5号館を出て

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2006年 12月 16日 ( 1 )

 今日は月例のペンギンカフェの日でしたが、ペンギン・ヴォルテール君の代弁者である代表代理のK屋さんがパタゴニアへと氷河調査に飛び立ってしまったので、残留組のみによる運営となってしまいました。しかし、代表代理が昨日(今朝?)までいろいろと気配りしていってくれましたので、今月分のみならず、来年4月頃までの予定もほぼ固まりつつあります。さすがに、別名をK屋カフェといわれるだけあって代表代理はがんばっております。

 さて、このペンギンカフェの特徴のひとつが、参加者がいつの間にかゲストやインタビュアーになってしまうということです。今日のゲストも、常連参加者のHUSさんとCAPさんこと、北海道大学図書館のS田さんとS木さんでした。会のスタイルも、今までにない形のインタビュアーなしというもので、ゲストのお二人が掛け合いで話したり、打ち合わせ済みの(みんながそのことを知っているので、「やらせ」とは言いません)質疑応答をしたり、コントをしたりとユニークさという点では、あらゆる意味で新趣向だらけのカフェでした。

 今の図書館は、本を集めて並べておいて来館者の来るのを待っているという「いわゆる昔風の図書館」の機能に加えて、電子ジャーナルの購読と学内LANにおける閲覧サービス、および機関リポジトリによる学内の研究者による論文と教育資料蒐集とインターネットによる世界への無料公開という、今までになかったサービスを積極的に行っています。

 特に北海道大学図書館の機関リポジトリは、全国的にも先端を行くトップランナーなのです。HUSCAPという名で有名になりつつある機関リポジトリ成功の陰に潜む図書館員の努力と工夫を聞かせていただきました。

 今まで参加者として、何回もカフェをごらんになってきているお二人ですが、カフェの主役になることになって、かなり準備をされて今日に臨んだようです。実際にやってみて、予想通りには進まなかったところもままあったようですが、お二人とも楽しそうに会を進行してくださいました。我々も参加したコント(税金、研究費、出版社、研究者、著作権etc)では、学術出版の現状が的確にしかもわかりやすく説明されました。

 「反省会」では、S田さんは「またやりたい」とおっしゃっていましたし、S木さんもこれからいくらでもできそうという雰囲気でした。これから、学内のあちこちでHUSCAPカフェが行われるような予感がしました。

 私の印象としては、図書館の方の話を聞く度に新しい発見があるのですが、今日はHUSCAPが大学や文科省が命令して始まったものではなく、図書館員が自主的に考え、自主的に始めたプロジェクトだということと、機関リポジトリ専門のOAIsterという検索システムもできているということを知ったことが大収穫でした。

 図書館および図書館員の強力な協力なしには、この先大学や研究機関は生き残っていけないと、しみじみ感じさせられました。

 図書館を笑うものは、図書館に泣きますね。
by stochinai | 2006-12-16 23:59 | CoSTEP | Comments(0)

今日二つ三つ朝顔の通り道          稲畑廣太郎


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