5号館を出て

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就職お祝いコンパ

 来年の春に卒業する修士2年生2名の就職先が決まったので、それをお祝いするコンパをしました。

 あと1年先のことなのですが、大学院生の就職が決まるのは今頃なのです。

 4年生で卒業して、就職する人の多くはこれから決まります。就職活動が長引いた場合は、修士の研究や卒業研究の時間が大幅に制限されるという現実を、知っていただきたいと思います。

 場合によっては、大学院生ならば前の年の冬から次の年の秋まで就職活動が続きます。大学院修士課程のかなりの時間を就職活動で取られてしまいますので、就職が決まった場合は良いのですが、決まらなかった場合は、就職もできず修士の研究もほとんどできないということになります。こうした現状で良いとはとても思いませんので、この件に関しては文科省に責任ある対策をお願いしたいところです。

 ところで、先日のエントリー「新入生歓迎コンパ」で、新入生が4名と書きましたが、博士後期課程に入学したのも新入生なのだとしたら、学内から修士課程に進学した2名も新入生ではないかという抗議をうけました。

 たしかにその通りです。

 というわけで、今年の我が研究室への新入生は、卒業研究生が2名、修士課程(博士前期課程)入学が3名、博士後期課程が1名の6名ということになります。

 おわびして訂正いたします。

 それにしても、多いですね。彼らをきちんと送り出す責任の重さをヒシヒシと感じます。
by stochinai | 2006-04-28 23:59 | 大学・高等教育 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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