2012年 11月 20日
Scientific American が iPad に載りました
先週の金曜日に購読しているScientific Americanのデジタル版からメールが来ていました。
初めはいつものように、新しい号が出ましたからダウンロードしてください、というご案内だと思って軽く読んでいたのですが、違うようです。
なんと、心待ちにしていたiPad版が出ました、というご案内だったのです。今までは毎号がpdfで送られてくるので、それをダウンロードして読んでいました。おそらく紙の原稿がそのままpdf化されていたものだと思います。
もちろんそれをiPadで読むことも可能だったのですが、Smithsonian MagazineやNational Geographic Magazineの完全に電子雑誌化された版を見る楽しさ(紙の面積にとらわれない編集、音声ファイルもあれば動画もあり)を知ってしまうと、いずれはScientific Americanもそうなるだろうと待っていたところでした。
それと、pdfファイルとの大きな違いは画像を拡大縮小した時のきれいさ、つまりかなり細かい画素で紙面が作られていることの美しさです。
それにも増して、今回のScientific AmericanはなんとiPadのretina displayに対応しているというではないですか。
というわけで早速登録して、PCでダウンロードした今までのpdf版と、初代のiPadでダウンロードしたもの、それに2週間ほど前から使っている「最新型のiPad(iPad4)」でダウンロードしたものを比べてみました。ちょっと前の号ですが、一番見栄えのしそうな表紙です。
左からpdf版、初代iPad版、そしてiPad4(retina)版です。
これを見るだけではほとんどその差がわかりませんが、もともとの画像の画素数が違いますのでjpgファイルのサイズも139KB、127KB、そして388KBとなっています。それを実感するために、画面から600x800ピクセルの範囲を切り出してみました。
まずはpdf版です。
続いて旧iPad版。この二つはそれほど精細度に違いはないようです。
そしてこちらがretina版です。
圧倒的な細かさに目もくらみます。
実は、2週間ほど前からiPad4を使い始めてみたものの、旧型iPadと違っていきなり落ちるということが少ないのと、画面表示は私のPCよりも早いこと(これだけでも、全然使い心地は違うのですが・・・)を除き、画面の美しさに感動することがそれほどないのが不満というか不思議だったのですが、Scientific Americanのretinaバージョンを見て納得しました。
要するに世の中にまだまだretinaに対応した画像を登載したアプリがほとんど出まわっていないのです。もちろん自分で写真を撮って楽しめば良いとは言えるのですが、私の写真の腕ではretinaを必要とはしないようです(笑)。
というわけで、このretina版Scientific Americanがpdf版を購読している私には無料でアクセスできるということに超々満足している今日この頃なのでした。pdf版の年間購読は39.95ドル(3200円くらい)とお安いのもお勧めです。
実はNational Geographicも同じくらい安かったのですが、販売を担当しているZenioの日本語化に伴い円建てでとてつもなく高くなったのでやめました。Smithsonian Magazineも1000円くらいだったのが、日本のニューススタンドで扱うようになってから3倍くらいに価格高騰したのでやめました。
Scientific Americanだけはどうかその轍を踏まないでいて欲しいというのが、今の唯一の願いです。
電子書籍は値段が命だっていうことを、日本の販売組織の方にもわかってほしいんですけどね~。
なんと、心待ちにしていたiPad版が出ました、というご案内だったのです。今までは毎号がpdfで送られてくるので、それをダウンロードして読んでいました。おそらく紙の原稿がそのままpdf化されていたものだと思います。
もちろんそれをiPadで読むことも可能だったのですが、Smithsonian MagazineやNational Geographic Magazineの完全に電子雑誌化された版を見る楽しさ(紙の面積にとらわれない編集、音声ファイルもあれば動画もあり)を知ってしまうと、いずれはScientific Americanもそうなるだろうと待っていたところでした。
それと、pdfファイルとの大きな違いは画像を拡大縮小した時のきれいさ、つまりかなり細かい画素で紙面が作られていることの美しさです。
それにも増して、今回のScientific AmericanはなんとiPadのretina displayに対応しているというではないですか。
というわけで早速登録して、PCでダウンロードした今までのpdf版と、初代のiPadでダウンロードしたもの、それに2週間ほど前から使っている「最新型のiPad(iPad4)」でダウンロードしたものを比べてみました。ちょっと前の号ですが、一番見栄えのしそうな表紙です。
これを見るだけではほとんどその差がわかりませんが、もともとの画像の画素数が違いますのでjpgファイルのサイズも139KB、127KB、そして388KBとなっています。それを実感するために、画面から600x800ピクセルの範囲を切り出してみました。
まずはpdf版です。
実は、2週間ほど前からiPad4を使い始めてみたものの、旧型iPadと違っていきなり落ちるということが少ないのと、画面表示は私のPCよりも早いこと(これだけでも、全然使い心地は違うのですが・・・)を除き、画面の美しさに感動することがそれほどないのが不満というか不思議だったのですが、Scientific Americanのretinaバージョンを見て納得しました。
要するに世の中にまだまだretinaに対応した画像を登載したアプリがほとんど出まわっていないのです。もちろん自分で写真を撮って楽しめば良いとは言えるのですが、私の写真の腕ではretinaを必要とはしないようです(笑)。
というわけで、このretina版Scientific Americanがpdf版を購読している私には無料でアクセスできるということに超々満足している今日この頃なのでした。pdf版の年間購読は39.95ドル(3200円くらい)とお安いのもお勧めです。
実はNational Geographicも同じくらい安かったのですが、販売を担当しているZenioの日本語化に伴い円建てでとてつもなく高くなったのでやめました。Smithsonian Magazineも1000円くらいだったのが、日本のニューススタンドで扱うようになってから3倍くらいに価格高騰したのでやめました。
Scientific Americanだけはどうかその轍を踏まないでいて欲しいというのが、今の唯一の願いです。
電子書籍は値段が命だっていうことを、日本の販売組織の方にもわかってほしいんですけどね~。
by stochinai
| 2012-11-20 20:57
| 科学一般
|
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