5号館を出て

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カテゴリ:教育( 178 )

ラッコラ第4週

 シリコン上の「生き物」が熱や温度や化学物質に反応して、動いたり、死んだり、増えたりするようになりました。もう、プログラムだけを見て結果を予想するのはほとんど無理な世界です。

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 ましては他の人が作った「生き物」と一緒のディッシュに投入された日には何が起こるかわかりません。

 とはいえ、プログラム上で動いていることは変わりなく、プログラムを変更すると間違いなく結果が動きます。

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 アウトプットは予測できなくても、インプットを変えてアウトプットを観察することを繰り返すと、おおよそ何が起こっているか推測することができます。この「おおよそ」というのがくせもので、確実な予測は難しいあるいは無理なのです。

 そこに予測不能な他の人がプログラムが入ってくると、予測不能なことばかりが起こりますので、プログラマーは逆に「燃える」ものです。

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 子供ですから、勝ち負けに一喜一憂して大騒ぎになるのですが、こちらから見ていると勝ち負けよりも、どうしてそういうことになるのかが興味津々です。おそらく自然界で起こっていることも同じように、ヒトの生活によるインパクトがあり、地球の物理環境や生物環境とそれらの複雑な相互作用が予測不能なことを次々と引き起こしているのだろうということはなんとなく想像できます。

 こんな簡単なプログラムでさえ予測不能なことが起こるのですから、自然界でこれから起こることを予測するなどということは「人間の傲慢」以外の何ものでもないと思います。そして、その傲慢さをもっとも強く持っている人種が「科学者」というやっかいな生き物です。

 普通の人よりほんの少しだけ知識や理解力があるからといって、宇宙を理解できたなどと思い上がってはいけません。「相互作用」というものがある限り、どこまでいってもわからないことだらけなのが「自然」というものではないでしょうか。

 謙虚に謙虚に、さらに謙虚に向き合わなければならない相手だと思います。

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 最後の写真は、ナトリウム街路灯が暗い部屋の中に差し込んで作った影絵。こういうものに「意味」を感じるのも人間というものですね。

 世界は謎に満ちています。







by STOCHINAI | 2016-11-26 22:04 | 教育 | Comments(0)

釧路へ

 第25回先端科学移動大学実施のために釧路入りしました。第一日目の今日は昼からの高等学校訪問なのですが、札幌からの移動手段が限られているため丘珠空港からの早朝便に乗ることになったため、久しぶりに夜明け前に起床します。

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 出発の準備をしているうちに朝日が顔を出し、部屋の中に日差しが入り始めました。

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 自宅から丘珠空港への自転車で約15分ほどです。

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 ほどなく機中の人になりました。これは隣に駐機している飛行機です。

 離陸滑走路へ向かいます。さらば丘珠空港です。

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 待機時間もなくそのまあ離陸へと加速。

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 ぐいっと飛び上がると、眼下にモエレ沼公園が見えるという感動。

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 30分も飛ぶと大雪連峰(?)です。

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 あっという間に釧路空港へ着陸して、釧路へ向かう前に展望台から湿原を観望。

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 毛綱毅曠(もづなきこう)さんという方の設計した建築だそうですが、見ればすぐにわかるこうしたデザインの建物が非常に多いのが釧路です。

 2時間ほど高校で講演をさせていただいて、楽しいやり取りをさせてもらってホテルにはいると、かわいいお迎えが・・・。

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 明日は市民の方対象の講演があります。







by STOCHINAI | 2016-11-18 22:32 | 教育 | Comments(0)
 今日はラッコラ「中級・感じる生命コース」の第2回目でした。気温5℃の中を自転車で走っていると薄い手袋では手がかじかんでしまうほどの本格的寒さがやってきています。

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 ラッコラもさすがに中級ともなると中学生のお兄さんたちのプログラミングのレベルは驚くべきものに達しています。ただし、ここが生命シミュレーション・プログラムの難しさで、高度なテクニックを持っている人が作ったプログラムでも変化する環境の中で成功する(個体数を増やす)のは簡単ではありません。ましてや、そこに複数のプログラムが投入されて、それによって増えたり減ったりする他の個体と相互作用を始めますので、単独のプログラムでは成功した個体もこの混合プログラムの「アリーナ」に投入されるとまったく予想のつかない結果になるものです。

 その結果先週作ったプログラムの混合実行においては、高度なプログラマーの作ったプログラムと超初心者の作ったプログラムの個体が他を圧倒して増えるというような極めて興味深い結果になりました。(写真は途中経過です。)

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 おそらく、実際の自然環境ではもっともっと複雑なことが起こるでしょうから、前もってこうすれば成功するなどという遺伝プロブラムを用意するなどということはあり得ないということを強く実感することができる教室になっています。

 さすがにこのくらいのレベルになってくるとプログラミング初心者の私の頭もかなり酷使されることになります。ラッコラの後は頭を冷やすこともかねて、北大の北13条通にあるイチョウ並木を眺めてから帰りました。

 このイチョウ並木では、今日と明日「金葉祭(こんようさい)」という学生の実行委員会が主催するお祭りが開かれます。夜にはイチョウのライトアップもあるようですが、天気はまずまずでも今日の寒さでは夜の人出はあまり期待できないのかもしれません。

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 イチョウ並木は落葉もそれほど多くなく、今が黄葉鑑賞のピークと思われます。金葉祭が今日明日なので、北海道大学が主催する「イチョウ並木(北13条道路)の一般開放」も今日明日なのかと思っていたら、車がどんどんはいってきていてイチョウ鑑賞の人と交錯してあちこちで危険な状況も起こっていました。早い機会に学生と大学が話し合って、この行事のズレを解消しておくべきだろうと思います。

 イチョウ並木はその両側にある歩道も十分美しいので、車道に出なくても楽しめます。

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 土曜日は車道進入禁止にするならそれを徹底するのもよし、あるいは土曜日もここを歩行者天国にするもよし、どちらかに統一しておくべきだと思います。

 イチョウの並木はたしかに壮大に美しいものですが、その周辺に転々とあるモミジの紅葉も今年は素晴らしいです。

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 と、ここまで書いてきてラジオでは我慢できず、テレビを見に階下に降りました。

 次のバースの代わりに大谷翔平を準備して見せただけで、中田押し出しフォアボールで勝ち越し、その時点で大谷を引っ込めてバースを打席に送ったところなんとヒットを打って追加点、この時点で勝敗は決したと思われましたが、その次のレアードが満塁ホームランで試合を決めてしまいました。カープの攻撃はあと2回ありますが6点差がひっくり返るのは難しいのではないかと思われる8回裏です。

 とりあえず、ここで一回記事を送信します。


【追記】午後10時34分35秒、終わりました。信じられませんが、日本ハム・ファイターズ日本一になりました。








by STOCHINAI | 2016-10-29 22:14 | 教育 | Comments(0)

もはや風物詩

 昨日投函された宛名なしの封筒に入っていました。昨年もらった時にはさすがに「ニッポン死ね」みたいなショックを受けましたが、今年は落ち着いて読ませていただきました。

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 近くの小学校で今月末の28日に開かれる運動会の練習のために校庭で拡声器を使った練習が始まるので、騒音が出ますので予めご理解とご協力をお願いするという趣旨のお願い文です。

 私がここに引っ越してきた時にはすでに小学校はありましたし、小学校といえば運動会やプール学習などは当然やるものだと思っていましたので、むしろ運動会の練習が始まったり、プールで子どもたちの騒ぐ声が聞こえてくるのが当たり前の環境を自分で選んだつもりでいたので、むしろ時折聞こえてくるそうした音(騒音とは思ってもいませんでした)がないほうが心配になります。

 ましてや、こちらが嫌がるだろうからとこうしたお願い状などをいただいてしまうと逆に恐縮してしまいますし、それほど子どもたちが歓迎されない社会になってしまったのかと、逆に今の日本をこそ憂い嘆きたくなります。

 多少の逸脱があったとしても年に何度もあるわけでもない運動会ではありませんか、自分の家に小学生がいようがいまいが地域全体で支えていかなければ、ほんとうにこの国は終わってしまいます(というか、こういう状況はすでに半分終わっているとも感じますが)。

 今からでも遅くないので、なんとかこの風潮は変えていきたいものです。

 関係あるようで違う話ですが、我が家の近くには保育園もあり、そこの子どもたちの朝の散歩の時間に我が家の前がコースになることがあります。そんな時には、子どもたちが玄関先にある鉢植えの花や水槽の金魚やメダカを見つけて立ち止まってくれることがよくあります。私がいる時には玄関前にまではいってきてもらって、たっぷり鑑賞してもらうこともあります。そうすると、子どもたちがいつまでも動かなくなることも多いので保育士さん達にはひょっとしたら迷惑なのかもしれないと思ってはいるのですが、小さな子どもたちがはいってくれる庭というのも幸せな存在です。私がいない時でもはいっていただいていいですよとお話してはあるのですが、さすがにそういう時には歩道から見ているだけですが、子どもたちが立ち止まってくれるだけでうれしいものです。

 というわけで、私には子どもたちの歓声が騒音になるという発想はあり得ないのですが、世の中にはいろいろな方がいらっしゃいますので、異なる意見の存在も認めたいと思います。

 今日は一日デスクワークで写真も撮れませんでしたので、最近の「くらしのこよみ」から古い植物画のクリップを転載させていただきます。まずは、母の日関連でカーネーション。

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 我が家にも母の日に届いた鉢植えのカーネーションがありますが、これが結構手がかかる存在です。とはいえ、手をかけてやるとどんどん元気に毎日たくさんの花を咲かせてくれるのも楽しいものです。

 そして、今が旬のアスパラガス。こちらは英語版のアプリからお借りしました。

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 冬の間はメキシコ産ばかり食べていましたが、ようやく地物が出てきて少し安くなってきました。これも自分の家で作って収穫してすぐに茹でると信じられないくらい甘いものが手に入るのですが、庭の広さに限りがあるので今は育てておりません。

 農家の方が自分の家で消費する分だけと言いながら広い畑を確保している意味が良くわかります。








by STOCHINAI | 2016-05-18 23:04 | 教育 | Comments(0)

函館2日目

 昨日の高校への出前授業に続いて今日は函館市民のみなさんへの公開講座です。会場が函館市五稜郭町26―1「函館市中央図書館視聴覚ホール」ということで五稜郭のすぐとなりの市立図書館でしたので、昼に会場の隣にある五稜郭公園を散策してみました。

 まずは五稜郭を概観するために五稜郭タワーに登ります。

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 予想通り中にいたお客さんの半数くらいは外国からのお客さんでした。それはさておき、五稜郭タワーはなかなか楽しめました。

 まずはタワーから見下ろした五稜郭。

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 知識で知っていたものとまったく同じもので、逆に感動してしまいました。

 この写真の左端にちょっとだけ写り込んでいるいるのが、今日の「仕事場」の図書館です。こちらが全景。

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 タワーの上にあった「五稜郭物語」のジオラマも楽しめました。

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 タワーから見下ろした函館奉行所です。

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 こんどは降りてそちらからタワーを見てみました。

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 最後に「五稜郭ネコ」ちゃんにあいさつをして、会場の図書館へと戻ったのでありました。

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 夕方までに全日程を終え、なんとか今日中に札幌に戻ってくることができました。

 明日が休みなのがとてもうれしい土曜の夜です。







by STOCHINAI | 2015-11-14 23:59 | 教育 | Comments(0)
 今日・明日はこちらの財団のイベントで函館にやって来ました。

 函館まではJRの移動ということで、今朝も早起きです。幸いなことに天気は上々。朝焼けです。

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 久々のJRではしゃぎながら函館へ移動します。駒ケ岳が見えてきたら函館も近い。

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 駒ケ岳の脇をすりぬけて、一路函館へ。


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 着きました。ひさびさの函館。

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 この後は生まれて始めての女子高校へ乗り込みます。


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 80年くらい前に建てられたという文化財の講堂が今日のステージです。

 明治・大正の香りがする女子高の講堂で、かなり緊張しながら生徒さんたちを迎えます。

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 パイプオルガンもある素晴らしい講堂でこのあと起こったことは、素晴らしい感動のインタラクションでした。

 こんなに楽しく興奮させられた出前授業は初めてでした。

 みなさん、ありがとう。








by STOCHINAI | 2015-11-13 23:58 | 教育 | Comments(0)

高校1年生に出前授業

 今日はスーパー・サイエンス・ハイスクール指定校の立命館慶祥高校へ出前講義を頼まれて行ってまいりました。(写真はウィキペディアにあった立命館慶祥中学校・高等学校のパブリックドメイン画像です。立派な校舎でした。)

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 辺鄙なところにあるとは聞いていたのですが、まずは地下鉄東西線の終点である地下鉄新さっぽろ駅へいきました。

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 そこからバスに乗って20数分、町を抜け、団地を抜け、畑を抜けて着いたところには、学校以外はなにもないところでした。

 着いて5分ほどして教室に案内され、教室に入ってコンピューターを液晶ディスプレイにつないでいたら、授業開始のベルがなり、すぐに懐かしい「起立・気をつけ・礼」があり、担当の先生から紹介されて授業開始。1年生ということで、まだ中学生だと思って話をしてくださいと言われてもなかなか勝手がつかめません。ドタバタと話をしているうちに、あっという間に授業時間の50分は過ぎてしまいました。

 生徒たちが教室を出ると、すぐに次のクラスが入ってきて、10分間の休憩時間はあったのですが、すぐにまた「起立・気をつけ・礼」があり、また同じ内容の授業を50分間です。さすがに、2回目でちょっと勝手がわかってきたのですが、こんどは若干端折りすぎたか、5分の予定だった質疑応答時間が7-8分もとれてしまいました。それでも、生徒さんたちがだんだんと調子が出てきて、終業のチャイムがなっても2つほど質問が続くという感じで終えることができました。

 授業が終わると、学校の前にはもうバスが着いていて、これに乗らないと次はなかなか来ないかもしれないということで、追い立てられるようにバスに乗ってまた新札幌まで戻って、地下鉄で帰ってきました。

 特に内容がハードだったわけではありませんが、普段はこうした息つく暇もなくスケジュールをこなすというパターンの生活をしておりませんので、なんだかぐったりと疲れてしまいました。中学・高校の先生は毎日こういう暮らしをしているのだとしたら、非常に大変ですね。

 私なら3日も続かない気がします。

 というわけで、大学に戻ってきたら、ぼんやりと山を眺めてしまいました(笑)。

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 手稲の山の雪ももう残り少なくなっています。

 ふと下を見ると、窓際のクンシランが茎を伸ばしそこねて、葉の間に挟まれたままいくつかの花を咲かせておりました。暖かすぎると、こういうふうになるのがクンシランの特徴です。

 このまましおれさせてしまうのもかわいそうなので、記念写真を撮っておきます。全体像を撮ると、あまり美しくないので最近流行の「I村流芸術写真」にチャレンジしてみました。

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 レベルと機械は違いすぎますが、なんとなく雰囲気は出ているような、いないような・・・。

 雄しべや雌しべもなんだかいじけています。

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 どこか、もっといい場所に置いてやりたいのですが、廊下ロビーの窓は禁止されているので困ってしまいます。

 いっそ、自宅に持っていこうかとも思うのですが、自宅にもクンシランを置く場所はすでにクンシランの大鉢に占拠されており・・・。

 どこかに凍ったりせずにある程度の気温が維持されて、しかも暑すぎず涼しくて、タップリと日の当たる場所(これが北海道では難しいのです)をお持ちの方がいらっしゃったら里子に出したいと思いますので、よろしくお願いします。
by stochinai | 2014-05-23 19:33 | 教育 | Comments(0)
 土曜日でしたが、9時前には大学に行っていてました。
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 2002年に文科省がスーパーサイエンスハイスクール(SSH)制度を始めた時には、全国で26校、北海道では札幌北高1校だけが指定されており、一部の高校のり家教育にだけ大量の資金をつぎ込むのは不公平であるばかりでなく、ほとんど効果は得られないだろうと言われていたものです。

 しかし、指定された高校では潤沢な資金によって理科実験設備が充実したばかりではなく、豊富な旅費により国内外のさまざまな研究所やフィールドの視察、各種学会などでの発表が自由にできることから、教育効果は高く、文科省も少数校に集中的に資金投入するだけではなく、より幅広い高校を支援することで高校の理科教育全体の底上げにもつながると考えたらしく、その後指定校は着々と増加して、2012年度には178校、2013年度には201校になるということです。北海道でも2012年度には10校にまで増えており、それらの高校が一堂に会して、各学校での取り組みを発表し合い、情報交換するとともに、各校の交流の機会として「第1回HOKKAIDOサイエンスフェスティバル」が開かれたというわけです。

 最近は、SSH指定校に限らず各種学会で高校生の理科研究発表をするケースも増えてきて、高校生のポスター発表を見る機会は珍しくなくなりました。また私は何回か北海道の高校生文化連合(高文連)の理科研究発表も何度か見たことがあるのですが、今回は始まってから10年以上たっているSSH指定校の集まりということもあり、全体に研究レベルとプレゼンテーションのスキルが向上していることを実感させられました。

 午前中はポスターセッションです。
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 ポスターは33枚ほどでしたが、数学も含めた理科全般ということで私には理解不能というくらいの難しい研究発表もありましたが、生物関連の話をひと通り聞くだけでも、午前中の時間だけでは足りないというくらい、生徒さんたちはていねいに研究の説明をしてくれましたし、どんな質問でもわかることには的確にそしてわからないことには真摯に対応してくれ、SSH校からの選りすぐりの生徒さんということもあるのでしょうが、今の若い人の【コミュニケーション能力ならびにスキル」の高さに驚かせられました。

 すぐに比較してしまうのですが、下手をすると大学生や大学院生よりもコミュニケーション能力が高いと思わされることもあり、ひょっとすると大学教育がこうした能力を押しつぶしているのかもしれないという不安さえ感じさせられたものです。

 午後からはスライドを使ったプレゼンテーションが2会場で行われました。
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 もちろん、純粋に「研究」のレベルやデータの量で考えると比較にならない面はあるのですが、イントロの「ツカミ」や結論に続く「オチ」の作り方など、おそらく先生の指導をはるかに越えた若い人のセンスでこちらも楽しませてもらいつつ、ある種の感動を覚えました。

 彼らの才能がどうして今の大多数の大学生・大学院生にないのかと考えると、そのもっとも大きな要因のひとつが、この子たちの前に立ちはだかる大学・大学院進学による選抜なのかもしれないとも思えます。

 今回、発表した生徒さんたちはおそらくプレゼンテーションの能力で表に出てきた人が多く、実はデータを撮ったり解析したりした人は裏に隠れてしまっているのかもしれません。そして、この後、大学・大学院へ進学出来る人は、今日はあまり表に出てこなかった人達が多いのだとしたら、私たちが大学・大学院で我々が出会う学生は、今日見たプレゼンテーションのうまい人達とは違うポピュレーションということになるのかもしれない、などということを考えながら今日の会を振り返っています。

 人を選んだり、育てたりすることって、ほんとうに難しいとまたまた頭をかかえております。
by stochinai | 2014-01-25 22:17 | 教育 | Comments(0)
 昨日と今日、北海道大学を会場に日本理科教育学会の全国大会が開かれました。
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 そのプログラムの中で、今日の午前中、北海道大学総合博物館ないで実行委員会企画のシンポジウムがありました。
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 私はたまたま実行委員長の知り合いだったという関係からか、学会委員でもない理科教育の専門外の人間ということで呼ばれたのだと思います。日頃、お付き合いの少ない初等中等教育分野の皆さんや、博物館関係者の皆さんのお話を聞くことができ、そのご苦労や楽しさの中から、まだまだ我々ができること、すべきことはたくさんあると感じさせていただきました。

 せっかく総合博物館で行われたシンポジウムですから、その後は今やっている企画展示を中心に久しぶりに館内を散策させていただきました。
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 やっぱり夏の博物館には恐竜がよく似合います。
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 ワニも化石映えのする動物だと再認識しました。
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 頭です。
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 そして全身です。

 でも、やっぱり小学生にはこれが決定打のようでした。
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 夏はまだまだ続きます。
by stochinai | 2013-08-11 22:23 | 教育 | Comments(0)

北海道大学広報用素材

 先月末から公開されているのですが、ついに北大が広報用写真の提供を始めました
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 もちろん無条件というわけではありませんが、かなり自由に使えるようです。
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 ありそうでなかなかなかったアングルからのクラークさん。
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 雪の正門門標。
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 特にクレジットをうるさくいうでもなく、自由に使ってくださいという姿勢はとても気持ち良いものです。

 北大の広報活動と認められるものなら、自由に使っていいみたいです。

 どんどん使ってみてください。(ただし、北大内からしかアクセスできないみたいですが・・・。)
by stochinai | 2013-04-16 19:46 | 教育 | Comments(2)

風わたり泥も乾きて春の草             嵐雪


by stochinai