5号館を出て

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マンモスのおしり

 今日から、北大博物館でマンモスのお尻を展示しています。

 私も参加している21世紀COE「新・自然史科学創成」も共催という形で参加させていただいています。

 もともと北大の博物館には北大の研究者によって採集されたマンモスの歯やマンモスと同時代に生きていたヒトの遺品が展示されていたのですが、今回はそこに愛知の万博で展示されていたマンモスのお尻の干物が加わり、なかなかの展示になったと思います。

 展示と並行して連続講演会も開かれますので、時間がありましたら是非ともおいでください。展示も講演会も、すべて無料(!)です。

 聞くところによると、このマンモスのお尻を展示するためにかかった費用がなんと280万円だそうですが、実のところそのお金の工面がまだできていないとのこと。お尻を見て感動された方の中から寄付を申し出てくれる人が出てきてくれるのではないかという淡い期待もあるそうなのですが、それはちょっと無理でしょうね。

 人気の出ようによっては、後半からお尻を見るたびに200円くらいいただこうか、などという冗談とも本気ともつかない話が某博物館関係者から飛びだしてきたりしています。

 280万円というと、我々にとってはとんでもないお金ですけれども、政府などにとってはなんとでもできるお金のような気がします。

 子供達にこんなに大人気なのですから、「そのくらい出してやるよ」という声が総理大臣とか文部科学大臣から出てくることを期待しております。

 どうぞ、よろしくお願いします。

マンモスのおしり_c0025115_16371950.jpg

 お尻の穴の大きさに圧倒されます。さぞかし大きな糞をしたことでしょう。
by stochinai | 2005-07-02 16:14 | 生物学 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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