5号館を出て

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カテゴリ:医療・健康( 102 )

昔は薬、今は嗜好品

 今日は今年最初の「枝・葉・草」の収集日でした。今年は少し早めに進行した我が家からも大量の「枝・葉・草」を出さしていただき、かなり庭がスッキリしました。

 今日は「天使の補講の日」ということで午前中から天使大学です。午前中は天気も良かったのですがちょっと風があり、昼に終わる頃には全天曇ってきて、午後1時ころには少し雨も降りはじめました。私はなんとか雨には当たらずに帰ってこれました。

 というわけで風と雨の外では写真も撮る気になりません。明日は普通の「天使の日」なのでその準備もあり部屋で作業中です。

 季節としてはすでに「立夏」になっており、今日は第20候「みみずいずる」となりました。啓蟄から2ヶ月たってようやくミミズが出てくる季節ということなのかもしれませんが、ミミズは啓蟄の頃から活動していたような気もします。

 それはさておき、「くらしのこよみ」での旬の野菜はアスパラガスでした。

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 最近はこういうビンテージもののボタニカル・アートを見るとついついネット検索をして原典を探す癖がついています。今回はちょっと苦戦しましたが、なんとか一覧ページにあった図にはたどりつけました

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 「くらしのこよみ」にある『薬用植物事典』そのものではなかったのですが、そこからの図が掲載されているようです。


 説明もないので(あってもフランス語がどこまでわかるか謎ですが)確かなことは言えませんが、この時代には現在はほとんど嗜好品としてしか扱われないものが「薬」として珍重されていたことがうかがわれる図録となっています。

 気になったものを並べてみました。まずはバナナ。

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 なんの薬だったのか気になりますが、カロリーが高いので滋養食でしょうか。続いてピーナッツ。

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 こちらは脂分がたっぷりなので薬の効果はあるのかもしれません。そしてパイナップル。

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 タンパク質分解酵素が含まれているらしいので、消化不良の薬でしょうか。もうひとつ気になったのはアーモンド。

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 これはピーナッツと同じような効果があるのかもしれません。

 まあ、コーヒーも昔は薬として広まったそうなので、珍しい食べ物は最初はみんなくすりだったのかもしれませんね。

 今回は借り物ばかりで失礼いたします。






by STOCHINAI | 2017-05-10 21:50 | 医療・健康 | Comments(0)
 21日の夜から熱っぽく身体がだるかったので、いつものように早めに暖かくして寝ていました。いつものように汗をいっぱいかいて、この調子なら寝てるだけで治るかなという感じだったのですが、明け方になってからなんとしつこいしゃっくりに襲われはじめたのです。(いらすと屋さんからしゃっくりの絵をお借りしました。)
 
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 ネットを検索するとしゃっくりの止め方というのがいろいろと書いてあります、とりあえず砂糖を飲むとか、耳に指を突っ込むとか、息を止めるとか全然効果がありません。

 そのうち、熱(高熱でというほどでもなく38-39℃ですが)も出ていることがわかったので熱はともかくしゃっくりを病院で止めてもらえるものかどうかわからなかったのですが、(明日は休日ということもあり)昼ちょっと前に近く病院に行ってきました。主訴はしゃっくりと発熱でしょうか(笑)。

 熱の出始めということでインフルエンザの判定はせずに、しゃっくりを止めることと熱が出たらということで解熱剤をもらって帰ってきました。

 病院でのお話で目からウロコだったのは、しゃっくりの原因のひとつは脱水症状にともなう電解質の減少のようです。だから、脱水症状の自覚はあったのですが、それを解消するためにお茶や水を大量に飲むとこれはある意味、逆効果だったようです。というわけで病院からの指導で、近くのスーパーで大塚のOS-1という保水液を買ってきてそれをごくごく飲んでいます。

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 それはそれとして、病院ではまずコーヒーシュガーを5袋立て続けに飲まされました。そうですか、砂糖は大量に飲まないとダメなんですね (ネットの情報では量についての詳しい記述がなかったような・・・。そう言えば、大さじ一杯のというのはそういうことだったのかも?)。

 そして、なんとしゃっくりが出たら止める薬というものを2種類(たった3個ずつですが)頂きました。

 砂糖だけではピタッとは止まらなかったのですが、この薬(プリンペラン錠とセルシン錠)はよく効きました。しゃっくりを止める薬というものがあることも始めて知りましたが、脱水症状の改善に電解質補給が必要だということはちょっと「目からうろこ」でした。

 お医者さんはやっぱりプロだなあ。






by STOCHINAI | 2016-12-23 09:35 | 医療・健康 | Comments(0)

病院2日目 

 入院2日目、FBに沢山の方々からのお見舞い・励ましをいただきありがとうございました。初めての経験でしたが、救急車で搬送されて入院というようなストーリーではなかったため、ちょっと不謹慎な記事になっていたかもしれないことを反省しております。それにしても、なにごとも経験、またいろいろな知見が増えた気がします。

 こちらは今朝、病院の窓から見えた風景。

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 対象がぼけているのは窓に入った鉄線にフォーカスが合っているせいですが、思わぬ効果となりました。

 というわけで今日も点滴。

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 こちらが成分。

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 少しは病院らしい雰囲気を出そうと、入り口脇の光景をモノクロで撮ってみました。

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 すごくきれいな病院なのですが、モノクロで撮ると古い病院の雰囲気がしてきます。

 もちろん、重篤な患者さんもたくさん入院していらっしゃるので、こちらのほうが適切な写真なのかもしれません。

 私に関しましては、主治医の院長先生から明日の退院を許可していただきました。






by STOCHINAI | 2016-12-09 19:25 | 医療・健康 | Comments(0)

入院ナウ

 先月、人間ドックで2検体中1つにプラス・マイナスの潜血があるということで精密検査を要求されていたのですが、昨日の検査食の一日を経て、本日、大腸内視鏡カメラ検査を受けました。受ける前から、小さなポリプがあったら勝手に切除してよいかという件と、たくさん切ったら入院になるがいいかという承諾書にサインをさせられていたのです。

 大腸内視鏡は前に一度受けたことがあったので、軽い気持ちでOKのサインをしてあったところ、ポリプが5個切除されたということで入院を命じられました。

 というわけで、「点滴ナウ」です。

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 最初は明日にも出られるようなことだったのですが、病院も忙しいみたいで2日いてくださいということになっているようです。週末にかかると月曜まで出してくれないおそれもあるのでしょうか。

 というわけで覚悟を決めて「ベッド・ナウ」となりました。

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 とりあえず、土曜日のお約束の方には別途お断りの連絡をさせていただきますが、現在生まれて初めての入院と、生まれて初めての点滴をもの珍しく体験中です。

 とりあえず、元気で夕食もご飯粒一つ残さず食べましたので、ご心配なく。

 そろそろ電気が消されるのかな・・・・・。






by STOCHINAI | 2016-12-08 20:44 | 医療・健康 | Comments(2)

北大病院にドクターヘリ

 夕方、やけにプロペラの音がやかましいと思ったら、北大病院の駐車場脇にある芝生ヘリポートと思われるところへヘリコプターが降りていくところ(つまり、イチョウ並木近辺にある巨木の中にヘリコプターが吸い込まれているところを目撃しました。

 これが噂に聞いていた北大病院のドクターヘリだと思います。(こちらが、その時にH中さんからお借りした演習中の写真です。)

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 これが降りた後、しばらくしてからの写真です。

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 左奥にあるのが北大病院の本館で、ヘリコプターは画面中央に小さく2本ツノのようにちょこんと出ている木のあたりに沈みました。

 降りたからには必ず出てくるはずだと待ち構えていましたが、なかなか出てきません。20-30分後にようやく出てきました。

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 降りたところのちょっと左側でした。ちょっと拡大してみます。

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 あまり良く見えません。

 こちらがその次の写真です。

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 これならかろうじて、このヘリコプターが一番上の写真に写っているものとほぼ同じ型のものだとわかります。
 
 そして、暗くなりつつある北西の空へと消えていきました。

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 運ばれてきたであろう患者さんの無事を祈るとともに、このヘリがなければ短い時間ではとても設備の整った病院に運ばれることが無理な患者さんの救命率は格段に上がることが実感できます。

 しかもこのドクターヘリの場合は、医師も同乗しておりヘリコプターの内部が緊急病棟ER並みの設備があるということですから、病院についた時には応急処置は終わっているという優れたものらしいです。

 もちろん、こうしたもののお世話になるような事態は避けたいですが、そうなった時の命綱があると思えることは心強いものです。

 待機しているパイロットと医師の皆さんも出動がないに越したことはないと思っているでしょうが、出たからには助けたいと思うんでしょうね。

 うむむ、複雑。
by STOCHINAI | 2015-08-21 18:58 | 医療・健康 | Comments(0)

定期胃カメラ

 2年ちょっと前に胃潰瘍で通院し、調べてみるとピロリ菌陽性ということで除菌したのですが、その後も毎年1回くらいピロリ菌の不在証明もかねて胃の内視鏡検査を受けたほうが良いでしょうということで、去年も受け、今年もまた内視鏡の季節がやってきました。始めて内視鏡の検査を受けた時には、管が入ってから出て行くまで「オエオエ」としっぱなしで、こんなにつらいものはないと思ったものですが、こちらの慣れだけではなく、受ける度に、機器および麻酔・鎮静剤の(使い方も含めた)進歩を感じます。

 検査を受ける前の絶食などは昔から同じですが、昔は8時だったような絶食開始時間が今は9時です。
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 図はこちらのブログからお借りしましたが、おそらく多くの病院などでいただくパンフレットのものだと思います。プロセスは、この漫画どおりなのですが、受けている様子は下の漫画がずっとリアルです。
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 (これも同じブログからです。)

 検査を受ける度にちょっとずつの違いを感じるのですが、まずは麻酔の効きがどんどん良くなってきている気がします。待ち時間にゼリー状の麻酔を喉の奥にためておいてする麻酔の効きが歯茎の付近で効いているのが実感できました。そのあと図にあるようにスプレー状の麻酔をのどの奥に吹きかけられベッドに寝かせられます。

 その後、静脈注射で「鎮静剤」を打たれるのですが、今年はなぜか「いつもより量を多くしました」と言われた意味がわからなかったのですが、管が喉から入ったこともあまり記憶に残らないくらい、あっさりと眠ってしまったようです。

 一昨年の胃カメラのときに涙を流しながら「オエオエ」したのは覚えていますが、昨年はそれほどでもなくなったのも記憶しております。どうも受ける度に管の太さが細くなっているような気がしたのですが、実際にそうなのかもしれません。
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 こちらのホーム・ページにあった内視鏡先端部の太さの違いです。太さが1センチもあるものから6.5ミリと面積的には3分の1になっているものもあるようです。今は鼻から入れる方式もひろがっているようですが、喉から入れるものもそれに負けず劣らずどんどん細くなっているのですね。

 麻酔で眠っている間に細いファイバーであっというまに検査終了ですから、絶食のことを除くと何もつらい検査ではなくなりつつあるようです。

 結果は「軽い胃炎(飲み過ぎ、ストレス?)はあるものの、心配するようなものはなにもありません」でした。

 
by stochinai | 2013-03-28 19:40 | 医療・健康 | Comments(0)
 今年に入ってからまだ札幌はプラスの気温を経験しておりません。クリスマス寒波の時に比べるとまだ寒さはそれほどひどくはないのですが、今日は最低気温がマイナス10.5℃にまで下がりました。日中は日差しもあって暖かく推移したと思ったのですが、最高気温はギリギリプラスには届かないマイナス0.4℃でした。

 今朝の寒さの中で朝日が登る直前の時間の東の空がとてもきれいだったのでいつものように記念撮影。2013年day5の日の出前です。
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 さて、最近毎日のようにお餅を喉に詰まらせて救急車で搬送された人が何人というようなニュースが流れているのですが、へそ曲がりの私としてはこれは「お正月の定番ニュース」として、大した人数ではないにもかかわらず、報道が季節感を出すために無理に流しているのではないかという疑念を持ち続けておりました。

 そういう時には生データに当たれという鉄則がありますので、ネットではありますが調べてみました。平成20年までとちょっとデータは古いのですが、厚労省のホームページに「平成21年度「不慮の事故死亡統計」の概況」というデータがあり、平成20年度までの「不慮の事故による死亡の年次推移」が載っており、その中に「主な不慮の事故の種類別にみた死亡数の年次推移」というグラフが興味深い曲線を示しています。
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 グラフの示す通りなのですが、キャプションを引用します。
交通事故は7年の15,147人から20年の7,499人まで一貫して減少している。一方、窒息は平成7年の7,104人から20年の9,419人まで、転倒・転落は7年の5,911人から20年の7,170人まで、溺死は7年の5,588人から20年の6,464人まで、それぞれ増減を繰り返しながら増加傾向にある。
 たしかに、平成20年(2008年)の不慮の事故死の原因はお餅だけとは限らないと思いますが「窒息」が1位になっています。それよりも衝撃的なのは、交通事故のコンスタントな減少です。私が密かに(お餅による)窒息死よりも多いのではないかと思っていた(お風呂での)溺死は4位になっています。

 溺死も窒息も老人に特徴的な事故であることは、このグラフを見ると一目瞭然です。
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 ページの下の方を見ていくと、納得できるグラフが出てきます。「家庭における主な不慮の事故の種類別にみた死亡数の年次推移」です。
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 お風呂における溺死も、お餅を食べての窒息死も家庭で起こったものだけを取り出すと、上のグラフとはガラリと印象の変わったものになります。
家庭における主な不慮の事故の種類別に平成7年以降の死亡数の年次推移をみると、窒息は7年の3,393人から20年の3,995人まで、溺死は7年の2,966人から20年の4,079人まで、転倒・転落は7年の2,115人から20年の2,560人まで、それぞれ増減を繰り返しながら増加傾向にある。
 家庭では交通事故は極めて少ないものになりますが、上のグラフで大きく差があった窒息事故と溺死事故が数としてかなり拮抗しているだけではなく、なんと平成20年にはわずかですが逆転しています。やはり家庭の風呂での溺死がかなり増えてきているようです。

 報道ではお餅のことばかり取り上げられているような印象がありますが、これからは家庭のお風呂での溺死に関しても同じようにキャンペーンを張って危険防止を訴える必要があるのではないでしょうか。

 これは私の個人的な印象にすぎないのかもしれませんが、夜にお風呂に入るとついつい居眠りをしてしまうことがあり、それが溺死につながるのではないかという危機感を覚えたことがあり、最近は基本的にはお風呂にはいるのも朝にするようにしています。

 お餅の危険を訴える報道機関の皆さんにも、是非家庭のお風呂での溺死事故を防ぐための記事をお餅の記事と同じくらい熱心に書いていただければありがたいと思います。

 ちなみに上のグラフで出てきた交通事故による死者のコンスタントな減少はすごいと思いました。日本の交通事故対策(警察、行政、自動車会社、市民など)のすべての動きが調和して画期的な成果を出しているものと確信します。
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 解説を読むと、特に車に乗っている人が死ななくなっているようです。
交通事故の種類別に平成7年以降の交通事故死亡数の年次推移をみると、歩行者は7年の4,335人から20年の2,446人(7年を100とした場合の割合は56.4%)まで一貫して減少しており、自転車乗員は7年の1,998人から20年の1,116人(同55.9%)まで、オートバイ乗員は7年の2,551人から20年の1,148人(同45.0%)まで、乗用車乗員は7年の4,281人から20年の1,739人(同40.6%)まで、それぞれ増減を繰り返しながら減少傾向にある。特に乗用車乗員の減少が大きい。
 「交通戦争」と言われていた時代を考えると、窒息死よりも死亡者が少なくなったきている今が夢のようです。日本人はやればできるということを示していると確信できます。同じように、窒息死や溺死、転落・転倒事故、さらにはここには出てきていませんが自殺による死も、交通事故と同じように知恵と努力でどんどん減らしていければ、ずいぶんと住みやすい国にになると思います。

 老齢化社会では、不慮の事故や自殺で死ぬ人をなくすることのプライオリティは高いと思います。
by stochinai | 2013-01-05 21:44 | 医療・健康 | Comments(0)

Sun, Sep 30


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by stochinai | 2012-10-01 06:11 | 医療・健康 | Comments(0)
 やるたびにコロコロと意見が変わる世論調査は、話の種としてはおもしろいかもしれませんが、何年も先のことを見通した政策を決定する際などに、長いスパンで人々が何を考えていくだろうかという意味での「民意」を知るための手段としてはいかにも危ういものに見えます。もちろん常に揺れ動いているというのもある意味での「民意」の側面であることは間違いなく、そういう「瞬間最大風速」を知るためには新聞社やテレビ局が毎月やっている「出たとこ勝負」の世論調査にも一面の真理があるには違いないのだと思いますが、それだけではやはり何かが足りないと思われます。

 そこで、十分に情報提供し、じっくりと話し合った上で、世論調査をやった場合には、出たとこ勝負の世論調査とは違った結果が得られるのではないか、またそうして得られた世論調査は行政が政策を決定する際に、瞬間風速測定型よりはより適切な参考になるのではないかという期待のもとで始められたものが、今回実験的に試みられた「討論型世論調査」というもののようです。

 慶應義塾大学DP(討論型世論調査)研究センターのホームページに解説が載っています。
討論型世論調査(deliberative poll: DP)とは、通常の世論調査とは異なり、1回限りの表面的な意見を調べる世論調査だけではなく、討論のための資料や専門家から十分な情報提供を受け、小グループと全体会議でじっくりと討論した後に、再度、調査を行って意見や態度の変化を見るという社会実験です。
 こういうものを理解するには、実際に行われているものを見るのが一番ということで、見学させてもらいました。

 今回行われた「討論型世論調査」実験は、札幌市、北海道新聞社、北海道新聞情報研究所の協力のもと、BSEに関する討論型世論調査実行委員会と北海道大学 高等教育推進機構科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)とが主催して、現在行われているBSEの全頭検査について再検討する「みんなで話そう、食の安全・安心」というものです。

 札幌市民に対する世論調査ということで行われた今回のスケジュールの概要がこちらにあります。世論調査ですから、まずは市民から無作為抽出されたメンバー選考から始めます。最初に市民から3000人を無作為に抽出し、アンケートを送ります。アンケートを戻してくれた方の中にいる11月5日全日をかけて行われるイベントに参加できる人の中から、年齢・性別・職業・住居など、できるだけ札幌市民全体と同じような組成になるように150名を選び出します。この作業がうまくいかなければ、札幌市民を代表する「民意」をすくいとったことになりませんから、この段階はとても重要です。

 その150名の方々に、事前に情報提供のための資料をお送りし、予習しておいていただきます。その資料がこれです。
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 こちらに電子ブックが公開されておりますので、ご覧下さい。

 さて、今日がイベント・デー、いよいよ「討論型世論調査」を実際に行う日です。午前中に集まって、まず「討論前アンケート(世論調査)」に回答してもらいます。その後、15人ずつのグループに別れて「BSE問題のこれまで」について討論し、グループごとに「専門家に聞きたい質問」をまとめます。その後、全体が一堂に介して専門家3名の方々に各グループから出てきた質問に答えてもらいます。これがその時の模様です。
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 続いて、再度グループに別れ、今度は「今後のBSE対策」について討論し、専門家に対する質問をまとめ、再度全体が集まったところで専門家に質問に答えてもらいます。

 冊子の中にこれからのBSE対策(全頭検査)をどうするかの選択肢が示されており、ここではそれについて討論してもらいました。

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 各グループでいろいろな意見が出たのですが、おもしろいと思ったのは、各グループから「専門家の皆さんはこれから全頭検査をどうしたら良いと思うかを聞きたい」という質問が出てきたことでした。

 今までだと、専門家と市民が議論する場などでは、まず専門家から「こうしたら良いのではないか」という提案がなされ、それに対して市民が疑問や意見を言うという場面をいろいろと見聞きした記憶が多く、今回のように幾つかの選択肢を前に、市民から「専門家としては、どれが良いと思うか」などという質問が出るという状況はほとんど記憶がなかったものですから、これはなかなか新鮮な印象でした。まさに、市民が専門家に諮問しているというようにも思えたのです。

 というように、2回のグループ討論と2回の専門家への質疑応答を経て、市民の皆さんの意見はどのように変わったのでしょうか。あるいは、変わらなかったのでしょうか。それを知るために「討論後アンケート(世論調査)」が行われました。
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 もちろん、本日の「実験」の最大の興味は討論前と討論後で行われたアンケートの変遷なのですが、それを知ることは今はできません。今後、時間をかけて残された3回のアンケート(事前/討論前/討論後)の結果と、イベント当日の議論の内容などを集計・分析した結果が発表されることになっています。

 その結果如何によっては、行政側が「民意」を知るためにこの手法を使いたいと思うようになるかもしれません。あるいは、危険すぎるということで封印されてしまうかもしれません。

 いずれにしても、結果のレポートが楽しみです。

 運営ならびに参加された皆さん、お疲れさまでした。
by stochinai | 2011-11-05 22:52 | 医療・健康 | Comments(0)

人間ドック

 今日は一日人間ドックでした。世の中にはおもしろい学会がたくさんあるとは思っていましたが,この「人間ドック学会」もある意味で,かなりおもしろい気がします。
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 人間ドックといえば,昔は「自覚症状がないがんを発見する」ということで名を挙げたような気がするのですが,最近はどうなのでしょう。この人間ドック学会で出している毎年のプレスリリース「人間ドックの現況」を見ると,確かに人間ドックでは確実にがんが発見され続けているのですが,その成績は年々増加しているということではないようです。
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 それよりもおもしろい(?)のは,先日のニュースにもありましたが人間ドックを受診した人の「健常率」がどんどん低下しているということです。
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 これは地域ごとのデータで,北海道や東海・北陸,近畿などに特徴的にみられることですが,年を追うごとに急激に健常者の割合が減っているという傾向があります。といって,特にどこの地域の健常者が少ないというわけでもないのはこの図を見るとわかります。「健常者」はどこにも多くないのです。
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 全国的に健康な人が減っていることと,我々の食生活などの生活習慣が関係していそうだということはどなたもおわかりだと思いますが,次の図をごらんください。
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 年を追うごとに増加している,高コレステロール,肥満,肝機能異常はすべて高カロリー食生活あるいは飲酒などと関連した項目です。

 要するに日本のほとんどの地域において,食べる・飲むということにおいて「必要以上」の摂取をしている人の割合が増えているということなのだと思います。

 その検査値が「異常」だからといって,即「病気」というわけではないところが「検査値」の難しさでもあり,人間ドックの結果の生かし方の難しさだとも思います。もちろん,ドックの目的は明らかな「病気」になる前にそれを阻止し,病人を減らすことなのですが,捉え方如何によってはドックで「異常値」が出た人はすでに病人であり治療を要する存在なのだということになってしまい,本来の目的である病人を減らすことから病人を増やすことになってしまうという本末転倒になりかねません。

 というわけで,異常と正常の間に「要注意レベル」を設定し,なるべく早くそこから正常へと戻ってもらうためにこそ,人間ドックのデータが活用されるべきだということなのでしょう。

 私に関していえば,ずっとこの「異常」な存在に居続けている不良受診者なのですが,少なくともこの3年に関していえば,着実にすべての検査値が正常へとシフトし続けていることが判明し,今年の値だけを見たならばまだまだ「異常」ではあるものの,医師・栄養士の方々のご意見では,このまま努力を続けることで「正常値」へと着地することが十分に期待できるので,努力を怠らないようにとのアドバイスをいただきました。

 ありがとうございました。
by stochinai | 2011-08-24 19:32 | 医療・健康 | Comments(2)

青鬼灯 秘かに育ち 居りにけり      中島たけし


by stochinai