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アクティブ・ラーニング

 アクティブ・ラーニングという言葉が流行語になるという状況は歓迎されることではないのですが、猫も杓子もアクティブ・ラーニングという時代になりました。そもそも、アクティブ・ラーニングとは何かという定義すらはっきりしていないのですが、今やアクティブ・ラーニングが文科省の学習指導要領にも載っているということで、やらないと時代に取り残されるという危機感が初等中等教育のみならず高等教育の現場にも押し寄せているようです。

 もちろんあらゆる学習(ラーニング)は能動的(アクティブ)でなくては成立しないので、あらゆる教育はアクティブ・ラーニングで実施されているはずなのですが、どうやら世の中の趨勢では「アクティブ・ラーニング」という形式で授業などをすることをデモンストレーションしなければならない時代になってきたようです。

 というわけで、我が北大理学部でも目に見えるアクティブ・ラーニング授業をやってみようということで実験授業をやることになりました。

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 基本的には先生が教えるのではなく、学生が自主的に情報にアクセスし、理解を深める自主的学習活動をすることが求められているアクティブ・ラーニングの姿のようです。

 まあ、我々としても期待される姿の授業を実施してお見せしようということで、いろいろと情報を集めながらも手探りで始めることにしました。

 たとえば情報源はこれ。

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 今日は第一回ということで、「高分子ってなんだろう?」というグループ学習に挑んでみました。

 ほんの短い教員からの説明の他は、学生によるウェブを中心とした情報収集、ディスカッション、お互いでの教えあい、まとめ、発表、質疑応答など、ともかくも動き続けることを要求されるところは、まさにアクティブです。

 分子模型を作って考えたり、

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 グループ学習で得た知識を、新しいグループの新しい仲間に教授したり、それをまとめたり。

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 ともかく学生は居眠りしたり内職したりという、いつもの授業態度を取れません。

 その反動か、先生がちょっと介入して説明を始めるとたちまちアクティブな姿勢からパッシブになって眠気が襲ったりする学生もいたようで、こちらとしてもいろいろとためになる経験をたくさんさせてもらいました。

 明日は、教員も学生もだんだんと慣れてきてなにかをつかむことができそうな予感もする第2回目です。







by STOCHINAI | 2016-12-03 20:46 | 大学・高等教育 | Comments(0)

日の暮の背中淋しき紅葉哉            小林一茶


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