5号館を出て

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イラクに爆弾ではなく水を送ろう

 毎日暑いですが、水道の蛇口をひねれば水が出ます。ありがたいものです。

 バグダッドでは浄水場が爆破されて以来、深刻な水不足が続いているようです。上水がままならないだけではなく、下水も破壊されてかなり深刻だということで、バグダッド市内に井戸をほることと、すぐに飲めるミネラルウォーターを送る運動が始まっています。

 イラク・ホープ・ダイアリーそれでも地球は回るからの情報によって、「イラク“命の水”支援プロジェクト」のご案内サイトができたことを知りました。

 日本の自衛隊はサマーワで水づくりと配布を行っているようですが、どうせならバグダッドへも水を供給することはできないのでしょうか。サマーワは非戦闘地域だけれども、バグダッドは戦闘地域だから行けないということならば、現地の業者を雇ってサマーワから配送させるというようなことはできないのでしょうか。

 昨日のエントリーで総選挙の争点に「平和」を挙げましたが、イラクに爆弾ではなく水をおくるという行動は立派な平和外交になると思います。

 イラクから自衛隊を撤退させて、その派遣費用に相当する水を送るなどと言うと、そんなのは子供じみた意味もない提案だと笑う人もいるのでしょうが、水がないと死んでしまう人を救うことができるなら、私はそちらを支持します。
Commented by blue at 2005-08-17 22:37 x
イラクは人口が2000万人強の国。子供を14歳以下とすると、人口の44パーセントを占める。イラクは子供の多い若い国で、さしずめ子供の国といった感じに思える。高齢化率(65歳以上人口)はなんとたったの3パーセント(日本は現在18パーセント位で、米国は12パーセント)。乳児死亡率は1000人あたり60人強で、日本の20。
Commented by stochinai at 2005-08-18 11:49
 子供がそんなにたくさんいると、事故や飢餓で亡くなる子も多いかもしれませんね。戦争によって、子供達の食べるものや衛生面での保護が保証されていないとしたら、それも戦死ということになると思います。まずはベトナムのようにアメリカが撤退してくれないと、平静にはなりそうもありません。
 毎日のように何十人も死んでいる戦場で「憲法」を作るといっても、空しく響きます。
by stochinai | 2005-08-17 15:36 | つぶやき | Comments(2)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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