5号館を出て

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ヒグマとアイヌと火山の島

 お祭りの後、前回は夜中に帰ったのですが、今回は一泊してゆっくり帰ることにしました。せっかくここまで来たので、ということでヒグマの牧場を見にいきました。

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 コグマはシロクマのコグマと色を除けば瓜二つ。行動もそっくりでかわいさ爆発です。大人になっても、飼育下にあれば媚びることを身につけるのは賢さの証。

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 とはいえ、至近距離で見ると障壁があったとしてもかなりの恐怖感を味わえる「猛獣」には違いありません。

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 一方で下の写真くらいの高密度で飼育すると、野生では見られない「社会行動」も見られるようになるそうです。

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 野生っぽいヒグマの行動を展示するのも教育的でしょうが、野生では見られない可能性を示してくれる展示もそれなりに興味深いものです。(あくまでも、それぞれのクマが健康に生活できているという前提での話ですが・・・。)

 こちらはアイヌが熊送りの儀式に使った飾り付けのついたヒグマの頭骨。

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 もちろん北海道はもともとすべてがアイヌの土地であり、登別もアイヌ語で「水色の濃い川」を意味する「ヌプル・ペツ」に由来する地名です。登別の「水色が濃い」のは火山のせいで、その火山が下の写真の右側に見える日和山です。左側にあるのが熱湯の大湯沼ですが、その下方にある有名な地獄谷もこの日和山火山の爆裂孔の跡なのだそうです。

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 その日和山は今日も硫黄を大量に含んだ黄色い噴気を出し続けていました。

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 この火山の活動でできたカルデラ湖がクッタラ湖。「クッタラ」とはアイヌ語の「クッタル・ウシ・トー」(イタドリが群生する湖)が由来となっているという言葉どおり、展望台にはイタドリの花が咲いていました。

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 こうしてちょっと歩くと、北海道がヒグマとアイヌと火山の島だということが実感できます、ってそういう話は小学校の修学旅行の時に聞かされていたはずなのですが、小学生にはちょっと難しすぎたようで、あまり記憶にありません(笑)。

 大人になってからこそ、修学旅行が有意義だと思います。






by STOCHINAI | 2015-08-31 22:06 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の暮の背中淋しき紅葉哉            小林一茶


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