ポスドク問題は終わったのかもしれない
もちろん解決はしていないのですが、「ポスドク問題」が問題として取り上げられることが終わりつつあることを感じています。
その最大の理由は、大学院の博士(後期)課程に進学する学生が、定員を割っているということです。これは、ポスドク問題あるいは博士の就職難問題に対して政府が何もやらないあるいは何もできないことを認識した学生が、進学を拒否しているということです。この状態が続くと、10年後くらいにはポスドク問題は(現在ある問題が何も解決しないまま)自然消滅してしまう可能性が高いと思います。
このことによって、大学における研究活動にはすぐに、そして日本全体における研究活動にもじわ~っと影響が出てくることは間違いないと思いますが、大学・学界そして日本全体の科学技術を支える博士というものに対して大局的な政策を打ち出せなかった、大学・大学院そして経済・産業界を含む日本の国全体がそのことで大きな被害を受けるのだと考えると、自業自得と言えるのかもしれません。しかし、直接関係者ではない大多数の国民も、日本の没落ということの被害者になるということを考えると、現状は取り返しのつかない犯罪が犯されつつあると言っても良いと思います。
ポスドク問題が終わりつつあることを感じるもうひとつの理由は、ポスドクを含む当事者である大学院生や若い科学者達が、自分たちで動き出したことです。
昨日は、早稲田大学で小飼弾さんを招いてPh.D.交流会があったそうです。
【博士学生・ポスドク対象】Ph.D.交流会
中卒の私がなぜかPh.D交流会に呼ばれたので行ってきた
Ph.D.交流会 with dankogai
こんなエントリーも書かれています。
ポスドク問題の終了
要するに、ポスドク達が自分たちを育ててくれた先生達がアカデミック・ポストを得た時とはまったく状況が変わってしまったことと、その現状がどうやら変わる気配がないということを認めたということだと思います。それは、ある意味で、日本の政府も官公庁も、大学も大学院も、企業も基本的には変わらないのだということを(たとえ諦めの気持ちからにせよ)受け入れたということなのかもしれません。
いずれにせよ、誰もなにもしてくれないことがはっきりした以上、自分でやるしかないというのは正しい判断なのだろうと思います。
また、これと直接関係はないのかもしれませんが、日本国民全体の科学リテラシーを憂慮した若い科学者達が、すでに文科省が持っているにもかかわらずウェブで公開されていなかった「すべてのアメリカ人のための科学(Science for All Americans. Science for All Americans)」の翻訳作業を勝手に始めたという事例も、若者達が動き始めたことの例証になるかもしれません。
そんなことを考えながら、5月~6月という初夏の気候の下、今日は一日いい気持ちで野良仕事をしていました。庭の風景をちょっとだけお届けします。
まずはスイセン、今年は当たり年です。

こぼれ種から出た苗で冬をこしたビオラが花を着けました。

モクレンの蕾も例年よりも3週間くらい早くほころんでいます。数も多すぎるくらいたくさんあり、いっせいに咲かれるのがちょっと怖いくらいです。

ハスカップとともに楽しみにしているのが、このブラックベリー。今年は実を付けてくれるでしょうか。

春です。
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その最大の理由は、大学院の博士(後期)課程に進学する学生が、定員を割っているということです。これは、ポスドク問題あるいは博士の就職難問題に対して政府が何もやらないあるいは何もできないことを認識した学生が、進学を拒否しているということです。この状態が続くと、10年後くらいにはポスドク問題は(現在ある問題が何も解決しないまま)自然消滅してしまう可能性が高いと思います。
このことによって、大学における研究活動にはすぐに、そして日本全体における研究活動にもじわ~っと影響が出てくることは間違いないと思いますが、大学・学界そして日本全体の科学技術を支える博士というものに対して大局的な政策を打ち出せなかった、大学・大学院そして経済・産業界を含む日本の国全体がそのことで大きな被害を受けるのだと考えると、自業自得と言えるのかもしれません。しかし、直接関係者ではない大多数の国民も、日本の没落ということの被害者になるということを考えると、現状は取り返しのつかない犯罪が犯されつつあると言っても良いと思います。
ポスドク問題が終わりつつあることを感じるもうひとつの理由は、ポスドクを含む当事者である大学院生や若い科学者達が、自分たちで動き出したことです。
昨日は、早稲田大学で小飼弾さんを招いてPh.D.交流会があったそうです。
【博士学生・ポスドク対象】Ph.D.交流会
中卒の私がなぜかPh.D交流会に呼ばれたので行ってきた
Ph.D.交流会 with dankogai
こんなエントリーも書かれています。
ポスドク問題の終了
要するに、ポスドク達が自分たちを育ててくれた先生達がアカデミック・ポストを得た時とはまったく状況が変わってしまったことと、その現状がどうやら変わる気配がないということを認めたということだと思います。それは、ある意味で、日本の政府も官公庁も、大学も大学院も、企業も基本的には変わらないのだということを(たとえ諦めの気持ちからにせよ)受け入れたということなのかもしれません。
いずれにせよ、誰もなにもしてくれないことがはっきりした以上、自分でやるしかないというのは正しい判断なのだろうと思います。
また、これと直接関係はないのかもしれませんが、日本国民全体の科学リテラシーを憂慮した若い科学者達が、すでに文科省が持っているにもかかわらずウェブで公開されていなかった「すべてのアメリカ人のための科学(Science for All Americans. Science for All Americans)」の翻訳作業を勝手に始めたという事例も、若者達が動き始めたことの例証になるかもしれません。
そんなことを考えながら、5月~6月という初夏の気候の下、今日は一日いい気持ちで野良仕事をしていました。庭の風景をちょっとだけお届けします。
まずはスイセン、今年は当たり年です。




タイトル : [ポスドク]ポスドク問題の終了
就職活動をしていてよく思う。ポスドク問題は自分の中にはもう存在しないのだということを。 博士になろうがなるまいが、「ポスドク問題」に似たような人生の問題には遅かれ早かれ様々な局面で誰もがぶちあたっていたはずだし。そもそも、ポスドクという職業はその他数千数...more
就職活動をしていてよく思う。ポスドク問題は自分の中にはもう存在しないのだということを。 博士になろうがなるまいが、「ポスドク問題」に似たような人生の問題には遅かれ早かれ様々な局面で誰もがぶちあたっていたはずだし。そもそも、ポスドクという職業はその他数千数...more
タイトル : アカデミアという名の斜陽産業
結果的に、このままいけば「大学」と「アカデミア」は分離されることになるはずです・・・学歴ブランディング・システムとしての大学と、社会のお荷物としてのアカデミアとに。この......more
結果的に、このままいけば「大学」と「アカデミア」は分離されることになるはずです・・・学歴ブランディング・システムとしての大学と、社会のお荷物としてのアカデミアとに。この......more
タイトル : [博士課程の就職活動] (25) 博士課程に進むメリット..
ポスドク問題は終わったのかもしれない アカデミアという名の斜陽産業 18年も前にポスドク問題の帰趨は見えていた:基礎研究を「益なきもの」と蔑む国に博士とアカデミアの未来などない 私が博士課程に進学しなかった理由 これから5年間にバイオ研究者に大きな津...more
ポスドク問題は終わったのかもしれない アカデミアという名の斜陽産業 18年も前にポスドク問題の帰趨は見えていた:基礎研究を「益なきもの」と蔑む国に博士とアカデミアの未来などない 私が博士課程に進学しなかった理由 これから5年間にバイオ研究者に大きな津...more
これはポスドクたちが誰も助けてくれないことを自覚しただけで、教育システムとか、大学院組織の改善は行われないまま、問題が次のステージ(次世代大学院の忌避と、高齢無職博士の大量発生)に進んだと言うだけではないのでしょうか。それを称してポストポスドク問題が終わったと言うのはどうかと思います。(チベット問題なども、住民が誰も助けてくれないことを自覚したら終了なのでしょうか? 確かに、裕福で平和な日本人的視点から見れば、関心がなくなった時が問題の終わりなのかもしれません。)
はじめまして、stochinai様。
エントリーにてPh.D.交流会について取りあげていただき誠にありがとうございました。
Ph.D.交流会開催についての情報は出来る限り公開していきたいと考えております。
北海道をはじめ各地域で交流会を開催したい自主的な博士学生・ポスドクの方が現れた場合に、公開情報が何らかのお役に立てれば幸いでございます。
エントリーにてPh.D.交流会について取りあげていただき誠にありがとうございました。
Ph.D.交流会開催についての情報は出来る限り公開していきたいと考えております。
北海道をはじめ各地域で交流会を開催したい自主的な博士学生・ポスドクの方が現れた場合に、公開情報が何らかのお役に立てれば幸いでございます。
Aさん。おっしゃるとおりです。私も終わらせてすむと思っているわけではありません。タイトルは、「このまま終わらせて良いのか?」の意味を込めて付けたつもりですが、伝わらなかったとしたら私のコミュニケーション能力のなさです。
Ph.D.交流会(の皆)さん、素晴らしい試みが成功して博士の新しいつながりが、未来を作っていくことを心から期待しています。おっしゃるとおり、日本中のあちこちでどんどん立ち上がるといいですね。これからもよろしくお願いいたします。
Ph.D.交流会(の皆)さん、素晴らしい試みが成功して博士の新しいつながりが、未来を作っていくことを心から期待しています。おっしゃるとおり、日本中のあちこちでどんどん立ち上がるといいですね。これからもよろしくお願いいたします。
>A社は業績も好調なため採用を増やしている傾向にあるようだが、なんと、ポスドク経験者を研究者や研究支援者として年俸約10万ドルでガツガツと集めているのだ。給料が良いから、やはり人材が集まる。
結局こういうことなのでしょうね。
結局こういうことなのでしょうね。
意外に反応少ないですね。
最近、ポスドク問題が今後の日本の研究活動に大きな問題を残すというのは、大げさなのではないかと思うようになってきました。
皆物忘れが早いし、改革は遅まきながらゆっくりとなされるでしょう。
残酷なことですがコストをかけずに改革をやるためには今のポスドクが大勢いることがマイナスになっているという面があると思います。
何年か経てば学生も戻ってくるでしょうし、20年も経ってみればその時にポスドクをやっていた人間だけが損をしたということになるような気がします。元ポスドクとしてはそうならないようにがんばるしかありません。
最近、ポスドク問題が今後の日本の研究活動に大きな問題を残すというのは、大げさなのではないかと思うようになってきました。
皆物忘れが早いし、改革は遅まきながらゆっくりとなされるでしょう。
残酷なことですがコストをかけずに改革をやるためには今のポスドクが大勢いることがマイナスになっているという面があると思います。
何年か経てば学生も戻ってくるでしょうし、20年も経ってみればその時にポスドクをやっていた人間だけが損をしたということになるような気がします。元ポスドクとしてはそうならないようにがんばるしかありません。
以前と違うのはネットに記録が残ることですね。改革の証拠もなく同じようなことがくり返されると感じれば、まともな人はもう近寄らないでしょう。南無南無。
合わせて考えると、日本にこれまでのような余裕がないのも問題ですね。
20年後は超少子化、超高齢化、移民の増加などで日本は激変しています。何も無かったようににもとどおり、ということはあり得ません。
若い皆さんが今何とかしないと、悲惨な状態になるのが目に見えていますよ。
20年後は超少子化、超高齢化、移民の増加などで日本は激変しています。何も無かったようににもとどおり、ということはあり得ません。
若い皆さんが今何とかしないと、悲惨な状態になるのが目に見えていますよ。
monakoさんのおっしゃることわかりますよ。
社会が激変しているとポスドク問題どころか、科学や大学のあり方について語ること自体贅沢な悩みに聞こえるようになっているかもしれませんね。実は僕自身もややそんな風に感じるようになってきています。
社会が激変しているとポスドク問題どころか、科学や大学のあり方について語ること自体贅沢な悩みに聞こえるようになっているかもしれませんね。実は僕自身もややそんな風に感じるようになってきています。
元ポスドクさん
ポスドク問題は科学や大学が日本の将来のためにどうあるべきかを真剣に考えるラストチャンスだと思いますよ。これらが日本に必要ないというのならしかたありませんが。
ポスドク問題は科学や大学が日本の将来のためにどうあるべきかを真剣に考えるラストチャンスだと思いますよ。これらが日本に必要ないというのならしかたありませんが。
僕が必要ないと思っているというのではなく、現実認識を語っているだけです。もう今いるポスドクに関しては間に合う改革はなされないというのは既に共通認識になっていると思います。
ポスドク問題がラストチャンスと言うのはやや大げさに聞こえます。ポスドク問題はポスドクには大問題ですが、他の人には「直接には」大きな問題ではありません。大きな目で見て、現実的な改革をしようと思う人でも今のポスドクを救える方策はないどころか、時が過ぎてポスドクがいなくなることのほうがやりやすいという面があると思います。ポスドクにとって損得かでものを見てもしょうがないでしょう。
しかしながら、おっしゃりたいことはよくわかります。
ポスドクを辞めて企業の世界に入ると、今の日本のバイオ産業自体がヤバイし、このことのほうがポスドク問題や大学の問題よりも切羽詰った問題になっていることが分かります。バイオ産業の発展なしで純粋な学問としての生物学を含めたバイオの研究がありえないという社会的な構造もあります。ポスドク問題がどうでもいいと思っているのではないので勘違いしないでください。
ポスドク問題がラストチャンスと言うのはやや大げさに聞こえます。ポスドク問題はポスドクには大問題ですが、他の人には「直接には」大きな問題ではありません。大きな目で見て、現実的な改革をしようと思う人でも今のポスドクを救える方策はないどころか、時が過ぎてポスドクがいなくなることのほうがやりやすいという面があると思います。ポスドクにとって損得かでものを見てもしょうがないでしょう。
しかしながら、おっしゃりたいことはよくわかります。
ポスドクを辞めて企業の世界に入ると、今の日本のバイオ産業自体がヤバイし、このことのほうがポスドク問題や大学の問題よりも切羽詰った問題になっていることが分かります。バイオ産業の発展なしで純粋な学問としての生物学を含めたバイオの研究がありえないという社会的な構造もあります。ポスドク問題がどうでもいいと思っているのではないので勘違いしないでください。
ポスドクの進路に関しては、自分で決めて生き抜くことが最良の解決だと思います。彼らが研究に縛られず、行動を始めたことは、ポジティブに感じます。彼らが道を切り開き、後進に示して行くことで、新しい変化が生まれるかも知れません。
一方で、問題は大学院の存在自体にあり、少なくとも教育内容は見直しを計らなければ、社会から若い人材を預かる資格はないと思います。また、国の科学研究費4兆円のほとんどを受け入れる機関として、日本の研究業界の発展、人材育成に対しても責任を負うべきです。研究現場はポスドクや院生に丸投げしながら、終わったら使い捨てと言うなら、大学院など無い方がましだと思います。このような、金と人材と未来の無駄遣いが平然と行われていることに、何故国民が怒り出さないのか不思議ですが、多分事実を知らないのでしょう。
今回の件で一番歯がゆいのは、大学が黙っていれば、ポスドクや院生が無能だったということで、弱いものがスケープゴートにされて手打ちという現状です。これだけは納得がいないですね。
一方で、問題は大学院の存在自体にあり、少なくとも教育内容は見直しを計らなければ、社会から若い人材を預かる資格はないと思います。また、国の科学研究費4兆円のほとんどを受け入れる機関として、日本の研究業界の発展、人材育成に対しても責任を負うべきです。研究現場はポスドクや院生に丸投げしながら、終わったら使い捨てと言うなら、大学院など無い方がましだと思います。このような、金と人材と未来の無駄遣いが平然と行われていることに、何故国民が怒り出さないのか不思議ですが、多分事実を知らないのでしょう。
今回の件で一番歯がゆいのは、大学が黙っていれば、ポスドクや院生が無能だったということで、弱いものがスケープゴートにされて手打ちという現状です。これだけは納得がいないですね。
>今回の件で一番歯がゆいのは、大学が黙っていれば、ポスドクや院生が無能だったということで、弱いものがスケープゴートにされて手打ちという現状です。これだけは納得がいないですね。
歯がゆさややるせなさを通り過ぎて、現状は諦めの境地に入ってるということでしょうか。ポスドクの側としては文句を言っても改善されないのだから自分達で道を切り開こうとするのは当然ですよね。その結果として近い将来、弱小大学は国立であっても研究機関としての機能を失ってしまうだろうと予想しています。人を切り捨てるところに戻る人はいないのだから。
歯がゆさややるせなさを通り過ぎて、現状は諦めの境地に入ってるということでしょうか。ポスドクの側としては文句を言っても改善されないのだから自分達で道を切り開こうとするのは当然ですよね。その結果として近い将来、弱小大学は国立であっても研究機関としての機能を失ってしまうだろうと予想しています。人を切り捨てるところに戻る人はいないのだから。
弱小大学は弱小大学でそろそろ生き残りに必死ですよ。
教育者や研究者として有能な人間と認めれば、
常勤にしてなんとか引きとめようとしているところもあります。
それでも先は暗いようですが。
これは個人的な意見ですが、
あまり「責任」という考え方にとらわれ過ぎない方が良いような気もします。
目の前に一部のポスドクが日々の雑務やボスの指示に注力し過ぎて
研究者としての業績を残せず、40近くなっても全く評価されないという実例があるのですよ?
文部省や産業界の責任は必ずしも大学と一致しませんし、
あまり正面から他所の要求に答えようとしない方がいいです。
最低限でも対価を要求するというかWin-Winを目指すべきではないでしょうか?
教育者や研究者として有能な人間と認めれば、
常勤にしてなんとか引きとめようとしているところもあります。
それでも先は暗いようですが。
これは個人的な意見ですが、
あまり「責任」という考え方にとらわれ過ぎない方が良いような気もします。
目の前に一部のポスドクが日々の雑務やボスの指示に注力し過ぎて
研究者としての業績を残せず、40近くなっても全く評価されないという実例があるのですよ?
文部省や産業界の責任は必ずしも大学と一致しませんし、
あまり正面から他所の要求に答えようとしない方がいいです。
最低限でも対価を要求するというかWin-Winを目指すべきではないでしょうか?
私は海外で求職中です。
国内を優先して考えていましたが、最近無理だと考えるようになりました。
日本のことは気にかけてます。でも私も生きなくてはいけないのです。
いつか日本の学術分野がまともな形に戻ろうとする動きを見せたら
(そしてポストがあれば)喜んで帰国し、働きたいと思います。
私のような形で、若手研究者を他分野に転向させるのではなく
海外に温存しておき、再び必要な時に呼び戻せるようにしておくことは
必要なのではないかと思います。
いつか帰れる日まで、日本をよろしくお願いします。
国内を優先して考えていましたが、最近無理だと考えるようになりました。
日本のことは気にかけてます。でも私も生きなくてはいけないのです。
いつか日本の学術分野がまともな形に戻ろうとする動きを見せたら
(そしてポストがあれば)喜んで帰国し、働きたいと思います。
私のような形で、若手研究者を他分野に転向させるのではなく
海外に温存しておき、再び必要な時に呼び戻せるようにしておくことは
必要なのではないかと思います。
いつか帰れる日まで、日本をよろしくお願いします。
海外にいて思うのは、日本人研究者は真面目で、器用で重宝されています(うまく利用されている側面もありますが)。言葉・習慣の違いのハンディにもかかわらず、世界の研究者と対等以上に渡り合っています。日本人研究者の個々の能力はいい線いっています。しかし、アメリカには世界から優秀な研究者が集まってくるのに、日本では逆に流出してしまうというのが現状です。
現在のポスドクがPIとして中枢をしめるであろう10−20年後の日本のアカデミック研究はどうなっているだろうかと考えることがあります。熾烈な競争を勝ち抜いた優秀な研究者がPIになることにより、日本の研究の質が上がっているのでしょうか。それとも、優秀な人は日本のアカデミック研究に見切りをつけて、海外、企業、異分野に流出してしまって、日本のアカデミック研究は衰退していくのでしょうか。
(続く)
現在のポスドクがPIとして中枢をしめるであろう10−20年後の日本のアカデミック研究はどうなっているだろうかと考えることがあります。熾烈な競争を勝ち抜いた優秀な研究者がPIになることにより、日本の研究の質が上がっているのでしょうか。それとも、優秀な人は日本のアカデミック研究に見切りをつけて、海外、企業、異分野に流出してしまって、日本のアカデミック研究は衰退していくのでしょうか。
(続く)
また、アカデミックに生き残ってPIになった元ポスドク達は、自分たちの苦労を繰り返さないよう、大学・研究機関の改革を研究室レベルで行っていくでしょうか。それとも安定したポジションについたら喉元過ぎれば熱さ忘れるで、後進達を同じ用に扱うのでしょうか。もし前者のようになれば、10−20年後に希望があると思います。
今現在政治的な発言をするポスドクや院生を非難するような人は、同じことを繰り返すでしょうね。優秀であってもそういう人は沢山います。
景気のいい今のうちに学卒で一流企業に就職すれば30で7-800万はいきますよね。ポスドクとか助手で3-400万ですか?これからの時代に誰がそんな自殺行為をするのか不思議です。
> 現在政治的な発言をするポスドクや院生を非難するような人は、> 同じことを繰り返すでしょうね。
つられてみるけど、
政治的な発言をするポスドクや院生で、出来が良くて、業績がある奴は余りみたことがない。某NPOなんて、崩れの巣窟と思われてる。
本気なら、海外PDさんの言うように、10−20年後、自分達の時代になったとき、ポスドク改革をするしかない。
つられてみるけど、
政治的な発言をするポスドクや院生で、出来が良くて、業績がある奴は余りみたことがない。某NPOなんて、崩れの巣窟と思われてる。
本気なら、海外PDさんの言うように、10−20年後、自分達の時代になったとき、ポスドク改革をするしかない。
黙ってたほうが得ですから。
ポスドク問題は既に終わりだと思います。というより、もともと問題は存在してなかったのではないでしょうか。競争させることにより優秀な研究者を確保する。それ以外の者は自己責任で各自の進路を見つけだす。この2点を原則とすれば、科学成果が得られている以上、問題などはないのですから。誤算なのは博士号取得者がいつまでもアカデミックにしがみついていたことだけで、それも5年ルールが適用されれば問題ないでしょうし。
一番の問題点は、本当の問題点が顧みられず置き去りにされたということですね。いったいどの程度の研究者が日本の科学の未来が明るいと思っているのでしょう。また、大学教育が今後よくなることを期待している者がどの程度いるのでしょう。
一番の問題点は、本当の問題点が顧みられず置き去りにされたということですね。いったいどの程度の研究者が日本の科学の未来が明るいと思っているのでしょう。また、大学教育が今後よくなることを期待している者がどの程度いるのでしょう。
何度も主張していますが、私の知るポスドクのほとんどが自己責任を自覚しています。問題化することさえ余計なお世話で、誰も助けてくれないことなどは最初からわかっています。それだけではほとんどのポスドクが声を上げないままで終わりですが、このような連中に日本の科学と教育の将来を任せたままでいられるか、と思ったからこそ、自分たちで動き始めたのではないでしょうか。
私はさほど優秀ではありませんが、企業の話を蹴ってアカデミックに残ることにしました。割にあいませんし、自殺行為かもしれませんが、ポスドク問題についての議論を通して、自分の進もうとした道を再確認しました。それと同時に、日本の将来のためにも、変わる気のない大学を我々の世代が変えなければならないと感じました。
私はさほど優秀ではありませんが、企業の話を蹴ってアカデミックに残ることにしました。割にあいませんし、自殺行為かもしれませんが、ポスドク問題についての議論を通して、自分の進もうとした道を再確認しました。それと同時に、日本の将来のためにも、変わる気のない大学を我々の世代が変えなければならないと感じました。
鶏肋37歳PD さまおよびみなさま
大学を変える--その必要性を確かに感じます。が、その変える方向はいかに? というのも、今日竹中平蔵氏の以下の大学改革(東大だけに焦点を置いているが)のインタビューに遭遇してしまいました。彼の言う大学改革は、さらに競争原理だけを持ち込むように思え、悪化としかみえませんが、どうなんでしょうか。彼は某派遣会社の特別顧問に就くなど、日本の格差社会推進リーダーともいえるわけですが。
http://diamond.jp/series/nippon/10002/?page=2
彼は根拠としているタイムの上位10校は全部私立と言い切っていますが、オックスフォードもケンブリッジも私立となったのかな?
大学を変える--その必要性を確かに感じます。が、その変える方向はいかに? というのも、今日竹中平蔵氏の以下の大学改革(東大だけに焦点を置いているが)のインタビューに遭遇してしまいました。彼の言う大学改革は、さらに競争原理だけを持ち込むように思え、悪化としかみえませんが、どうなんでしょうか。彼は某派遣会社の特別顧問に就くなど、日本の格差社会推進リーダーともいえるわけですが。
http://diamond.jp/series/nippon/10002/?page=2
彼は根拠としているタイムの上位10校は全部私立と言い切っていますが、オックスフォードもケンブリッジも私立となったのかな?
大学院重点化の本当の目的は科学技術立国であって、それが達成されたかというと正直疑問です。
昔習った漢文の知識では
「科学技術立国」は、科学技術ガ国ヲ立テル
であり、アカデミアの方々が期待しているのは
国ガ科学技術ヲ立テル、「国立科学技術」
のような気がします。当事者達に「国を立てる」という気が全くなければ(好奇心なり、名誉欲なり、別にそれ以外の要素はあってもいいですが)、国民に見捨てられても仕方が無いと思います。
「科学技術立国」は、科学技術ガ国ヲ立テル
であり、アカデミアの方々が期待しているのは
国ガ科学技術ヲ立テル、「国立科学技術」
のような気がします。当事者達に「国を立てる」という気が全くなければ(好奇心なり、名誉欲なり、別にそれ以外の要素はあってもいいですが)、国民に見捨てられても仕方が無いと思います。
上の方は何個か前の「元ポスドク」とは違いますので前の元ポスドクとしました。
当事者に気があるかどうかはシステムが良ければ必ずしも必要ないと思っています。つまり、動機は名誉欲でも知識欲でも金銭欲でも、頑張れば国が立つようなシステムになっていれば良いのですが、そうなっていないからこういう話が出てくるのでしょう。人事のことで言えば優秀な人を取ろうというインセンティブは地方大ではまだまだ強くは働いていないと感じます。
当事者に気があるかどうかはシステムが良ければ必ずしも必要ないと思っています。つまり、動機は名誉欲でも知識欲でも金銭欲でも、頑張れば国が立つようなシステムになっていれば良いのですが、そうなっていないからこういう話が出てくるのでしょう。人事のことで言えば優秀な人を取ろうというインセンティブは地方大ではまだまだ強くは働いていないと感じます。
>>鶏肋37歳PD さん
> 誤算なのは博士号取得者がいつまでもアカデミックにしがみついて
> いたことだけで、それも5年ルールが適用されれば問題ないでしょう
あんたもその一人では?
どこかの大学にポジションの見込みと書き込んで居られたが、、
”のど元、過ぎて、、、”
って感じか?と思ってしまいました。。
5年ルールが適用されたら、あなたは最初に切られる立場ですよ。
> 誤算なのは博士号取得者がいつまでもアカデミックにしがみついて
> いたことだけで、それも5年ルールが適用されれば問題ないでしょう
あんたもその一人では?
どこかの大学にポジションの見込みと書き込んで居られたが、、
”のど元、過ぎて、、、”
って感じか?と思ってしまいました。。
5年ルールが適用されたら、あなたは最初に切られる立場ですよ。
>> iemonさん
「大学院生」は、重点化以降、確実にレベル低下した。
「大学教員」は、コネ就職が大半で、学生の企業就職の重要性が分かってない。実用化研究や、就職対策を馬鹿にする輩も多い。
「企業」は、「こんな教員の下に5年もいた奴は、頭が固まって、大学以外では使い物にならなくない。」 って考えてる。
結論:
大学、学生、企業が変わらないと、今のシステムは回らない。日本にあう大学院制度に修正するしかない。
大学院定員を、大学院生(留学生を除く)の就職実績数に連動させて減らしてはどうだろう。大学院が淘汰され、がんばれば就職できる程度の院生数になるだろう。
「大学院生」は、重点化以降、確実にレベル低下した。
「大学教員」は、コネ就職が大半で、学生の企業就職の重要性が分かってない。実用化研究や、就職対策を馬鹿にする輩も多い。
「企業」は、「こんな教員の下に5年もいた奴は、頭が固まって、大学以外では使い物にならなくない。」 って考えてる。
結論:
大学、学生、企業が変わらないと、今のシステムは回らない。日本にあう大学院制度に修正するしかない。
大学院定員を、大学院生(留学生を除く)の就職実績数に連動させて減らしてはどうだろう。大学院が淘汰され、がんばれば就職できる程度の院生数になるだろう。
前の元ポスドクさん
システムは誰が作ればよいのですか?やはり官僚ですか?
システムは誰が作ればよいのですか?やはり官僚ですか?
そういうことになるでしょうね。でもその官僚自体も問題がありますし、官僚に影響を与えられる人たちも同様で。そういうことを考えていると日本は問題だらけで、何かひとつ変えてすべてが解決するようなものはないですね。考えていると本当に暗くなってしまいます。日本全体やばいとおもうんですが、まだまだ世間では危機感が足りないと感じます。逃げ切りで改革を遅らせてきた団塊が数年後にいなくなるのが現在のささやかな希望です。
Cさん
> あんたもその一人では?
そう、まさにその当事者で、科学技術立国の掛声のもと、切り捨てられる存在です。前記の表現ではアイロニーにもなりませんでしたね。とはいえ切り捨てられる我々が問題だと叫んだとて、遠吠えでしかありません。問題点など無きに等しい。
真っ先に切り捨てられる身だからこそ、何としてでも残って変えてやろうと思う訳です。熱さも知らず太平楽に過ごしている方ばかりに任せてはいられません。
ところで、「日本にあう大学院制度」とは、就職のための大学院にする、ということでしょうか?修士に関しては半分はそうなっていると思うのですが。
> あんたもその一人では?
そう、まさにその当事者で、科学技術立国の掛声のもと、切り捨てられる存在です。前記の表現ではアイロニーにもなりませんでしたね。とはいえ切り捨てられる我々が問題だと叫んだとて、遠吠えでしかありません。問題点など無きに等しい。
真っ先に切り捨てられる身だからこそ、何としてでも残って変えてやろうと思う訳です。熱さも知らず太平楽に過ごしている方ばかりに任せてはいられません。
ところで、「日本にあう大学院制度」とは、就職のための大学院にする、ということでしょうか?修士に関しては半分はそうなっていると思うのですが。
前の元ポスドク さん
>そういうことになるでしょうね。でもその官僚自体も問題がありますし、官僚に影響を与えられる人たちも同様で。
システムは誰でも作れますよ。それを実行に移すのが官僚であり政治家であるというだけの話です。
今の日本の役所や政治が少なからず問題を抱えていることは確かですが。
>そういうことになるでしょうね。でもその官僚自体も問題がありますし、官僚に影響を与えられる人たちも同様で。
システムは誰でも作れますよ。それを実行に移すのが官僚であり政治家であるというだけの話です。
今の日本の役所や政治が少なからず問題を抱えていることは確かですが。
政治や役人のことを持ち出しても、我々にできることは研究室単位での改革しかないのではないですか。それだけしかできないし、それだけでも結構な効果はあると思いますが。問題は発展することを避け人脈に頼って生き残ることしか考えてないラボが足を引っ張ることだと感じてます。研究者として終わってる人でもPIになったらクビにはできないですからね。
確かに、まずは身の回り。でも政治や役人について語るのが無意味ってわけじゃない。アメリカの研究者は政治の話よくしてる。選挙も盛り上がるよ。
雑魚ポスドクさんのおっしゃるとおりでう自分ができることをやるしかない、というよりそれが大事ですね。またアイデア自体より、どう実行に移すのかで障害になっているのだと思います。
ところで今の仕組みや組織がダメだから、今のものを改革するのでなく、新しいものを作っていこう、という考え方(沖縄の大学院大学等)は失敗したと見ていいのでしょうか。僕は最初からダメだと思っていましたが。
ところで今の仕組みや組織がダメだから、今のものを改革するのでなく、新しいものを作っていこう、という考え方(沖縄の大学院大学等)は失敗したと見ていいのでしょうか。僕は最初からダメだと思っていましたが。
新しいといっても同じシステムの中で作られたものなので、大した違いはないでしょう。特に沖縄大学院は発想自体が官僚的です。とにかく国主導ではもう何も期待できないと思います。
大学院博士課程にに進学する学生が減ったというのは良い傾向だと思います。現状ではまともな感覚を持った人は進学しない。一方で、いつに時代にもいたように、割にあわないと承知した上で研究者を目指す優秀で志のある人は今の若者にも少数ながらいますし、何人か知っています。そういう人が絶えてしまった時がアカデミアの終焉でしょう。そういう人を絶やさないようにするには、質の良い研究をして、その面白さ、有益さを社会にアピールしていくしかない。
学生が減る事により、これまでのように学生を安い労働力として扱ったり、出来の良いのはほっといても勝手に伸びる、なんてやり方は通用しなくなります。ひとりひとり大事にせざるを得なくなる。そうしなければ研究室に人が来ない。会社勤めをしていた事がありますが、企業は人材育成に力を入れている。各種研修、セミナーから英会話教室・通信教育の費用補助に至るまで、向上心のある人間をサポートする。研究職だと、専門性を深めるだけでなく、幅広い知識を持つ事を要求される。社員が成長しなければ会社は発展しないと知っています。
(続く)
学生が減る事により、これまでのように学生を安い労働力として扱ったり、出来の良いのはほっといても勝手に伸びる、なんてやり方は通用しなくなります。ひとりひとり大事にせざるを得なくなる。そうしなければ研究室に人が来ない。会社勤めをしていた事がありますが、企業は人材育成に力を入れている。各種研修、セミナーから英会話教室・通信教育の費用補助に至るまで、向上心のある人間をサポートする。研究職だと、専門性を深めるだけでなく、幅広い知識を持つ事を要求される。社員が成長しなければ会社は発展しないと知っています。
(続く)
こういう考え方は大学では希薄です。次の時代の人材を育てるなんて本気で考えている人はあまりいない。企業のやり方が何でもいいとは言いませんが、学ぶべき点は多いと思います。特に、どなたかがおっしゃっているように学生の質が低下しているとすれば、ちゃんと教えて一人前に育てることの重要性が増してきます。教え方のうまいラボが業績も出るようになります。
一方、学生の心構えとして基本的だがとても重要な事として、研究室選びはとても重要で、それは自分の責任だということです。研究室はピンキリなので、その業績、研究費、出身者の進路、在籍者・出身者の評判をしっかり調査することは大切です。しかしいくら調べても、実際中に入ってみたら違っていたという場合もあります。そういう時は研究室を移ることも必要でしょう。ただし、理想的な研究室など存在しませんし、プラス面、マイナス面をはかりにかけて、多少の事は我慢する事も必要です。また移籍ばかりしていたら本人に問題があると思われるので注意が必要です。要するに学生が研究室を選別するのです。ただでさえ学生が減るのに、そういう意識が浸透すれば、教官は学生を大切にせざるを得なくなります。
一方、学生の心構えとして基本的だがとても重要な事として、研究室選びはとても重要で、それは自分の責任だということです。研究室はピンキリなので、その業績、研究費、出身者の進路、在籍者・出身者の評判をしっかり調査することは大切です。しかしいくら調べても、実際中に入ってみたら違っていたという場合もあります。そういう時は研究室を移ることも必要でしょう。ただし、理想的な研究室など存在しませんし、プラス面、マイナス面をはかりにかけて、多少の事は我慢する事も必要です。また移籍ばかりしていたら本人に問題があると思われるので注意が必要です。要するに学生が研究室を選別するのです。ただでさえ学生が減るのに、そういう意識が浸透すれば、教官は学生を大切にせざるを得なくなります。
最後に(長過ぎ)、私を含むポスドクに対して。上の世代を見ると割にあわないと思いますが、それはまあ仕方のない事です。どうせ彼らは先に引退します(批判的な書き方をしましたが、もちろん優秀で良心的な方はたくさんいます)。運良くPIになれれば(あるいはなれなくても)、研究室レベルで改善していく事は出来ます。ただPIになった元ポスドク達も立場が変われば考え方が変わってしまうかもしれません。場合によっては苦労してPIになったんだから学生をこき使ってやる、なんてことになってしまうかもしれません。ひょっとしたらこれまでそういう歴史の繰り返しだったのかもしれません。そうならないよう、学生、ポスドク時代に思った事、考えた事を記録しておくといいんじゃないでしょうか。それをアカデミアにしろ、異業種にしろ将来立場が変わった時に読み返してみたら結構有益かもしれません。少なくとも日本の科学史に一過性に生じた妙な現象の記録として貴重かもしれません。
6年間のポスドク(国内と海外)を経て、今春から助教(任期付き)になった者です。
沖縄大学院大学はまだ開学さえしていないのだから、成功か失敗かの判断を下すのは早すぎませんか?
それはさておき、制度(システム)を変えるのが先か、(現場レベルでの)意識を変えるのが先か、というのはいろいろと議論のあるところですが(もちろん、両方とも重要なのですが)、大学の研究室という現場の最前線にいる者としては、制度(システム)の改革は待っていられません。研究室レベルでの研究と教育の改善の努力をしていきたいと思っています。
沖縄大学院大学はまだ開学さえしていないのだから、成功か失敗かの判断を下すのは早すぎませんか?
それはさておき、制度(システム)を変えるのが先か、(現場レベルでの)意識を変えるのが先か、というのはいろいろと議論のあるところですが(もちろん、両方とも重要なのですが)、大学の研究室という現場の最前線にいる者としては、制度(システム)の改革は待っていられません。研究室レベルでの研究と教育の改善の努力をしていきたいと思っています。
どうして、日本人はこうも熱しやすく冷めやすいのでしょうか?結局、十分な分析・議論もせれないままです。結局は、ポスドク問題は現在のポスドクの問題として微かに認識されただけでした。
例えば、大学教員らは自らの職を死守するあまり、ポスドクに多様なキャリアパスを説くが、自分ら大学教員には何も求めず、まるで他人事。どうして研究者の流動性をポスドクだけに求めるのか疑問です。
ポスドク問題、高齢者医療制度など現在の日本の抱える多くの問題の責任を、日本社会は若者だけに押し付けている。こんな社会では、若手研究者だけでなく若者は希望が持てません。さらには、結婚して子供を残そうなんって考える若者またそのような余裕がある若者が減るのも当然です。
例えば、大学教員らは自らの職を死守するあまり、ポスドクに多様なキャリアパスを説くが、自分ら大学教員には何も求めず、まるで他人事。どうして研究者の流動性をポスドクだけに求めるのか疑問です。
ポスドク問題、高齢者医療制度など現在の日本の抱える多くの問題の責任を、日本社会は若者だけに押し付けている。こんな社会では、若手研究者だけでなく若者は希望が持てません。さらには、結婚して子供を残そうなんって考える若者またそのような余裕がある若者が減るのも当然です。
>さらには、結婚して子供を残そうなんって考える若者またそのような余裕がある若者が減るのも当然です。
その通りだと思います。
若者に余裕が無いから子供がほしいと思えない。本当に悪循環ですね。
ポスドクの年齢なんて、本当は子供が2-3人いてもおかしくない年齢なのではないでしょうか?
テーマずれしてすみません。
その通りだと思います。
若者に余裕が無いから子供がほしいと思えない。本当に悪循環ですね。
ポスドクの年齢なんて、本当は子供が2-3人いてもおかしくない年齢なのではないでしょうか?
テーマずれしてすみません。
なるほど。今回もまた現・大学教員の職が守られたというわけです。
> 今回もまた現・大学教員の職が守られたというわけです。
任期のある職(ポスドク、テニュトラ)を10年以上続けて、パーマネントを得た。万年助手や、いい加減な地方大学教員は、どうかと思う。ただ、彼らを辞めさせて溜飲を下げたところで、ポスドク問題は解決しない。
逆に、不安定な職が増えて、任期ナシの常勤職が減るだけと思う。
任期のある職(ポスドク、テニュトラ)を10年以上続けて、パーマネントを得た。万年助手や、いい加減な地方大学教員は、どうかと思う。ただ、彼らを辞めさせて溜飲を下げたところで、ポスドク問題は解決しない。
逆に、不安定な職が増えて、任期ナシの常勤職が減るだけと思う。
なんで不安定な職が増えると決め付ける?
今すぐできれば優秀な人は職を得られるでしょう。それ以上に努力して成果を挙げれば職が得られるということが示されることの好影響は大きい。
不安定かどうかは中にいる人の都合。典型的な既得権擁護の発想だよ。
今すぐできれば優秀な人は職を得られるでしょう。それ以上に努力して成果を挙げれば職が得られるということが示されることの好影響は大きい。
不安定かどうかは中にいる人の都合。典型的な既得権擁護の発想だよ。
問題は成果を挙げられなかった人をどう処分するか、でしょう。ポスドク問題もつまるところ「人余り」の問題なわけですし。使えない研究者を書類書きとして事務官に回した国研もあったそうですが、かえって混乱するだけだったようですしね。
今の仕組みでいう優秀って本当に科学技術立国に役立つの?そこから考えないと意味ないような。
>> ↑↑↑
> 努力して成果を挙げれば職が得られるということが示される..
今も、業績を上げれば、採用はあるよ。自分は公募採用だ。
助教(助手)への任期制の導入の経緯を知らないのか?
ポスドクや院生が、「万年助手」を槍玉にあげ、「ダメな助手をクビにして、優秀な人に職を与えれば活性化する」と吹聴した。
しかし、雇用は契約。簡単に、クビには出来ない。そこで、助教に任期が導入された。助教(任期なし)→助教(任期付)に職種を変え、ダメなら退職させた。結果的に、殆ど全ての「助教」は任期付になり、不安定な職が増えただけ。
同じことの繰り返しになると思う。
> 努力して成果を挙げれば職が得られるということが示される..
今も、業績を上げれば、採用はあるよ。自分は公募採用だ。
助教(助手)への任期制の導入の経緯を知らないのか?
ポスドクや院生が、「万年助手」を槍玉にあげ、「ダメな助手をクビにして、優秀な人に職を与えれば活性化する」と吹聴した。
しかし、雇用は契約。簡単に、クビには出来ない。そこで、助教に任期が導入された。助教(任期なし)→助教(任期付)に職種を変え、ダメなら退職させた。結果的に、殆ど全ての「助教」は任期付になり、不安定な職が増えただけ。
同じことの繰り返しになると思う。
そういう時こそ法人化の意味があるんでは? 大学や研究所が各自、任期がいいのか悪いのか判断すればいいことでしょう。 そうやってみな空気に習えで自分で判断しないのが一番の問題。
大学が、独法になろうが、民間になろうが、雇用契約の問題だから、
> 簡単に、クビには出来ない。
って状況は変わらない。私大を見てみろ。ダメ教授が山ほどいる。
クビを切るなら、契約の変更が必要で、助教の場合、任期導入となった。
> 簡単に、クビには出来ない。
って状況は変わらない。私大を見てみろ。ダメ教授が山ほどいる。
クビを切るなら、契約の変更が必要で、助教の場合、任期導入となった。
「首にできれば」と言う話をしているのに、首にできないから・・・と言う議論???
>雇用契約の問題だから、
>> 簡単に、クビには出来ない。
って簡単に言うけど、仕事をしていない人をなぜ首にできないのか不思議なんですね。仕事をしなくても首にならない契約なんてありえないでしょ。企業だと首も左遷もあるよ。自分たちの仲間うちの論理でできないと決め付けて、その仲間内の論理自体を疑わないというのは大学人の問題を良く表していると外からは見えますね。
>雇用契約の問題だから、
>> 簡単に、クビには出来ない。
って簡単に言うけど、仕事をしていない人をなぜ首にできないのか不思議なんですね。仕事をしなくても首にならない契約なんてありえないでしょ。企業だと首も左遷もあるよ。自分たちの仲間うちの論理でできないと決め付けて、その仲間内の論理自体を疑わないというのは大学人の問題を良く表していると外からは見えますね。
ポスドク問題にはマスとしての問題(数が多すぎて就職できない)と公平性の問題(業績があるのに就職できない)があります。(今に始まったことではないが深刻化した)社会問題としては前者ですが、研究コミュニティーとしては後者の方が問題が大きいと考えていますが、これはほとんど問題にされませんね。
もう少し一般化して世代間問題と思われているものを考えると、
全体のパイが小さくなり、不安定になってきいるのだから、それを全体でカバーすればよいのですが、既得権を持っている人ががんばってしまうためにそれができなくなり、不安がさらに増えるという悪循環があるようです。既得権側からすると手放すものはちょっとしたことなのですが、もっていないほうからはそれはものすごく大きい。社会全体をどうやって正常なものにするかという大きな観点で考えないといけない。
全体のパイが小さくなり、不安定になってきいるのだから、それを全体でカバーすればよいのですが、既得権を持っている人ががんばってしまうためにそれができなくなり、不安がさらに増えるという悪循環があるようです。既得権側からすると手放すものはちょっとしたことなのですが、もっていないほうからはそれはものすごく大きい。社会全体をどうやって正常なものにするかという大きな観点で考えないといけない。
ポスドクだけでもまとまって動く必要があるけど、それすらできないようではどうにもならんでしょう。
>>前の元ポスドク
> 仕事をしなくても首にならない契約なんてありえないでしょ。
「ダメ教員」も、仕事はしている。
大学教員の「仕事」は研究だけでなく、授業、学内の管理運営、予算の獲得、学生の企業就職関連など、様々。さらに学会の運営もある。
研究指導が平均点でも、その他の仕事が上手ければ、クビは難しい。
逆に、研究だけできても、教育や大学運営の実績が無ければ、ある年齢を越えると、就職が難しい。准教授以上への応募になるから。。
> 仕事をしなくても首にならない契約なんてありえないでしょ。
「ダメ教員」も、仕事はしている。
大学教員の「仕事」は研究だけでなく、授業、学内の管理運営、予算の獲得、学生の企業就職関連など、様々。さらに学会の運営もある。
研究指導が平均点でも、その他の仕事が上手ければ、クビは難しい。
逆に、研究だけできても、教育や大学運営の実績が無ければ、ある年齢を越えると、就職が難しい。准教授以上への応募になるから。。
典型的な反応をしてきますね。
そういう人たちがいる弊害が本当にわかっているなら、首ではない処遇をして弊害を取り除こうという発想はないんでしょうかね。
そういう人たちがいる弊害が本当にわかっているなら、首ではない処遇をして弊害を取り除こうという発想はないんでしょうかね。
大学教員の公募をみると、「大学運営に協力できる人」っていう一文が入ったものが結構ある。
公募の応募者の中で、業績がトップでなくても、大学に貢献する人物なら、採用になる可能性があるし、逆に、業績が相当あっても、貢献できる可能性が薄ければ、採用されない。
--
企業も同じで、ポスドクに研究能力があっても、会社組織や対外的な関係の中で、人脈を築いて動く能力が無ければ駄目だ。
ポスドクを長年続けている人は、対人関係を築き、仕事に結びつけるのが下手な人が多いと思う。
世の中を変えろ、大学を変えろと言うのも理解できるし、大学や企業も認識を変える必要がある。しかし、他人に変化を求める前に、まず最初にできることは、自分自身を変えることだと思う。
公募の応募者の中で、業績がトップでなくても、大学に貢献する人物なら、採用になる可能性があるし、逆に、業績が相当あっても、貢献できる可能性が薄ければ、採用されない。
--
企業も同じで、ポスドクに研究能力があっても、会社組織や対外的な関係の中で、人脈を築いて動く能力が無ければ駄目だ。
ポスドクを長年続けている人は、対人関係を築き、仕事に結びつけるのが下手な人が多いと思う。
世の中を変えろ、大学を変えろと言うのも理解できるし、大学や企業も認識を変える必要がある。しかし、他人に変化を求める前に、まず最初にできることは、自分自身を変えることだと思う。
あのー、いまさら何をあたりまえの話をなさっているんでしょうか。
大学の批判をされたらポスドクの批判ですか。
大体僕はポスドクじゃあないし、ポスドク問題よりもっと大きい問題に興味があるんですけどね。
>大学に貢献する
っていうのが曲者で、普通に考えると研究、教育、運営などで結局は大学の外に対して貢献することになるんだけど、大学の内輪の人間関係の中で「貢献する」は中に貢献することになりがちだ。そういう態度からはコネ人事等も否定できなくなる。こういうことを考えているとかなり組織や人間関系の根本に行き着きます。結構大変ですよ。
大学の批判をされたらポスドクの批判ですか。
大体僕はポスドクじゃあないし、ポスドク問題よりもっと大きい問題に興味があるんですけどね。
>大学に貢献する
っていうのが曲者で、普通に考えると研究、教育、運営などで結局は大学の外に対して貢献することになるんだけど、大学の内輪の人間関係の中で「貢献する」は中に貢献することになりがちだ。そういう態度からはコネ人事等も否定できなくなる。こういうことを考えているとかなり組織や人間関系の根本に行き着きます。結構大変ですよ。
内向き志向なのは日本のアカデミアそのものがそうですからね。えらい先生からポスドクまでひっくるめて。
>> 前の元ポスドクさん
> 大学の批判をされたらポスドクの批判ですか。
あなたの大学批判へ、反論はありますが、書きませんでした。理由は、
私は大学教員ではないからです。(連携大学院の院生は受入れてます)。
文章の頭にあった、大学批判への反論を除いて、書き込んだので、話をそらしたように取られたら失礼。
---
>ポスドク問題よりもっと大きい問題に興味があるんですけどね。
勝手な推測だけど、
ポスドクを辞めて、企業(ベンチャー系?)で働き始めたら、日本のバイオ産業が弱く、補助金ベンチャーばかり。製薬も世界的な再編の流れの中で、日本で残れる企業はほとんど無い。食品も然り。そんな現状に気がついたってことかな。
確かに、日本はバイオ産業が育っていない。今後、日本の産業構造の上で、大きな問題になると思う。
> 大学の批判をされたらポスドクの批判ですか。
あなたの大学批判へ、反論はありますが、書きませんでした。理由は、
私は大学教員ではないからです。(連携大学院の院生は受入れてます)。
文章の頭にあった、大学批判への反論を除いて、書き込んだので、話をそらしたように取られたら失礼。
---
>ポスドク問題よりもっと大きい問題に興味があるんですけどね。
勝手な推測だけど、
ポスドクを辞めて、企業(ベンチャー系?)で働き始めたら、日本のバイオ産業が弱く、補助金ベンチャーばかり。製薬も世界的な再編の流れの中で、日本で残れる企業はほとんど無い。食品も然り。そんな現状に気がついたってことかな。
確かに、日本はバイオ産業が育っていない。今後、日本の産業構造の上で、大きな問題になると思う。
↑↑さん。
おっしゃるとおりバイオ産業の問題もありますが、「日本問題」全体ですかね。
簡単に言うと部分の最適化が全体の最適化にならなくなっていると言うことかと思います。大学問題にはこれが顕著だと思っています。
おっしゃるとおりバイオ産業の問題もありますが、「日本問題」全体ですかね。
簡単に言うと部分の最適化が全体の最適化にならなくなっていると言うことかと思います。大学問題にはこれが顕著だと思っています。
>>任期のある職(ポスドク、テニュトラ)を10年以上続けて、パーマネントを得た。万年助手や、いい加減な地方大学教員は、どうかと思う。
私も、任期のある職(ポスドク、任期付き助手・講師)を10年以上続けて、パーマネントを得ましたが、
「いい加減な地方大学教員」
というのは、まるで地方大学教員が全ていい加減のようであり、また、いい加減な旧帝大教員はOKといっているように聞こえるので、訂正をお願いしたい。ちなみに、うちは大学受験における偏差値上は、国立大で底辺クラスですが、教員の方はちょくちょく旧帝大に異動します。
私も、任期のある職(ポスドク、任期付き助手・講師)を10年以上続けて、パーマネントを得ましたが、
「いい加減な地方大学教員」
というのは、まるで地方大学教員が全ていい加減のようであり、また、いい加減な旧帝大教員はOKといっているように聞こえるので、訂正をお願いしたい。ちなみに、うちは大学受験における偏差値上は、国立大で底辺クラスですが、教員の方はちょくちょく旧帝大に異動します。
久しぶりにのぞいたら、こんな話題が出ていたのですね。
こうして、様々な社会問題が闇に葬り去られていくのですね・・・。
今、PD・ODの立場で何か言っても「負け犬の遠吠え」的な揶揄をされてしまいます。こうなったら、何が何でも相応のポジションを見つけて、然る後に存分に体制批判&改革に向けての活動をさせていただきますよ。
こうして、様々な社会問題が闇に葬り去られていくのですね・・・。
今、PD・ODの立場で何か言っても「負け犬の遠吠え」的な揶揄をされてしまいます。こうなったら、何が何でも相応のポジションを見つけて、然る後に存分に体制批判&改革に向けての活動をさせていただきますよ。
ポスドク問題は文化系から理科系への攻撃と見なせると思います。
http://www.geocities.jp/researcher2008_1_25/index.html
http://www.geocities.jp/researcher2008_1_25/index.html
う~む。そのように考えたことはなかったです。
日本はポスドク問題についてまともに取り合っていません。
自己責任論だけで片付けてしまっていて、それで終わってしまいます。
日本はとっとと見切って海外に出ましょう
自己責任論だけで片付けてしまっていて、それで終わってしまいます。
日本はとっとと見切って海外に出ましょう
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