5号館を出て

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シンドラーのエレベーター

 昔、「シンドラーのリスト」という映画があって、たくさんのユダヤ人を救った偉い人のお話でしたが、シンドラーという名前は多くの人の心に刻み込まれていると思います。

 そういうこともあって、ある時乗ったエレベーターがシンドラーという名前の会社のものだったので強く記憶に残っていました。私が知る限り唯一のシンドラー・エレベーターはこの大学の情報教育館・放送大学北海道学習センターにあるものですが、異様にスピードが遅いので、乗るたびに葬儀場のエレベーターかと思います。

 それが、昨日あたりから事故多発エレベーターとして報道され始めました。しかも、このエレベーターが設置されているのは、自治体や地下鉄など公共施設がほとんどだという報道もあります。

 コスト削減のために、大事なところを削って設置しているというようなことでなければ良いのですが、もしそうだとしたら結果的にはひどいコストがかかることになってしまいます。

 せっかく良いことで有名になったシンドラーですが、悪名になってしまいそうで残念です。
Commented by マルセル at 2006-06-07 22:16 x
社長の対応に問題があるような気がする
Commented by mk@w96 at 2006-06-08 01:33 x
入札の問題なんでしょうね。入札の仕様にあっていれば、安いところに決まってしまいます。
Commented by stochinai at 2006-06-08 21:13
 シンドラー社としては、エレベーターのメンテナンスは別の会社がやっていたので、責任はそちらにあると言っているようですね。外国の会社らしい対応だと感じました。
 中央官庁では値段だけではなく信頼性を重用しするがために、入札ではなく「任意契約」が多いという話も報道されていましたけれども、貧乏な官庁では厳密に入札が行われて危険も多いというのだとおかしな話ですね。
Commented by stochinai at 2006-06-09 11:58
 イギリスでは、エレベーターのことをリフトと呼ぶのだそうで、あちこちで「シンドラーのリフト」というタイトルが見られるようになりました。
by stochinai | 2006-06-07 21:40 | 大学・高等教育 | Comments(4)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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