5号館を出て

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寒い札幌

 今日のテレビのトップニュースは関東地方の猛暑と東北地方の豪雨でした。埼玉県熊谷市で39.8度と6月の観測史上最高気温を20年ぶりに更新したことや、秋田県では川が増水して洪水の危険性が高まっているというニュースに隠れて、話題もなりませんが札幌は今月に入って最高気温が10℃くらい簡単に上下する非常に荒っぽい天気が続いています。
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 これはさっぽろお天気ネットからお借りしたデータですが、今週の火曜日と水曜日の最高気温は29℃越えという北海道の6月としては異常なくらいの暑さになったかと思えば、昨日今日といきなりそこから10℃以上も最高気温が急降下して、「寒い」としか感じられない日になっています。

 最高気温に比べると、最低気温は比較的安定しており、月初めの1日2日が7℃台と厳しい寒さだったことと、22日に20℃以上とこの時期としては異常な暑さとなったことを除くと、だいたい10℃から15℃の間くらいと比較的安定して推移しています。昼間の気温が不安定に上下するという理由はよくわかりませんが、こういう過激な気候はあまり日本らしくないという気がします。

 南の方の梅雨も、豪雨を伴う東南アジアのモンスーン地帯のような印象を受けます。こんな気候の中では、人々の気持ちもいわゆる「日本的」なものとは変わってしまうのではないかと心配になる今日この頃です。

 これは現在の雨雲の状況です。
寒い札幌_c0025115_22594284.jpg
 明日は晴れてくれそうですが、残念ながら明日は太陽が出たとしても気温は上がらず、今日なみに寒い予報が出ています。

 人間は家の中に逃げ込んだり、着込んだりしてなんとかしのげますが、せっかく元気に伸び出した屋外の植物たちはかなりかわいそうです。
by stochinai | 2011-06-24 23:06 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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