雜誌廣告・ナツカシモノ」さんのところに懐かしい広告が出ました。
1949年の「三菱電気扇」の雑誌広告です。
というわけで、この夏はエアコンをセーブして扇風機を再登場させてはいかがという提案なのですが、せっかくなので、その扇風機を動かす電気も電力会社から供給してもらうのではなく太陽電池でなんとかならないかと思い調べてみたのですが、どうもソーラー扇風機を真面目な実用的製品として売り出しているところはほとんど見当たりませんでした。
日本だとアマゾンで980円で売っているこれでしょうか。おもちゃあるいは教育機器ですね。
外国だともう少し真面目な製品もあるようです。値段ははっきりしませんが、たとえばこれなどは見た目は実用にも耐えそうに思えるものです。
というわけで、今からだとなかなか間に合わないかもしれませんが、少なくとも実用に耐えうるレベルの製品を作れば、この夏は爆発的に売れることは間違いないと思われます。
とりあえず、日中の電力が不足しそうだということですので、そうだったら日中に使うものはできるだけ太陽光発電へと切り替えていくという工夫をどんどん進めていってはいかがでしょうか。
というところで、なぜ東京でナイターの自粛をしているのか不思議になりました。ちょっと開催を遅らせる必要はあるかもしれませんが、例えば夜の8時から12時までをナイターの時間ということにすれば、必要以上の無駄な自粛をする必要はなくなると思えます。
いっそのこと、工場などの操業も夜にシフトすれば、電力不足なんて一気に解決してしまうのかもしれません。
要は社会全体での、「工夫」と「協力」ではないかという気がしてきました。
というわけで、照明やテレビなどの電源は必要最小限度にするとか、冷蔵庫の設定温度をちょっと変えるとか、自動販売機は常温のみで販売するとか、いろいろと工夫のしようがあるにはあると思います。今は春で冷房も暖房もあまりニーズが大きくない時期なので良いのですが、やはり日本の夏は冷房が、そして最近は暖房までもが大きな電気の需要を生んでいるということです。逆にいうと、少し前までは暖房は木、石炭、石油でまかなわれていましたし、冷房は扇子、団扇、そして最新兵器としての扇風機で、いずれもそれほどの電気を要求してはいなかったと思います。
使える電気が少ないということがはっきりしてきたのならば、我々は冷暖房に関してもなるべく電気を使わない方式へと切り替えることが必要だと思います。
そんなことを思っていたところに今日、昔の広告を再掲しているブログ「昭和之雜誌廣告・ナツカシモノ」さんのところに懐かしい広告が出ました。
風量がきわめて豊富で扇風機にあり勝ちな噪音が全くありません若葉色で鋼鉄製の扇風機は見た記憶があります。今のエアコンと比べると、決して「冷たい空気」が出てくるわけではないのですが、それまでの団扇というのは、団扇であおぐという運動がからだの発熱を起こしますので、非常なる矛盾した行為だったのが寝転んでいても風を受けることができるということで、非常に涼しい思いをすることのできる「器械」が登場したという印象でした。
長年の研究と経験が生んだ最高の技術で皆様の絶対の信用をいただいております
和洋室どちらにもマッチする軽快なデザインです--ご家庭にまた事務所に最適です
明るくさわやかな若葉色は--近代人の感覚にぷったりします
というわけで、この夏はエアコンをセーブして扇風機を再登場させてはいかがという提案なのですが、せっかくなので、その扇風機を動かす電気も電力会社から供給してもらうのではなく太陽電池でなんとかならないかと思い調べてみたのですが、どうもソーラー扇風機を真面目な実用的製品として売り出しているところはほとんど見当たりませんでした。
日本だとアマゾンで980円で売っているこれでしょうか。おもちゃあるいは教育機器ですね。
とりあえず、日中の電力が不足しそうだということですので、そうだったら日中に使うものはできるだけ太陽光発電へと切り替えていくという工夫をどんどん進めていってはいかがでしょうか。
というところで、なぜ東京でナイターの自粛をしているのか不思議になりました。ちょっと開催を遅らせる必要はあるかもしれませんが、例えば夜の8時から12時までをナイターの時間ということにすれば、必要以上の無駄な自粛をする必要はなくなると思えます。
いっそのこと、工場などの操業も夜にシフトすれば、電力不足なんて一気に解決してしまうのかもしれません。
要は社会全体での、「工夫」と「協力」ではないかという気がしてきました。
by stochinai
| 2011-04-17 22:16
| 科学一般
|
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