5号館を出て

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夏至:薄暮の北大農場 (ターシャ・テューダー没)

 このところ肌寒い日が続く札幌です。今日も最高気温が20℃を越えなかったのではないかと思われますが、それでも札幌にも夏至が訪れます。日没が午後7時過ぎということで、午後7時頃でもかなり明るかったため、北大農場を通って大きく遠回りして帰ってみました。

 農場では様々な植物が育ち初めておりました。これは、麦かなにかでしょうか。さすがに、北海道らしい風景になります。
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 隣はトウモロコシ。北海道ではトウキビと呼びますが、まだまだ小さいですね。
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 農場を抜けて、いったん北大の外に出て北上し、北キャンパス(全学教育センターあたりですが)の西端にある、現在はほとんど使われていない門から再び北大の中に戻りました。ここには8年前に植えられた「平成ポプラ並木」があるのです。さすがに植えられた直後と比べると、ずいぶん大きくなりました。
夏至:薄暮の北大農場 (ターシャ・テューダー没)_c0025115_224673.jpg
 まだまだ若木ですが、ポプラ並木らしくなってきました。

 ここから、本物のポプラ並木の方向を望むと、札幌駅のJRタワー(中央)やその左側にそびえる北口の高層マンションが目立ちますが、ポプラの木と重なって見える茶色の理学部ビル(右から6号館、5号館、見えにくいですが2号館と並びます)も存在感を主張しています。

 涼しい毎日を送りつつ、もう明日からは日が短くなるかと思うと、今年はもう夏が終わったような気分にもなってしまいます。まさかそんなことにはならないとは思いますが、毎年のように記録的な気象状況に見舞われる昨今ですので、ありえなくもないのかもしれません。そうなると、ひさびさの「冷害」ということになるでしょう。冷害とは、「地球温暖化」と矛盾するようにも思えますが、温暖化に伴って起こる異常気象の中でそういうこともあり得るという話を聞いたことがあるります。

 さて、突然話は変わりますが、ターシャ・テューダーさんが18日に亡くなられたそうです。92歳。ここ数年、我が家の居間のカレンダーは「ターシャの庭」シリーズと決まっており、美しく変わる四季の植物と、動物たち、ターシャと子供たちが見る度に癒しをくれていました。今年のカレンダーもとても素敵です。今月はラズベリーを食べながら紅茶を飲むターシャの写真です。この庭のどこかで安らかな眠りにつくことができるのならば、満足できた一生だと自他共に認めることができるのではないでしょうか。
夏至:薄暮の北大農場 (ターシャ・テューダー没)_c0025115_21524823.jpg
 ご冥福をお祈りします。(合掌)
Commented by S濃 at 2008-06-22 05:52 x
最初の写真。エンバクだと思います。
Commented by stochinai at 2008-06-22 08:13
 ありがとうございますm(_ _)m。イネやムギの仲間はいつまでたっても、さっぱり見分けられるようになりません(^^;)。エンバクといえば、猫が食べる草ですね。たしかに若い芽はおいしそうです。
Commented by 花見月 at 2008-06-22 17:10 x
ターシャは憧れの人でした。
by stochinai | 2008-06-21 22:20 | 札幌・北海道 | Comments(3)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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