5号館を出て

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雪のとける大寒の真冬日

 二十四節気の最後、大寒に入りました。初候は「ふきのはなさく」で雪の少ない地方では、そろそろふきのとうが見られる「春」になってきたということです。

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 今朝の段階で76センチの積雪の札幌東区ではどこを探しても地面が出ているところはなく、もちろんふきのとうなどがみられるはずもありません。今朝の札幌の最低気温は午前7時過ぎのマイナス7.8℃ですが、このくらいだと今の時期としては特に「ひどく冷えた」という気がしない札幌です。

 このところスズメの来訪が少し少なくなってきているのは、このネズミのせいかもしれません。

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 今日も朝食にありつくために、穴から出てきていました(笑)。

 今朝の天気は昨日ほどよくなかったのですが、東の空がうっすらとピンクに色づいていたのはきれいでした。

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 今日は真冬日で最高気温が午後3時ちょっと前のマイナス1.5℃だったのですが、この低温にもかかわらず日のあたった屋根の雪はかなりの勢いでとけていて、南東の窓には雨のようにとけた水が降り注いでいました。

 それで、2階のベランダに出て降り積もった雪を少し整理しました。

 気温が低いので、雪は崩れやすいザラメ状になっていましたが、全体としてスカスカになっていて、見た目はそれほど雪の厚さは減っていないように見えても、雪の「質量」はかなり減っている感じでした。

 外で作業していても、日中の日当たりの下では汗をかくくらいの「真冬日」でした。

 先日、ひと冬に降る雪の量は年ごとにあまり変わらず、だいたい一定になるということを「つじつまが合う」という言葉で書き表しましたが、1月のうちからどんどん雪が降った今年も、実は降った量としてはそれほど多かったわけでもなかったようです。

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 これが東区の積雪グラフで、緑が過去5年の平均値で、青い点線が雪が少なかった去年、そして赤が今年なのですが、ひどく雪が多いと感じられた今年の雪も実はそれほどではないということがわかります。この先、どうなるかはわかりませんが、今日現在では過去5年の平均値に近いあたりに落ち着き始めていることがわかりました。

 これが今日の最高気温が記録された時間帯の札幌各区の気温です。

 測定された気温は低かったですが、外に出ていても感じる気温は暖かかったです。

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 それでも、この後は急速に気温が下がってきていて、夜にはこのくらいまで下がってきました。

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 でも、このくらいだと今はあまり「寒い」とは感じなくなってきています。

 問題は雪ですが、雪雲も今はあまりありません。

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 このまま朝まで、雪雲が暴れずにいてくれるとありがたいのですが、もんすけに訊いてみると、朝までにはちょっと降るところがありそうです。

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 ラッキーなことに東区の奥の我が家のところのもんすけは「布団をかぶって寝ています」。うまくすると、明日はこのあたりには雪は積もっていないのかもしれません。そういうことは信じておきたいと思います。

 さて、オミクロン株は相変わらず暴れまくっているようで、全国でも最多感染者が更新されているようです。

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 この調子だと、もうしばらくは感染者が増え続けそうですが、先行各国の様子を見ていると、オミクロン株による感染は増殖増加も速いようですが収束も意外と早くに訪れる可能性もありそうで、それを期待しながらじっと我慢するのが良さそうな気配です。

 あまりにも感染が広がってくると、政府はびっくりしてまたまたまん延防止緊急措置とか緊急事態宣言とかを次々と出しそうですが、そもそもこうしてものを出すタイミングはいつも遅すぎて(まん延してから「まん延防止」、もうどうしようもなくなってから「緊急事態」というふうに)、対応の効果が見られたという記憶は今の所ほとんどありません。そうこうしているうちに、「なぜかわからないけど減少が始まった」ということで収まってくるということが今までの例なので、今度もそういうことになりそうな予感がします。

 いずれにしても収まってくれるのはうれしいので、理由は問わないでのんびりしているうちに、また次の波がやってくるのを繰り返すというのはそろそろおしまいにしてほしいのですが、またやるのでしょうね(笑)。











by STOCHINAI | 2022-01-20 21:46 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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