5号館を出て

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詰替用カップヌードル

 日清食品のカップヌードルと言えば、1月5日にインスタントラーメンの発明者であり日清食品の創業者でもある安藤百福さんが亡くなったことが記憶に新しいのですが、おもしろい製品を発売します。

 その名も「カップヌードル リフィル (詰め替え用)」です。同時に「カップヌードルシーフードヌードル リフィル (詰め替え用)」及びリフィル専用オリジナルカップ「マイヌードルカップ (プラスチック製リユースカップ)」とリフィル各1食をセットにした「カップヌードルリフィル スターターパック(下の写真)」も発売とのこと。

 まあ、いちおう環境に優しいエコスタイルを標榜しているということなのでしょうが、要するに簡易包装したカップヌードルの中味だけの販売を始めたということです。

 味はさておき、そのアイディアはすでにはるか前からチキンラーメンが実現していることです。チキンラーメンはカップ入りと袋入りが売られており、袋入りは適当な容器に入れてお湯を注ぐだけでできあがります、また、豪華などんぶり付きのセット(下の写真)も売られているので、むしろなぜカップヌードルではそのような売り方をしないのか不思議に思っていたのは私だけではないでしょう。

 チキンラーメンの味は、私はあまり好きではないのですが、カップヌードルは比較的好きで特にシーフードヌードルは「かなり好き」です。

 しかし、詰替用であるにもかかわらず希望小売価格が122円とは、ちょっと高すぎます。さらにカップ付きのスターターパックは、中味が2個分で570円というのは余りにも高いのではないでしょうか。普通のカップヌードルは、スーパーのセールでは80円台で売られていることもありますので、実際には値崩れしてくるのでしょうが、カップなしならば、50円以下になってもらいたいところです。

 と、ちょっと興味を持って発売を待っている気分だったのですが、残念ながら「3月26日(月)より関東地方1都9県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、山梨県、群馬県、栃木県、茨城県、長野県、新潟県)のコンビニエンスストア、百貨店、バラエティーストア並びに通信販売で新発売いたします」とのことでした。通販だと、安くなることはほとんど期待できませんので、とりあえずはスルーします。

 しかし、ほんとうにエコをめざすというのならば、もっともっと簡易包装のものを作るべきではないのでしょうか。
by stochinai | 2007-01-31 21:36 | つぶやき | Comments(10)

一夜明けて、雪の花

 今日は、博士論文発表会があるので、ちょっと早めに大学へ出てきました。暖かめだったため、木の枝に綿のように雪が付いて、とてもきれいです。普通なら、今頃に降る雪はサラサラで、木の枝になどほとんど付かないので、札幌に住む我々としても、あまりお目にかからない風景です。

 まずは、大学の中央を走る通りを理学部横から南に向かって撮したものです。右に旧理学部の総合博物館、左が文系棟、突き当たりがほとんど見えませんがクラーク会館です。
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 そこから、ポプラ並木の方向へ向かう道路です。左が理学部、右に生協がある交差点から見たところです。
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 右手に見える白樺をアップで撮してみました。
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 意外に北海道らしい写真が撮れたと思います。
by stochinai | 2007-01-30 16:58 | 札幌・北海道 | Comments(6)

この冬一番の大雪

 朝のうちはそれほどでもなかったのですが、昼を過ぎる頃から大粒のボタン雪(これがもう少し湿ってくるとボタ雪と呼ばれます)が、夜中まで降り続けました。

 明日は博士論文の最終口頭試問があるので、夜まで練習です。疲れたなあと、窓から見下ろすと、ポプラ並木が雪にかすんでいます。
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 5号館の前にある数学などが入っている3号館は、その前の樹がが雪化粧してとてもきれいです。
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 真正面に見える駐車場からは、車がなくなってしまいましたが、まだがんばっている部屋がありますね。こっちもがんばらなくちゃ。
by stochinai | 2007-01-29 23:58 | 札幌・北海道 | Comments(2)

哀悼 アジアゾウの花子

 28日(日曜日)の午前11時半頃に、札幌市民だったら知らない人はいないアジアゾウの花子が急死してしまいました。警備員が7時頃に倒れている花子の異変に気が付き、職員が立ち上がらせようと努力したもののダメだったようです。

 昨年の7月15日に60歳の誕生日を迎え、まさに団塊世代と同じ時代を生き抜いたゾウの花子は、「1953年に円山動物園にやってきて以来一番の人気者で、神戸市の王子動物園で飼われているインドゾウ「諏訪子」の推定64歳に次ぐ高齢だった(日刊スポーツ)」とのことです。

 雪など決して降ることのない南の国から連れられてきて、長いこと札幌の子どもたちを楽しませてくれて、ほんとうにありがとう。

(この「花子」の写真はこちらへリンクして表示されています。)

 ゾウのいない動物園は「クリープを入れないコーヒー」みたいなものかもしれませんが、また新しいゾウを入れるのが良いことなのかどうかは、ちょっと考えてしまいます。
by stochinai | 2007-01-29 01:13 | 札幌・北海道 | Comments(0)
 今朝の朝日新聞の「声」欄に、「給食費は無償にすべし」という投書がありました。私は給食費をタダにすることに必ずしも賛成ではありませんが、その中に書いてあった、給食費の滞納が児童生徒の1%、給食費全体の0.5%であることに対して、「私には、そんな程度かと思えた」という文章に膝を打ちました。私も、ずっとそう思っていました。投書の文はさらに続きます。
 長いこと水道行政に携わっていたが、水道料金でさえ未納者を給水停止にしても毎年1、2%程度は徴収不能だったからだ。企業経理は、売り上げのうち数%ぐらいが未収金になることを念頭に置いていると思われるし、銀行だって、そのぐらいの貸し倒れ引当金を覚悟しているのではないだろうか。
 最近の日本では、「なんでもバッシング」が流行しています。今回の学校給食費滞納問題は、教育問題の中で起こった「教師たたき」に続く「親たたき」に思えてならないのです。

 文科省のサイトにある「学校給食費の徴収状況に関する調査の結果について(PDF:272KB)」を見ても、給食費の未払いが急に増えているという印象もそれほどのものではないようですし(下の図参照)、私が子供の頃を思い出してもクラスに1人や2人(それで2~4%になってしまいます)は給食費が払えない子がいた記憶があります。そして、最近の所得格差から低所得層が増えていることを考えると、たとえ未納者が増えたとしても不思議はないと思われます。
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 ただ、この表で気になるのは、その下にある未納が増えた原因についての回答のうち、「経済的な問題」が原因と思う学校(校長?)が約38%なのに対して「保護者としての責任感や規範意識」が約70%と圧倒的に多いことです。そもそも、選択肢が2つしかないようなことも問題ですが、この回答には何かしらの誘導的な臭いが感じられます。

 そして、まさに最近の報道がこの点(携帯料金は払っているのに給食費を払わない親、義務教育だから給食費はタダにすべきだと主張する親)に集中して、右へならえの姿勢をとっているところにとても気持ちの悪いものが感じられます。

 これこそがまさに、文科省あるいは政府が誘導している親バッシングの根にある思想であるように思えます。もちろん、バカな親もいるでしょうし、とんでもない主張をする親もいるでしょう。それは、教師バッシングの時と同じで、バカな教師もいるでしょうし、買春する教師もいるでしょう。生徒と一緒にいじめをやるガキ教師もいるでしょうし、教室運営の下手な「指導力不足」の教師もいるでしょう。しかし、残りの大多数の教師は普通の教師で、ダメ教師と同じくらいあるいはそれよりもはるかに多くの素晴らしい教師がいるという事実もあるはずです。

 払える経済力があるにもかかわらず給食費を払わない親が、0.数%いることは事実でしょう。しかし、それをもって「今の小中学生の親は、ダメ親である」という結論がまったく論理的でないことは小学生でもわかることです。

 それにもかかわらず、新聞やテレビなどで大々的に「給食費を払わないトンデモ親」を報道することで、世の親のすべてがダメであるかのような印象を与えようとする情報操作をしていることをとても強く感じます。

 では、この情報操作の効果はなんなのでしょう。教育基本法改正の議論の時に、教師バッシングをすることで教師による基本法改正の声を抑え込む効果は確かにあったのではないかと思います。今度の国会でも、子どもたちの学校が変わってしまうかもしれない教育関連の法律改正が数多く予定されています。今、小中学校に通う子どもを持つ親にとっては人ごとではない心配があるはずです。

 私には、何十年も前から続いている給食費未納問題を、いま急に社会問題化することによって、この親たちの発言を封じこめようという意図が感じられてなりません。

 バッシングには、常に相手の発言を封じ込めようという力が感じられます。議論はおおいに結構だと思いますが、バッシングは思考停止・判断停止の愚かな行動です。新聞やテレビという、いまだに大きな力を持っている報道機関がバッシングに荷担するのは、自分が死んでいることを表明すること以外のなにものでないと思います。

追記:ここに佐藤清文さんが書かれた「給食費滞納と報道」という、素晴らしい評論を見つけました。是非、ご参照ください。
by stochinai | 2007-01-28 22:55 | 教育 | Comments(21)
 土曜日になると、大学にはいろいろなお客さんが訪れます。今日は動物画の天才が飼育室にやってきました。

 さっそく入り口の近くにいるフトアゴヒゲトカゲのしずちゃんやまちゃんがモデルにされました。
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 しずちゃんは、自画像がどうも餌に見えているようで、動いたら食べてやろうと身構えているように見えます。あるいは、しずちゃんではなく「すずちゃん」と書かれてしまったのが気に入らないのかもしれません。やまちゃんは、ずっと寝ていました。

 次は育ちすぎたミドリガメのみどりちゃん。
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 絵は、こんな感じで水槽に貼り付けられました。
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 ついでですので、みどりちゃんの大きさもご紹介しておきましょう。この写真で上下に写っている水槽の辺の長さが24cmですので、だいたいの大きさが想像できると思います。横に三角定規をおいて見ましたが、甲羅の長さが約16cmというところです。
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 さて、このような素晴らしい絵を描いてくれた巨匠が気になることと思いますので、最後にご紹介しておきます。カエルとトカゲを熱心に観察する巨匠(隣の研究室の先生のお子さん)です。
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 将来は画家か、動物学者ですね。

追記:下のコメント欄にあるように、絵を描いた「巨匠」は彼女のお姉さんだったようです。どおりで、「巨匠」に新しい紙を渡しても何も描いてくれなかったわけです(^^;)。

 ほんとうの巨匠の写真をこちらに発見しました。
by stochinai | 2007-01-27 23:59 | 大学・高等教育 | Comments(8)
 ずっと前に指摘もされていて、ある意味では政府あるいは検察はもうやらないと、かなり多くの人が思っていたはずの耐震強度偽装問題が、昨日になって急に騒ぎになったのはどうしてなのでしょう。しかもその主役のひとりが、ワイドショー向きの女性社長だというのは疑わしく思わない方が不自然です。

 そして、今日から第166回国会が始まりました。これを、偶然の一致と考えるのは無理というものだと思います。

 今回明らかになった耐震偽装は、たった2件だけです。国会の議論の方向によっては、いくらでも「追加注文」して次から次へと出すことも、また温存して将来に使うこともできそうな気がします。そもそも、前に耐震偽装で大騒ぎになったときに、なぜに一気にやってしまわなかったのかという謎が、ここに来てようやく解けたという気分に、私はなっています。

 また、民主党会派に属していた角田義一参院副議長が辞任に追い込まれたのも、政府与党の国会運営がやりやすくなる要因のひとつになっていると思います。

 教育基本法改正の時に次々と教員バッシング、世界史単位偽装問題が持ち出されたことも、まだ記憶に新しいことです。

 最近の政治を見ていると、場外乱闘で相手を黙らせておいた隙に、いつのまにか国会審議が時間切れになり、多数決で決まってしまうという「技」が多いように思えてなりません。

 今回の耐震偽装問題再燃に流されずに、国会の中での議論をしっかり監視できるかどうかがマスコミに問われているのだと思います。といっても、放送関係はすでに「あるある大事件」で偉そうなことを言えないところに追い込まれているのでしょうか。

 このまま馬鹿にされ続けて、愚かなニュースを追いかけることを続けるのか、そういう目くらましにだまされずに、この国の未来を考えさせる報道をするのか、いよいよマスコミも最後の曲がり角、正念場ですね。
by stochinai | 2007-01-26 21:39 | つぶやき | Comments(11)
 CoSTEPの第1期本科修了生が科学技術コミュニケーション工房スペースタイムを立ち上げ、個人事業主としてプロの科学技術コミュニケーターになりました。

 代表のSalsaさんは、昨年の春に卒業してから、もちろん無給のボランティア活動もたくさんなさっておられるのですが、この世の中に科学技術コミュニケーターという存在を根付かせるためには、お金をかせげること、さらにはそれで食っていけることを示さなくてはならないということで、積極的にお金になる仕事も請け負うようにしておられます。

 有給無給を含めて、CoSTEP終了後にされた主な仕事がここにまとめられていますけれども、たくさんの方々の協力があればこそとは言え、たった一年でよくもこんなにというほど仕事をされていると思います。

 もちろん、科学技術コミュニケーターを職業としていくためには、もっともっとたくさんの仕事をしなければならないのですが、一人だと所詮アルバイト程度の収益を上げることしかできません。そこで、科学技術コミュニケーション工房スペースタイムでも、多くの人材が必要になっています。

 まだまだ、そんなに大きな仕事が動いているわけではありませんので、すぐにたくさんの人に仕事が配分されるということはないと思いますが、科学技術コミュニケーターとして請け負う仕事は多岐にわたり、その多くが時間と才能を要求されるものです。今も、毎日のように打診を受ける仕事も、ご多分にもれず多岐にわたり、多くの人の助けなしには実現できるものではありません。(たくさん断っているという噂もあります。ほんと?)

 そこでスペースタイムでは、科学技術コミュニケーションの助っ人募集プログラムとして、人材エントリー「SKET」(助っ人?)を始めました。詳しくは、こちらを見ていただきたいのですが、ボランティアを含め、たくさんの人が協力して行うことではじめてうまく動く、科学技術コミュニケーションというものが、この国に根付くためにはなんとしても最初に動き出したスペースタイムの挑戦が成功して欲しいと思っています。

 以下のどれかに当てはまる人は登録してくださいということだったので、すべてに当てはまる私としては、早速人材登録させてもらいました。
 ・科学技術コミュニケーションを実践してみたい
 ・自分の得意分野を今までにない形で活かしてみたい
 ・副業したい、在宅でネットをつかって働いてみたい
 ・スペースタイムを応援したい
 もちろん、自分の得意なことが人の役に立つだけでもうれしいのですが、ひょっとしたら副業あるいは退職後の職業につながったりしないかなどという甘い気持ちもあります。

 科学技術のジャンルもいろいろな人がいるに越したことはないと思います。主婦や大学生、もちろん大学院生、あるいはすでに職を持っている人でも、オフタイムに何かができるかもしれません。

 科学技術コミュニケーションに興味のある人は、どんどん登録しましょう。新しい人生のドアを開くきっかけになるかもしれませんよ。
by stochinai | 2007-01-25 21:33 | CoSTEP | Comments(4)
 Polaroize という、画像に「ポラロイド」風な枠線と影をつけるサービスだそうです。

 やってみました。
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 楽しいかも。
by stochinai | 2007-01-25 15:37 | コンピューター・ネット | Comments(5)
 午後になって突然、図書館からメールが舞い込みました。

 北大図書館が運用している機関リポジトリHUSCAPのマスコットではすかっぷちゃんというかわいいトリがいるのですが、図書館職員の方々が今日の昼休みに、はすかっぷちゃんの雪像(雪だるま)とスノーランタンを作ったとのことです。ついては、午後5時半から点灯式を行い、ついでにはすかっぷちゃん(および北大HUSCAP)の1歳半(?!)のバースディパーティを行うので、是非とも来て欲しいという内容でした。

 また、会場ではドイツのクリスマスには欠かせない温めた赤ワイン(グリューヴァイン)もふるまわれるということでしたので、アルコールには弱い私としては日も落ちた図書館前に駆けつけたのでした。

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 会場に着くと、ハスカップのイメージカラーである緑と黄色のツートンカラーのスノーランタンにかこまれて、不気味に目を光らせたはすかっぷちゃんが出迎えてくれました。もちろん、鍋にたっぷりと作られたグリューヴァインも用意されています。
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 気がついてみると、誰かがはすかっぷちゃんに王冠をかぶせたようです。
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 像の前にはなぜかしら2本のロウソクが立っていて、誰かが光る目のはすかっぷちゃんの前にひざまずいたように見えたりすると、なんだか怪しげな宗教の儀式をやっているのではないかという声も出ておりましたが、楽しいひとときを過ごさせていただきました。
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 しばらく外にいて寒くなったので、この後は屋内に入って懇親会。しばし、1本の博士論文・2本の修士論文・2本の卒業論文から逃避させてもらいました。

 こんなことやってていいのか、先生!
by stochinai | 2007-01-24 23:59 | 大学・高等教育 | Comments(0)

今日二つ三つ朝顔の通り道          稲畑廣太郎


by stochinai