5号館を出て

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twitterは眠らない

 今日は「海の日」という実感もないまま、休日は享受するといういつもの姿勢でのんびりと朝寝をしていました。とりあえずGoogleは意味がわかっているとも思えない夏休みっぽいホームページになっています。
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 さて、そんなゆるい休日に目覚めたのが8時過ぎ、間違いなく女子サッカーワールドカップ決勝戦の結果が出ている時間です。こういう時にテレビを見たらすぐに結果はわかってしまうのですが、なんだかそうする気にはなりませんでした。

 そこで、布団から出ることなくiPadで、昨夜寝た頃からのtwitterのタイムラインをたどってみることにしました。

 8時間前、サッカーの話題はほとんど出てきていません。

 5時間前。試合開始のtweetはいくつかあるものの、ほとんど話題に登ってきません。両者得点なく前半終了。後半戦が始まってしばらくして、アメリカ得点。ここらあたりでは、なんとなくtweetが静かになっていて、このままアメリカの優勝が決まってしまうのかという雰囲気がただよっていますが、その後、宮間が同点ゴールを押し込んだあたりから俄然タイムラインが賑やかになってきて、延長線に突入。

 延長線では前半終了間際にアメリカが勝ち越し点を入れると、皆さんなんとなく意気消沈。しかし、後半終了近くになって澤が得点するとタイムラインは一気に盛り上がりを見せます。見ていた多くの日本人は、PK戦になると決まった時に、「勝てる」あるいは「負けても十二分」という雰囲気になっていたようです。

 後でテレビを見てわかったのですが、日本選手およびベンチもほぼ同じ気分である意味、日本の戦いはここですでに「勝利」を手にして気分が楽になっていたことがわかります。対してアメリカは、負けるわけにはいなかいにもかかわらず崖っぷちに立たされていた状況のようでした。

 そして迎えたPK戦は、選手たちの気持ちがそのまま結果になって出てきたように思われます。

 もちろん、私はリアルタイムで試合を見ていなかったのですが、twitterのタイムラインをたどることによって、時間差はあったものの「リアルな体験」をさせてもらった気分がしております。そして、これがtwitterの持つ力のひとつに違いないと確信しました。

 tweetしている人はもちろんリアルタイムに書き込んでいるのですが、それを見ている人は必ずしもリアルタイムで見ているとは限りませんし、ある程度(3ヶ月経って消えてしまうともう無理)の時間差でそれを見ている人もいます。さらには何日もたってからリプライやRT(retweet)する人もたくさんいるのです。そう考えるとtwitterの成功が必ずしも「リアルタイムのコミュニケーション」だけではないことが見えてきます。twitterにはまだまだ我々が気づいていないコミュニケーションルートが存在しているような気がしてきました。

 その新しいルートを発見した人こそがtwitterを使いこなしたといえるレベルに到達したと言えるのかもしれません。

 我々は実はウェブ(インターネット)のことすら、よく知らないのかもしれません。次々と新しいシステムやテクノロジーに乗り換えていくことがイノベーションだと思われがちですが、実はすでにあるシステムやテクノロジーに潜在する「隠された力」を見出し使いこなすことをもっと真剣に考えてもよいのではないかと、今朝は布団の中でタイムラインを追いかけながら考えていました。

 今日は休日ですが、我々の大学は計画的全学停電の日です。例年は1回なのですが今年はパワーセンターの改修か何かで2回あるうちの1回目が今日でした。大停電の後は後始末が結構大変なのですが、我が研究室では完璧に停電の前・中・後の対策ができあがっておりますので、私の出る幕はないのですが小規模に維持しているサーバーがちょっとだけ心配で起動するために出かけました。
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 夕方に大学に向かうということもあまりないことなので、光の関係で普段目につきにくいところがやけに目についたりするものです。これはツタに覆われた博物館(理学部旧館)です。まるで眠れる美女の御殿ですね。

 秋になってこれが色づいたらどんなにスゴイことになるかと今から予感させられます。
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 ツタ・フェチの方は是非ともチェックをしておいてください。
by stochinai | 2011-07-18 23:28 | コンピューター・ネット | Comments(0)

今日二つ三つ朝顔の通り道          稲畑廣太郎


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