5号館を出て

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昨日からですが、立冬の第56候「地始凍(ちはじめてこおる)」にはいりました

 「くらしのこよみ」に密着して生活するようになってから、24節季、72候が北海道でも実によく季節を反映していることに感嘆させられる日々です。

 昨日からタイトルに書いたように第56候「地始凍(ちはじめてこおる)」が始まりました。今日は最高気温が10.0℃まで上がりましたが昨日は7.1℃。朝の最低気温は今日が低く、今朝は6:01に1.1℃となっています。寒いです。

 太陽が出ないと私の写真を撮ろうというモーティベーションが出てこず、今日も写真はありません。

 「くらしのこよみ」から旬の野菜として取り上げられている「銀杏(ギンナン)」を拝借してきました。

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 ギンナンはご存じのとおりイチョウの実(種子)です。北大のイチョウ並木もすっかり葉を落とし、ギンナンもたくさん落ちていますが、最近はこの高価なギンナンをあの強烈な匂いのする銀杏の実から回収しようとする人が少ないのがもったいなく思われます。人によってはあの匂いのせいか銀杏の実でかぶれることがあることもその理由の一つなのかもしれませんね。

 それはさておき、上の図は「くらしのこよみ」の英語版からの引用ですが、銀杏が「Ginkgo Nut」と記されています。銀杏は時に「ぎんきょう」と読まれることもあるので銀杏が「Ginkgo」となったのは筆記体で書かれた「Ginkyo」のyをgと取り違えたせいだろうということになっていますが、日本語を知らない外国の分類学者がイチョウは日本ではGinkgoと呼ばれていると早とちりしてしまったのでしょう。「分類学」という学問はそのあたりの経緯がわかったとしても融通を効かせて後世の人が適当にこのミススペルを直したりすることを許さない「頭の硬さ」があります。それを誇らしく語る筋金入りの分類学者もだんだんと少なくなってきている昨今ですので、そろそろイチョウの学名もGinkgo bilobaからGinkyo bilobaへチョコチョコっと直しましょうという時代になってほしいと、私は思います(笑)。

 これだけで終わるのか?と言われそうなので、旬のくだものの「柿」も引用しておきましょう。

 
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 柿の英語名はpersimmonです。英語がそれほど得意ではない私は、柿のパーシモンと生物の系統樹を描く時に使われる最大節約法(あるいは最尤法:マキシマム・パーシモニー)にどういう関係があるのだろうと気になっていたのですが、柿のパーシモンはpersimmonで、最大節約法のパーシモニーはparsimonyと似てなくもないですがまったく異なる単語だとかなり後になってから知ったという恥ずかしい記憶がいつもよみがえります(笑)。

 柿は北海道ではあまりポピュラーな木ではありませんが、札幌でもたまに実のなった木を見かけることができます。

 ところが広い北海道にはこの柿が市の代表的な木として全国的にも珍しい街路樹になっているところさえあるのです。ご存知ですか?これは伊達のカントリーサイン、有珠山と伊達政宗のカブトとそして柿の実が描かれています。

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 Youtubeに伊達の柿並木の最新の映像がありましたので、ご紹介して本日の終わりとさせていただきます。



 北海道とは思えない暖かそうな光景ですね。








by STOCHINAI | 2017-11-13 22:16 | 季節 | Comments(0)

日の暮の背中淋しき紅葉哉            小林一茶


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