5号館を出て

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 さすがにこの季節、外では冬を越せないと思い室内に取り込んでおいたカーネーションが花を咲かせました。

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 一輪だけですが、ピンクの花が部屋を明るくしてくれます。

 今日は特に寒くもなく、とはいって外へ出るほどの暖かさでもなかったのですが、日中は太陽が照り室内はそこそこのどかな暖かさになりました。

 季節は「小雪」、72候は「橘始黄 たちばなはじめてきばむ」とミカンの季節だそうですが、「くらしのこよみ」に出てくる旬のさかなはハタハタでした。

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 例によってこのハタハタの原図を探してみたところ、国立国会図書館でデジタル公開されているようです。

 見つかったのがこちら「栗氏魚譜 第一冊 巻2」です。

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 本の解説には次のように書かれていました。
栗氏魚譜 巻1-5,7,9-15,17,20の解題/抄録
本資料は、栗本丹洲(1756-1834)の原本を伊藤圭介が転写させたらしい。10冊に原本15巻分を収める。他館本と比較しやすいように、以下に巻表示の順で大要を記すが、巻6・8・16・18・19は欠、「タイ」は「鯛」の名がつく魚類である。1:大型魚(カジキなど)、2:オコゼ・ハゼ・タイ、3:タイ、4:貝類・エビ・カニ、5:クラゲ・イカ・タコ、7:淡水魚・雑多な海産魚、9:タイ、10:オコゼ・カサゴなど雑多な海産魚、11:ヨウジウオなど雑多な海産魚、12:サメ、13:タイ、14:雑多な海産魚、15:異魚(トクヒレ・ハナオコゼ・ウミテング・シビレエイなど、異様な魚類)、17:エイ、20:貝・マンボウなど。この巻構成は、国立史料館(2004年に国文学研究資料館に統合)の旧祭魚洞文庫本『栗氏魚譜』(転写本、12冊)と似ているが、杏雨書屋蔵『栗氏魚譜』(自筆本、22軸)とはかなりの違いがある。(磯野直秀)

 というわけで、他にも「栗氏魚譜」が複数あるらしいのですが、絵の横の文字も似ているので、「くらしのこよみ」に転載されているのは、国会図書館にあるものなのかもしれないと最初は思っていました。しかし、よくよく見るといろいろとかなり異なるところが見えてきます。文字もよく見ると違いますし、魚の絵も細かいところがかなり違うというところもあるのがわかってきました。というわけで、「くらしのこよみ」にあるのが原本で、国会図書館のものはそれを転写したものではないかと推測されます。このあたりが見えてくると、版画の技術が出てくる前の本というものは2つと同じものがないということがわかってきて興味がつきません。

 ためしに、2つの絵の前半部を切り取って並べてみると一目瞭然でした。

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 全然違いますね(笑)。

 と、なんかくだらないことをやっていて、窓の外にいるカラスに笑われてしまいました。

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by STOCHINAI | 2017-12-04 21:39 | 趣味 | Comments(0)
 今日はなんとか(0.2℃だけですが)真冬日を脱したことになっています。それでも新たな降雪はなく、昨日に比べるとなんとはなしに暖かく感じる瞬間もある一日でした。

 そんな中、室内ではコーヒーの実が次々と色づいてきています。

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 一斉に色づかないので収穫のタイミングがわからずに困っていますが、着実に色の着いたものは増えてきていると思います。この写真でもまだ青いままの実が見えていますが、全然緑のままのものもまだあります。

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 色づき始めというようなものも見つかりました。

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 こういう色のものが多い感じです。

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 10月半ばに見つけた最初の赤い実がおそらくこれです。

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 ちょっと縮んで色も黒ずんできているように見えます。これはもう収穫してもよさそうには思えますが、悲しいことにこういうのはたった1個です。

 と悩み中ですが、今日もまたBiodiversity Heritage Libraryから新しくデジタル化した図鑑の案内が届きました。

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 「有用植物:芸術や医療に出てくる有用植物図鑑」とでも訳するのでしょうか。150年以上前の植物図鑑です。絵が素晴らしいのですが、いいタイミングでコーヒーも載っています。

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 「アラビカ・コーヒー」って「アラビアのコーヒー」という意味だったんですね。(常識か^^;)でも、私はこの本ではじめて確認できました。古典でも現実の役に立つこともあります(笑)。

 明日はもう少し、暖かくなりそうです。








by STOCHINAI | 2017-11-21 21:22 | 趣味 | Comments(0)
 昨夜、帰宅した時にサザンカの花が今までになく開いていたのを確認していたのですが写真は朝まで撮れませんでした。

 ということで今朝のサザンカです。

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 花びらがすべて花柄と垂直になるまで思いっきり開いています。

 こちらが花芯。花粉もこぼれているようです。

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 このくらいの角度が一番美しいかもしれません。

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 サザンカのいい絵か写真はないかと探していたところ、イギリスの王立キューガーデンのサイトにいいのがありました。

 サザンカはツバキ属(Camellia)で、ツバキやお茶と同じ属の植物です。

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 カメリア属の代表として出てきているのが次のサザンカ(Camellia sasanqua)の写真だということがわかります。

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 日本ではツバキ属ということでツバキが代表になっていますが、一般的にはサザンカのほうがメイン種ということでしょうか。

 で、こちらがサザンカのページの図版です。

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 一枚目は写真ですが、2枚めと3枚目はボタニカル・アートですが、こちらのほうが我が家でいま咲いているサザンカに近い気がします。

 そしてこちらがツバキ属の図版です。

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 1,3,4枚目は上と同じ図ですが、2,5,6枚目はお茶の花と葉と茶摘の風景です。というわけで、日本ではツバキが代表のCamellia属ですが、世界的にはサザンカとお茶が良く知られているようです。

 今回はちょっと長く引っ張りましたが、サザンカのパートはそろそろ終了にできそうです(笑)。長いお付き合いをありがとうございました。







by STOCHINAI | 2017-11-10 21:40 | 趣味 | Comments(0)

ローズマリー開花

 最高気温が22℃まで上がった今日、種から育てて2年間以上かかりましたが、ようやくローズマリーの花が開きました。

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 昨日、つぼみを確認していた2輪です。

 小さな花ですが、シソ科特有の唇形花冠という一見ランにも似た形の華麗な花だと感じました。ほとんど白ですが、うっすらと青色が着いていて、これまた可憐です。

 横から見るとこんなふうです。

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 最上部に見える細いものが雌しべでその下に雄しべがあり、不用意に花粉が自分の雌しべに落ちて着いたりしないような構造になっています。明らかに昆虫が花粉を運んでくれることを期待している形態です。

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 この写真で見ると雌しべが1本、雄しべが1本にも見えますが、正面から見ると雄しべが2つに分かれていることがわかります。

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 図鑑などによると、雌しべが1本、雄しべが2本となっています。

 まだ2輪しか咲いていませんので一所懸命に観察してしまいますが、咲く時には小さくて大量の花がびっしりと咲くようですので「小さな薄青の花がたくさん」という印象になってしまいそうです。

 こちらはネットで見つかるドイツ語の植物図鑑から細密画をお借りしてきたものです。


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 写真よりも絵がはるかに図鑑に向いた媒体だということが良くわかります。

 それはそれとして、粛々と家に運び込む植物の整理も続いております、今日はスパティフィラム。

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 あまりにも株が大きくなりすぎているので、大々的に整理することにしました。上がビフォーで下があふたーです。

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 整理して作った新しい鉢植えを元の鉢の中に置いてありますので、どのくらい整理したかお分かりいただけると思います。

 今日くらいの天候だと仕事も楽しく進みます。







by STOCHINAI | 2017-10-09 21:35 | 趣味 | Comments(0)
 雨が上がったようなので(とはいっても降られましたが)、庭仕事再開です。ひと月前に少し剪定したモクレンの再剪定をやりましたが、これはやればやるほどまたやりたくなるという怪しげな作業で、今日はいちおう区切りをつけましたが、またやりたくなると思います(笑)。

 剪定したモクレンの枝や葉を片付けている横にあるムラサキオモトとブライダルベールについてお話したくなりました。

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 左にあるのがムラサキオモトです。

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 そして右に置いたのがブライダルベールです。

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 色合いが似ていますが、葉の形などはまったく違います。

 ところが葉の裏を見てみると思わぬ共通点が見えてきます。まずはこちらがムラサキオモト。

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 そしてこちらがブライダルベールです。

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 どうでしょうか、この色合いの類似は単なる偶然には思えません。2つ重ねて置いてみるとその色合いの似ていることに驚かされます。

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 この2種類の植物は「ツユクサ科」という共通点を持った2種です。つまり、色の類似はもっている色素(アントシアニン)の共通性を反映しているもので、さらにはこの2種の植物が祖先を共有していることも意味しています。

 この2つの植物が何千万年の時を経て、今日見られる違いを獲得したことは頭の中では理解可能ですが、その2つの種が何千万年の時を経て、今我が家の庭先でまた出会ったことの不思議をどのように表現したらよいでしょうか。

 一日働いた後はご褒美で焼肉をご馳走になりました。

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 近くのお店なのですが、何十年ぶりに入ったような気がします。

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 何十年もここにあり続けたことにも感動します(笑)。







by STOCHINAI | 2017-08-13 23:30 | 趣味 | Comments(0)
 香水をまいたわけではないのに部屋にいい香りが立ちこめています。見回すとどうやらこれが原因のようです。

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 左端にちょっと見えますが、またコーヒーノの木に花が咲きました。

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 前回は満月の日でしたが、今回は明後日頃が新月のようです。満月と新月に同期して花が咲くという話がありましたが、それほど厳密なものではないほうが生き物らしいです(笑)。

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 コーヒーは自家受粉をするらしいのですが、木が若いうちは実がならないという話もあるようです。去年は実がひとつもなりませんでしたが、今年はひょっとすると一つはなるかもしれません。中央にちょっと膨らんだ子房が見えます。

 相変わらず曇天で寒々とした空の下、晴耕雨読で家にこもって講義や講演の準備をしているうちに夕焼けが差してきました。

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 夕焼けを見に外に出たついでにアサガオの芽の様子を観察。あまり暖かくないので成長はあまり早くありませんが、それでも昨日と比べると明らかに進行してはいます。

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 フジが最盛期のはずなのですが、いかんせん天気が悪く眺める機会があまりありません。夕日の下でのフジ見になりました。

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 自宅にあると、こんな天気でもタイミングを逃さずに見ることができるのがありがたいですね。

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 明るい太陽の下で見たら、どんなにきれいなことか・・・。

 明日はなんとか晴れるかもしれません。







by STOCHINAI | 2017-05-24 21:42 | 趣味 | Comments(0)
 今日もまた天気の悪い一日でした。天使の日なので移動手段に悩んでいたのですが、天気予報を信じると3時過ぎにはほぼ雨も上がるということで、とりあえず風もほとんどないので自転車で出発しました。ところが出発直前頃から、天気予報とは逆の風が吹きはじめ、雨雲が去るどころがどんどんと石狩地方を覆いはじめ、結局天使の往復とも雨の中という結果になってしまいました。雨雲レーダーも充実し天気予報の精度も上がってきたと信じていた最近では珍しい大外れになった天気予報でした。それでもまあ、ずぶ濡れにはならずに往復できたのでよしとしておきます。

 とはいえ、こんな日には写真が撮れないもので、昨日に続いて今日もまた自分で撮った写真が一枚もないということになってしまいましたが、捨てる神あれば拾う神ありで、今日もまた素晴らしい美術ものをここに掲載できることになりました。

 先ほど読んだEBook 2.0 Magazineの記事でまたビッグニュースです。


 最近は昔の芸術作品がパブリックドメインとして自由に使うことを許されて公開されるケースが増えていますが、今回のニュースは美術書の公開です。

グッゲンハイム美術館を運営するニューヨークのグッゲンハイム財団は、2012年以来、美術書、図録の電子化を進めているが、このほど200点以上をパブリック・ドメインとして無償公開した。全世界に通用する新しい著作権放棄ルールであるCC0 (zero)を利用したもので、NPOなどでのデジタル出版に利用が拡大しそうだ。

 絵画そのもののパブリックドメイン化ではなく、絵画など芸術作品を紹介する美術書のパブリックドメイン化です。もちろん、その本の中には絵画などの写真があるのですが、それらを自由に改変しながら使っても良いということになります。


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 その中にある、たとえば1990年出版のこの図録集を見てみます。


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 この本をブラウザーでめくりながら読むこともできるのですが、なんと一冊まるごとpdfでダウンロードすることもできるのです。

 最初に出てくるピカソの絵のページをpdfファイルで見ています。
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 ピカソ1931年の作品「黄色い髪の女(Woman with Yellow Hair)」です。

 次に出てくるのはセザンヌ。

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 えーっ、こんなの転載してもいいの、というのが次から次へと出てきます。ゴッホです。

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 絵の所有者が展覧会の画集をパブリック・ドメイン化しているのですから問題はすべてクリアーされているということで、これは本当に素晴らしいことだと思います。

出版からみると、美術書だけでなく、美術批評書、作品論、画家論など図版の助けを必要(必須)とする書物の企画・出版が容易になることが大きい。美術界が率先してCC0による出版の自由化を推進すれば、出版社にもプラスになる。デジタルを有効に組合せれば、経済的に困難だった企画が日の目をみることもあるし、廉価なE-Book版と限定部数(あるいはPoD)の印刷版を組合わせることも可能だ。

 せっかく公開してくれているのですから、有効に楽しませていただきたいものです。

 こちらはルノワール。

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 シャガールもあります。

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 もう一生かかっても楽しみきれないくらいの作品が公開されている時代になったのかもしれません。







by STOCHINAI | 2017-05-11 23:29 | 趣味 | Comments(0)
 ちょうど1ヶ月前、メトロポリタンミュージアムで製作者著作権の切れた作品などを多数パブリックドメインとして公開したということをここで紹介しました。

 朝日新聞の今日の朝刊で「(ネット点描)デジタル時代の美術館 ウェブ公開でひらく未来」というコラムでそのことが紹介されていました。朝デジにも載っています。

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 前回の紹介記事では大量の名作を自由にアクセスできるということだけで興奮してしまって、見るだけにとどまってしまいましたが、パブリックドメインとして公開されているということはダウンロードするだけではなく、改変したり、それを発表したりすることも自由だということです。もちろん原作者と原作への畏敬の念を忘れてはなりませんが、その上で解析したり、改変したり、コラージュにして楽しんだりということが許されているということはものすごいことだと思います。

 公開されたものが40万点近くもありますので、すべてを眺めることすらできないのですが、検索機能を活用しながらアクセスしていくと実際に美術館を訪れて見ることのできる以上の鑑賞ができるだけではなく、ポイントを絞った対応が可能になります。

 というわけで、本日はミュージアムにある日本の作品の中でもちょっと気になる伊藤若冲を検索してみます。Jakuchu Public Domain で検索すると16点の作品が出てきますが、そのうち3点は若冲のものではないので13点ということになります。

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 13点とは言え、どれもかなり有名あるいは名品と呼べるものばかりで、これを高最精度でダウンロードできるだけでもドキドキしてしまいます。今回は3点をダウンロードして「遊んで」みました。まずは手描きの素晴らしい作品「葡萄双鶏図」です。申し訳ないながらも、勝手にトリミングさせていただきました。

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 このくらいのトリミングではビクともしない原図ですが、さら雄鶏の顔だけ拡大してみます。

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 掛け軸の地の布の繊維までも見えてきます。これは現地で実物を見ても見えるかどうかわからないもので、デジタルで公開されていることのありがたみを感じます。

 続いて木版画の「雪の金鶏」です。

 ここに貼ってしまうと小さくなってしまいあまりその迫力を感じることもできないのですが、ダウンロードできる原図は3788x2602ピクセルの大きなものなので、他に流用する時には重宝すると思います。

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 たとえばべったり塗られているように見える胴や羽も拡大してみるとこんなに細かい刻印からなっていることがわかります。

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 そして最後は素朴なモノクロの墨の木版画です。「若冲画帖」の「玄圃瑶華」の一部だそうですが、いかにも彼らしいシンプルでモダンな作品だと思います。

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 そして、これこそパブリックドメインならではの使い方ですが、右の版画のカエルだけを抜き出して使うこともできることになります。

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 このくらい拡大すると、版木の様子や転写された紙の様子も見えてきて興味深いことです。

 作品がパブリックドメインになるということは、私などの想像をはるかに越えた新しい「価値」が生み出される種になりそうな予感もします。

 せっかくの人類遺産ですから、どんどん活用したいものです。






by STOCHINAI | 2017-03-14 21:27 | 趣味 | Comments(0)
 クリスマス・カクタスがまた賑やかに咲き始めました。

 ちょっと気になって昔の記録を調べてみると、ブラジル原産のこの花はもう200年位前頃にはヨーロッパや北米でも栽培されていたようです。

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 これは1801年から1920年頃に出ていた植物学の研究雑誌 Curtis's botanical magazine の1840年頃の巻に掲載されたクリスマス・カクタスの図です。

 このくらい古いものになると、基本的に図書館でも Public Domain として扱うしかなくなるようですが、まだまだ観賞価値だけではなく学術的価値も認められます。

 こちらは本日のわが家のクリスマス・カクタスです。

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 南東向きの窓のそばに置かれた鉢が、南西向きの窓から差し込む西日に後ろから照らされています。

 上の絵は植物学のプロによって書かれたものではないらしく、いろいろと大事な特徴が描き忘れられているようですが、170-180年前に描かれたものとしては充分に現在わが家に咲いているクリスマス・カクタスと同じ種だと判別できます。

 こうして記録に残しておけば、何十年・何百年後にも眺められ、場合によっては役に立つこともあるものがヒトという動物が獲得した「記録」の能力で、生物個体の寿命を越えて伝承され利用されることで、ヒトという動物は個体を越えた途方もなく巨大な「文化」を構築していることがわかります。

 記録は残すだけではなく誰でもが利用できるようにしておくことが重要だとヒシヒシと感じる瞬間でもあります。







by STOCHINAI | 2017-03-07 22:12 | 趣味 | Comments(0)

モモの種発芽

 朝から風が強く気温が低く、朝の除雪はしたものの、その後は家に閉じ込められていた一日でした。なにも新しいネタがないものかと、冷蔵庫を開けてみると何ヶ月か前に仕込んだものが出てきました。

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 マスタードのビンの中に入れておいたものです。フタを開けるとちょっと嫌気性細菌の繁殖を思わせるにおいがしましたが、腐敗しているというほどでもなさそうです。

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 思い出しました。モモの種をミズゴケの上に載せておいたものです。もう何ヶ月になるでしょうか。今までも何回か開けてみたのですが、変化がなくちょっと心配になっていたところです。

 出してみると、やややっ。

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 向こうにある小さい種から芽が出ているようです。ちょっと拡大。【追記:ある人から指摘されたので、見直してみると確かに上のビンの中にある状態では「芽」が下向きに生えているように見えますね。おっしゃるように出てきたものは「根」の可能性が高いようです。】

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 出てますね。ネット情報も意外と信ずるに足るものがあったということです。桃栗三年柿八年といいますので、頑張って3年で花を咲かせたいと思います(笑)。

 さて、今日はまたこの冬一番の寒さではないかと思われるくらいの一日でした。朝の寒さではなく、昼間の寒さと風の強さはかなりへこみます。

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 最高気温がマイナス5.7℃ですから、ほぼ一日中冷凍庫の中で、しかも風が強いのです。

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 雪は日中はそれほど降らなかったのですが、朝までに降った雪でちょっと少なめだった雪も平年並みに戻った感じです。

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 このグラフは今朝の9時までのデータですので、その後に降った分を考えるとほぼ今日で平年の緑の線に追いついたのではないでしょうか。

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 雪はそんなにつらくないですが、寒いのと風が強いのにはやられますね。







by STOCHINAI | 2017-02-02 21:32 | 趣味 | Comments(0)

日の暮の背中淋しき紅葉哉            小林一茶


by stochinai