5号館を出て

shinka3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2008年 04月 ( 39 )   > この月の画像一覧

 別に今年から始まったことではないのでしょうが、NHKではニュースなどでも決してゴールデンウィークと言わずに「大型連休」と繰り返していることが、なんとも耳障りに感じられます。

 もともと映画界が商売にからめて言い出したということもあるのかもしれませんが、一般的に良く使われてその言葉を使うことによってコミュニケーションがスムーズにおこなわれるようになっている言葉までも、絶対に使わないという姿勢には疑問を感じます。

 今の時期に「大型連休」と言えば、確かにゴールデンウィークのことだと誰もが思います。しかし、例えば6月頃に「次の大型連休」と言ったら多くの人は「えっ?いつのこと」と思うでしょうが、「次のゴールデンウィーク」と言えば、混乱する人はほとんどいないと思います。

 NHKがいつの頃からゴールデンウィークと言わなくなったのかわかりませんが、NHKが用意している視聴者の疑問に答えるページ(NHK放送文化研究所)を見ると、1970年代までは使っていたように思われる表現があります。
現場の疑問 Q&Q 視聴者の疑問
 「ゴールデンウイーク」「大型連休」どちらを使う                       00.04.01
「ゴールデンウイーク」(黄金週間)は、・・・・・・映画界が、宣伝も兼ねて作り出したことばで、昭和27~28年(1952~53)ごろから一般にも使われるようになったようです。しかし、1970年代の「石油ショック」以降、「のんきに何日も休んではいられないのに、なにがゴールデンウイークだ」といった電話が放送局に何本もかかってくるなど抵抗感を示す人がめだってきました。
 さすがに「皆さまのNHK」ですね。文句がくると、対応してくれるようです。他にも、カタカナは避けたいとか、表記が長すぎるとか、1週間以上休みが続くことがあるとか、屁理屈としか言いようのない言い訳が、この後に続いています。

 しかし、音楽の歌詞に商品名があるということでNHKの番組の中で歌う時には歌詞を変えさせたり(山口百恵 ポルシェ→車、南こうせつ クレパス→クレヨン)、放送禁止(ポールサイモン 僕のコダクローム)にしたりするNHKですから、ゴールデンウィークというのは映画産業が作った「商標」というような位置づけで、それを使うことは「宣伝にあたる」などという愚にもつかない理由であることはおそらく間違いないところだと思います。

 しかし、ゴールデンウィークに映画を見る人もマイナーになってきていて、今やゴールデンウィークと映画産業を結びつける人などほとんどいなくなっている時代の変化というものに気がついている社員もいるはずなのでしょうが、組織全体になると空気が読めないままでどこまでも進み続けるところは、やはり日本を代表する組織の見本なのかもしれませんね。

 いろんな意味で、NHKはスゴイ!
by stochinai | 2008-04-30 20:42 | つぶやき | Comments(2)
ポスドク問題は終わったのかもしれない 2008-04-20 49 New at 2008-04-30 21:47

若い科学者達の自主的行動が(たぶん)文科省を動かした 2008-04-18 5 2008-04-25 21:48

太陽が沈むまで 2008-04-21 3 New at 2008-04-22 11:36

大学教育の質とは 2008-04-01 37 New at 2008-04-22 07:53
by stochinai | 2008-04-30 18:57 | その他 | Comments(0)

2008年度受講生合格発表

 CoSTEP2008年度受講生の合格発表が行われました。今年度は1次募集で定員を満たしましたので、2次募集は行わないとこのとです。

 こちらをご覧下さい。

 本科、選科A、選科B、募集総数60-90名のところを、145名という多数の方から応募があったので、かなり厳しい選抜になってしまいましたが、最終的に83名の方が合格ということになりました。

 CoSTEPは来年度をもって終了予定となっておりますので、受講希望者は来年に賭けていただきたいと思います。
by stochinai | 2008-04-30 14:19 | CoSTEP | Comments(0)
 全文がこちらで読めますが、今朝の天声人語は、先日の衆院山口2区の補選での結果を受けながら、与党が明日ガソリン税を元に戻す法案を衆院の3分の2で再議決するという方針について論評していました。その内容自体に特に注目すべきものがあるわけではなかったのですが、次の文章に目がとまりました。
「気弱になった集団の多数意見は、往々にして誤る」。この鋭い洞察は、南極観測隊を何度か率いた村山雅美(まさよし)さんだ(小学館『千年語録』)。追い詰められてからの「数の論理」は危険で、極地では全滅を招くことさえある。
 これは天声人語子が政府自民・公明党を「気弱になった集団」と考え、その多数意見がガソリン税の暫定税分を元に戻すということであり、その決定は政府を崩壊へと導くであろうと指摘しているのだと思います。

 私には、明日に予定されている衆院の再議決が自民・公明の多数意見であるかどうかは疑問だと思っていますし、自民・公明党が「気弱」になっているとも思えないので、この比喩は必ずしも当たっていないと感じられるのですが、この引用部分はまさに今の大学の状況を示している言葉として、ズシンと胸に響いてきました。

 今の大学がやっていることは、たとえ文科省からの示唆があったとしても、大学という法人が自分で決定して行っていることです。大学というのは、いろいろ言われていますが、インテリが集まっている組織であり、昔と比べるとさまざまなことがトップダウンに行われるようになってきており、確かに手続き的にはかなり独裁的に行われるようになったものが多くなってきているのですが、大学全体としての動きはやはり大学内の空気を反映した「多数意見」によって動かされていると感じられます。

 私個人としては、大学設置基準の大綱化による教養部(一般教育)の廃止も、大学院の重点化も、国立大学の法人化も間違いだと思っていましたし、今でも思っているのですが、いずれも大学という組織を構成する集団が「気弱」になっていたことによって実現したことのように思えてなりません。

 つまり、教養部の廃止、大学院の重点化、法人化という三点セットは、まさに大学という気弱になった集団が決めた「誤った多数意見」だと考えると、今大学が置かれている状況がすっきりと理解できるような気がするのです。

 それ以前の大学は、それこそ政府や文部省が見ても、「何を根拠に!」と、一見滑稽に見えるくらいの「強気な」集団だったように思えます。その結果、ことあるごとに政府と対立し、産業界への協力も拒否し、経済的には「日干し状態」にあったのではないでしょうか。

 それが、いつの頃からか非常に気弱な集団になってしまったのです。私の記憶によれば、それはやはり大学へある程度予算が注入されるようになってからだと思えてなりません。いったんお金を手にして、設備や研究費が潤い始めると、もはやお金なしには教育も研究もできなくなってしまうという強迫観念を持ってしまうのかもしれません。個々人ではそうではない人もある数いらっしゃると思いますが、多数の意見としては「もう、お金がなければ何もできない」という気弱な気分が蔓延しているのが今の大学なのだと思います。

 大学という、日本の頭脳が集まっているはずの集団のやることがどうして間違ったことばかりなのかと不思議に思うこともあったのですが、天声人語で読んだ村山さんの言葉で氷解して、膝を打ったのでした。

 大学は、気弱になった集団だったんです。
by stochinai | 2008-04-29 22:42 | 大学・高等教育 | Comments(2)

大学院入試問題漏洩

 各社が報道していますが、朝日ドットコムです。

 東大大学院で修士課程の入試問題漏洩 准教授を解雇

 「東京大学は28日、海洋研究所の浦川秀敏准教授(37)が、07年度の大学院新領域創成科学研究科(自然環境学専攻)の修士課程の入試問題を複数の学生に漏らしていた」ということで、「25日付で浦川准教授を解雇」したそうです。
 学内の調査委員会によると、浦川准教授は06年6月末から8月上旬にかけ、同専攻で自分が受け持つ研究室を第1志望とした学生に対して複数回、電子メールや電話などで「この分野を勉強しておくように」と具体的内容を伝えていた。准教授は07年度入試の出題委員の一人で、専門分野の出題6問のうち5問に、漏洩にあたる個所があったという。
 一昨年の試験漏洩が今になって問題になったというのが、ちょっと不思議な感じがしますが、「漏洩は今年2月、情報提供を受けた学生が別の教授に相談して発覚した」ということなので、当該学生は入学してから1年近くも、そのことを隠していたということになるのでしょうか。

 当該の学生は、受験した時点で試験の漏洩にはすぐ気がついていたはずですが、受験するからには受かりたいという思いがあるはずで、利益供与を受けた側としてはなかなか告発しにくいのは理解できますが、今になって告発(別の教授に相談)したということは、当該指導教員との間に何か問題が生じたということを意味するのかもしれないと、勘ぐってみたくなります。

 「漏洩を受けた受験生は全員が合格」しているということですが、東大側として「学生側は入試問題とは知らずに情報提供を受けた。いわば被害者」ということで、文面から明らかに複数いたと見られる関係した学生に対して、「見逃す」処置をとっているようですが、それで良いのでしょうか。もちろん、被害者でもあったかもしれませんが、指導教員が解雇されることで指導教員を失うことになるでしょうから、その学生達をどのように処置するかということに対する大学の責任は重いと言わざるを得ません。

 また教員としては、自分の研究室を志望した学生を合格させたいという気持ちは「情」としてはわからなくもありませんが、この先生はそうまでして合格させた学生をどうしようと考えていたのでしょうか。

 1) 自分の指導を受けたいと言っている学生なのだから、どんなに能力が低くても責任を持って教育して、世界と戦える研究者として育ててやりたい。

 2) 自分のところでやっている研究は、能力などに関係なく一人でも多くの大学院生がいればいるほどデータが出るので、うちを志望した学生には試験などは素通りさせて合格させたい。そして、しっかり「労働」してくれさえすれば東大大学院の卒業あるい場合によっては東大博士の称号を取らせてあげよう。

 3) 研究者の資質というものは、ペーパー試験で計れるようなものではないので、私はペーパー試験には反対である。私の研究室を志望した学生は、ペーパー試験では計れないような才能を持っていることを確信するので、くだらないペーパー試験などはスキップさせてやりたい。

 いろいろな考え方があるでしょうし、しばらく前までだったら指導教員さえOKすれば、試験などあってなきがことしという大学院や研究室も多かったと思います。この准教授は、そんな先輩教員や大学院組織を見て育ったのかもしれません。そして、研究者として評価されるのは研究業績だけだと信じ、実際にそういう環境で「戦っている」と、それほどの罪悪感なしにこうしたモラルハザード事例を引き起こしてしまうのかもしれません。

 そういう意味で、学長・理事・研究科長・専攻長すべてが処分されたのは当然としても、この手の事件は論文ねつ造とその発生原因を共有しているものと思われます。日本の研究環境を監督している文科省も自らの身に起こった深刻な事件として再発防止のために、大学や研究環境全体の見直しをすべきだと、私は思います。
by stochinai | 2008-04-28 22:40 | 大学・高等教育 | Comments(4)

 アウトドア・シーズンになりました。普段、あまり体を動かさないような生活をしている人でも、そとに出てスポーツのひとつでもしたくなる良い季節です。

 頭の中では、スポーツの前後にはウォーミングアップとクールダウンをすることや、無理に身体を動かしてはいけないなどということはわかっていても、ついつい後で筋肉痛に悩まされてしまうものです。

 もちろんかなり入れ込んだスポーツマンの人なら、スポーツをする時にはソックスひとつでも重要だということをご存じだと思いますが、我々のような素人こそスポーツをする時にはきちんとしたソックスを身につけるべきなのかもしれません。

 そんな時に、CyberBuzzのキャンペーンでリガードのハイテク・スポーツソックスの試用モニターを募集していたので応募してみたところ、送っていただくことができました。

 いただいたのはCG ソックスというC&G構造(コンプレッション&グラデーション )と呼ばれる、足底からふくらはぎにかけて段階的に圧力を減少させる特殊な構造を持ったという、スポーツに最適なソックス2足です。

 こちらが『CG ソックスEX33(CG-1)ブラック』です。
c0025115_22554474.jpg
 かかとまわりを拡大してみると、予めテーピングを施したソックスという感じです。
c0025115_22562925.jpg
 土踏まずのあたりの拡大図です。かなり細かく気を遣っていることがわかります。
c0025115_22573256.jpg
 つま先は親指が分かれており、足裏のイボイボと見合わせるとまるで「地下足袋(笑)」ですが、かなり心強い感じではあります。
c0025115_2304951.jpg
 でも、朝から晩まで履いていると足が窒息してしまう感じですが、自転車に乗る時に履くとついつい高速で走りたくなりそうです。

 一日中履いていられるほうはこちらの、『CG ソックス33(CG-2)ホワイト』ですね。
c0025115_2312456.jpg
 見た目はただのハイソックスですが、こちらもきちんと足踏まずまわりは絞り込まれています。
c0025115_2321979.jpg
 拡大してみます。
c0025115_2324980.jpg

 なかなかスゴイソックスだと思いますが、このリガードという会社はスポーツテーピングや保護用のブレースなどを販売している会社のようで、その延長線上に出てきた製品であると考えると納得がいきます。

 会社のロゴもなかなかおしゃれです。
c0025115_23115117.jpg
 CGソックスもグッドデザイン賞を獲得しているのだそうです。

 さて、(実はかなり高価な^^;)こんな立派なソックスに値する運動をする機会はなかなかない私ですが、読者の皆さまの中でこの製品に興味を持たれた方は、私と同じように試用モニターに応募されてみてはいかがでしょうか。5月9日までこちらで応募を受け付けています
by stochinai | 2008-04-27 23:14 | 医療・健康 | Comments(0)
 衆議院山口2区の補欠選挙が行われ、開票開始と同時に民主党公認・社民党推薦の平岡秀夫さんの当選確実が報道されました。出口調査の結果が圧倒的に差があったということでしょう。

 岩国市長選挙で自民党の候補が勝利した後ですし、数日前には自民党候補が勝ったらドクターヘリを購入するなどという露骨な利益誘導「公約」が出されたりしていましたので、どうなるか心配だったのですが、ガソリン・年金問題の上に、ダメ押しのように後期高齢者医療制度問題が持ち上がりましたので、保守王国と言われた山口県というお国柄でも、さすがに現在の与党の政策にはNOを突きつけたということだと思います。

 政府は30日にガソリン税の暫定税率を衆議院で再議決すると言っていましたが、この結果を受けてもその方針をつらぬくのかどうか注目されるところです。

 その政府を率いている首相の福田さんの存在感はすでに限りなく透明になっていて、ロシア訪問に行っていて、今日帰国したことなどもマスコミであまり大きく扱われていなかったようです。

 その一方で、やたらと聖火リレーのことが大きなニュースになっています。先日の、オーストラリアの時から気になっていたのですが、オーストラリア、日本そして今日の韓国のすべてで大量の中国人留学生が聖火リレー支援に結集しています。オーストラリア・キャンベラでは1万人が集まったといいますし、長野でも4000人、今日のソウルでも6000人がたくさんの中国国旗を持って沿道を真っ赤に染めていました。

 もちろん、すべてが中国人留学生とは限らず、中には労働者などもいるのでしょうが、テレビの画面で見る限りほとんどが学生風の若者のようです。

 まず、驚くべきことはどこの国にもたくさんの中国人学生が留学しているということです。1979年から行われた一人っ子政策の結果、中国では若者の数の増加は抑制されていると思いますが、母数が多いですので少なくしたとしてもやはり多いのだと思います。

 竹内宏の経済情報から引用します。
 子供が一人になると、裕福層は子弟の教育投資を増やすことができた。高等教育が広がっった。大学院生は85年に5万人だったが、2000年には30万人に達した。その年には、大学入学者数は300万人であり、進学率は15%の高さになった。

 また外国留学生も増え、2000年には、海外の大学院に留学している学生は4万人になった。スタンフォード大学における大学院留学生のなかでは、中国人の数が最も多く、日本人の約五倍に達している。
 2000年で海外留学生が4万人ということですので、現在は5万人くらいになっているのかもしれません。

 しかし、たとえたくさんいるからと言っても、大学生や大学院生になって、外国それも本国と思想的に異なる政治体制を持った国の中で、時には滞在する国の大多数の国民とは大きく異なる熱烈な愛国行動を取り続けるものだろうかというところが、いささか不審に思われるところです。

 もちろん、天安門事件というものもありましたので、学生が反政府的行動を取ることに対する政府からの締め付けも大きいでしょうし、海外留学を許可される学生はそうした不穏な思想を持っていないということもチェックされているということがあるのかもしれません。だからといって、強制された動員によるものとはとても思えない激しい行動が見られるという事実も見逃すことはできません。

 まあいろいろなことを考えたりするのですが、それらをさておいても外国における聖火リレーの応援(防衛?)にかけつける国旗を持った大量の中国人留学生を見ると、力をつけつつある国の勢いのようなものを感じさせられます。

 日本の大学生や大学院生は、どんなことに対して立ち上がる可能性があるでしょうか。
by stochinai | 2008-04-27 22:01 | 大学・高等教育 | Comments(0)
 私が iPod で良く聞いているポッドキャスティングのひとつに、Scientific American の 60-Second Science という番組があります。4月24日に配信されたものがとても興味深い内容だったので、ご紹介します。

 番組のタイトルは Diet May Influence Sex of Baby です。

 イギリスの750人の初産の妊婦さんを調べた調査結果で、妊娠する前と妊娠してからの食生活について詳しく聞き取り調査して、妊婦さんを3つのグループ(カロリーの摂取量が多い、中くらい、少ない)に分け、その人達の子供の性を調べたところ驚くべき結果が出たというものです。
For the women who consumed more calories and received a wider range of nutrients, 56 percent had boys. This group was also the most likely to eat breakfast. Among the women with the lowest caloric intake, only 45 percent had boys.
 妊娠前に栄養状態のもっとも良く、朝食もしっかり食べていたお母さんからは56%の男の子が生まれ、栄養状態のもっとも悪かったお母さんからは45%しか男の子が生まれなかったというのです。

 これは統計的にも明らかに有意な結果で、大変にセンセーショナルです。あまりにも驚いたので、原著を探してみました。上のポッドキャスティングの中で、According to new research published in the Proceedings of the Royal Society と言っているので、簡単に見つかりました。

 論文は Proceedings of The Royal Society B という雑誌にありました。オンライン版がすでに読めます。
You are what your mother eats: evidence for maternal preconception diet influencing foetal sex in humans
Fiona Mathews, Paul J. Johnson & Andrew Neil
ISSN: 0962-8452 (Paper) 1471-2954 (Online)


 確かにその通りのことが書いてあります。この図を見ると納得するのではないでしょうか。
c0025115_188488.jpg
 縦軸が男の子が生まれた比率(%)で、白、灰、斜線の順に妊娠する前に女性が摂取していた栄養量が多くなる3つのグループの結果が示されています。左側が計算によって得られたエネルギー量、右側が朝食にどのくらいの量のシリアル(コーンフレークみたいなもの)を食べていたかが示されています。

 そして、妊娠してからの栄養状態は子供の性比にはまったく影響しないとも書いてありました。栄養状態で子供の性が転換するということはないということです。さらに、最近の若い女性はダイエットをしている人が多いことと、イギリスやアメリカでは男の子が生まれにくくなっているという傾向とも一致していると締めくくられています。

 欧米で男の子が生まれにくくなっているということは初めて知りましたが、社会問題化しているという風にも読めました。日本ではどうなんでしょう。日本では、そもそも子供を生まなくなっているので、男女比どころではないのかもしれませんが。

 そのうちに、どうして栄養状態の良い女性が男の子を生みやすいのかという生物学的研究もされるでしょうが、ヒトの場合男と女を決めるのは精子ですので、子宮の中でY染色体を持った精子がX染色体を持った精子よりも卵に早く入りやすいという選択が働いていることの理由が説明されなければなりません。そちらの結果も興味深いことになりそうです。

 というわけで、ポッドキャスティングでびっくりするような生物学ネタを拾ったということだったのですが、この論文を読んでいて気になったことがひとつあります。

 こういう学術論文というのは、投稿した日と、論文の内容が審査されて雑誌に掲載されることが決定された日が記録されているものなのですが、それがちょっとした不安のもとになりました。これです。
c0025115_18182685.jpg
 論文の原稿が受け取られた日が、今年の1月23日は良いのですが、掲載が決まった Accepted の日がなんと2008年4月1日(エイプリル・フール)なんです。まさか、、、、、大丈夫ですよね。
by stochinai | 2008-04-26 18:26 | 医療・健康 | Comments(11)

ハスカップ咲きました

 昨日は寒く雨で、今日も涼しかったのですが、ハスカップの花は順調に開きました。19日のハスカップの蕾を再掲します。
c0025115_16541393.jpg
 これが23日のものです。
c0025115_21423055.jpg
 そして今日、あっさりと花が開きました。
c0025115_213469.jpg
 ちょっと違う角度から、もう1枚。ひとつの子房から、2つの花が咲いていることがはっきりとわかります。
c0025115_2133886.jpg
 うしろを振り向くとモクレンか満艦飾です。
c0025115_2145990.jpg
 春爛漫です。
by stochinai | 2008-04-25 21:13 | 札幌・北海道 | Comments(0)

霧にむせぶ夜

 このタイトルの歌がはやったのは1968年だそうですので、このタイトルで歌を思い出した人は私と同年代だと思います。私は、黒木憲という歌手の名前まで出てきます。

 それはさておき、昨夜は札幌には珍しく深い霧がかかりました。短時間で消えてしまったのですが、ちょうど一番深いところに遭遇したようで、珍しいので写真に収めておきました。

 遠くから見ると、コンビニがまさに不夜城の怪しさを漂わせています。
c0025115_19531716.jpg
 ちょっと寄ってみると、霧の感じがわかります。
c0025115_19535298.jpg
 伏古自転車道のあたりでもっとも霧が深くなりました。手前を走る車の光が右下の方でハレーションを起こしているのがわかるでしょうか。
c0025115_1956425.jpg
 いつものヴィクトリアもなかなかいい感じです。
c0025115_19564092.jpg
 1時間くらい後には、嘘のように晴れてしまいました。嘘だったのかなあ。
by stochinai | 2008-04-25 19:59 | 札幌・北海道 | Comments(0)

青鬼灯 秘かに育ち 居りにけり      中島たけし


by stochinai