5号館を出て

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ユキニモマケズ

 今週末も(北海道から見て)南の方々は雪や嵐で大変な目に遭っておられるようで、同情申し上げます。東北以南が雪や風に襲われていた先週もそして今日も、北海道は気温こそ低めで経過したものの、おおむね良い天気になっていました。申し訳ないくらいです。

 昨日の夕方になって、いきなり今日の午後2時からの会議が設定されたり、今朝になってすでに締切が過ぎているシラバスの入力が設定ミスで未入力だったのをなんとかしてほしいなどというメールが届くなど、この時期の大学はまったく何が起こるかわからないカオス状態です。

 そして今後、大学独自の前期・後期の2次試験や留学生入試、卒業式も控えていますので、まだまだ油断できない日々が続きます。

 というわけで、今日も一枚も写真が撮れなかったという言い訳なのですが、昨日撮ってあった小さな雪ダルマ(こちらはほぼ雪に埋もれてしまっていました)の写真です。
ユキニモマケズ_c0025115_2085797.jpg
 ここまで埋まっても、笑い続けているのはさすがにスゴイと思いますが、見る角度を変えると悲しい顔にもできるものです。しかし、今日はそんな気分じゃないので、その写真はなしです。

 こんなに毎日いろいろなスケジュールが入ってくるのに、物忘れの激しい私がほとんど予定をブッチしないですんでいるのはGoogle Calendarのお陰です。

 こんなに素晴らしいサービスを何年も無料で使わせてもらっているのですから、私の日々の活動などはビッグデータとして使っていただいても構わないとも思っている部分もあります。

 そのカレンダーを見ると、先週はこんなふうでした。月曜日から金曜日まで、ところによっては二重三重の予定が重なっています。
ユキニモマケズ_c0025115_2027285.jpg
 そして、こちらが今週です。
ユキニモマケズ_c0025115_2027308.jpg
 土日を除くと、なんだかんだ言っても自由になる時間がずいぶんと多くなっているのがわかります。

 その自由な時間があればこそ、動物たちがどんどんと成長したり、学生たちと人生について語りあう時間ができて、大学の研究室らしさが戻ってくるのも事実です。

 逆にいうと、普段はもう大学と呼べる意味もなくなるほどの過密スケジュールになっているのだと思います。最近、大学のミッションの再定義をするという動きもあるようですが、私にとっての大学は何をしても許される時間と空間とちょっとの予算がある中に、やる気充分のが学生と経験豊富な教員がいれば、大学らしい研究と学生の成長という最大のミッションがポッシブルになるところだと思っています。

 そんな時間が生じるのが一年のほんの数日しかないのだとしたら、大学の先はもう見えているということになりますね。
by stochinai | 2014-02-14 20:39 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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