5号館を出て

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 結果的に日本では大きな災害にはなりませんでしたが、地球の裏側で起こった大地震による津波が間違いなく日本にまで届いたということは実感できました。地球は広いけれども、狭いとも言えそうです。AFPが配信しているNOAAの画像を見ると、間違いなくチリは日本にとっての「向こう岸」です。
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 津波が来る前には、3メートルという津波が予報され「大津波警報」などというおどろおどろしいものまでも出されていましたが、結果的に観測された最高潮位は1メートルちょっとということで、人的被害も起こらずに済んでほんとうに良かったと思います。

 しかし結果論と言われてしまうことを承知であえて書きますが、冷静に考えてみると今回の対応も「いかにも日本的だったなあ」とやはり思ってしまいます。

 新型インフルエンザと呼ばれるブタインフルエンザの時には、日本にはウイルス1個たりとも入れないぞという勇ましいかけ声とともに水際作戦が行われましたが、結局はそれはできない「希望的作戦」だったということが今では明らかです。しかし、そのくらい力を入れて対策を行った結果も影響しているのでしょうが、結果的には毎年やってくる季節性インフルエンザ程度あるいはそれ以下の被害しか出ませんでした。

 今回の津波対策に関しては、警報や避難指示・勧告の出され方は、見方によっては「そこまでしなくていいのでは」と感じる部分も多々ありましたが、とにかく被害者はひとりも出さないぞという意志を感じました。そして、現時点までのところ結果的には人的被害を出すことなくなんとかやり過ごすことができそうです。

 しかし、結果的に被害がなかったから対策は適切だったと言えるのかというところでは考えさせられることがありました。全国の港湾およびその近辺に対する避難の誘導は適切だったとは思うのですが、JRの運休や道路の封鎖などに関しては、ちょっとやり過ぎではないのかと思わざるを得なかったというのも正直な感想です。

 これだけ、リアルタイムで気象情報を得ることができる時代です。津波に関しても、海に大量の位置や海面情報を発信する浮きプローブなどをばら撒くことなどで、かなり正確に津波の挙動をリアルタイムに追跡できる時代になっているはずだと思われるのに、どうもそうした最新のテクノロジーが駆使されているとは聞こえてこず、一方で災害を最大限に阻止するために「必要以上」と思われるくらいの予防措置をとっているのではないかという思いは消えません。

 地震の予知などはいくら最新のテクノロジーを駆使しても難しいというのは良くわかりますが、津波の伝搬状況などは、その気になればかなり正確に分単位で追跡できるのではないかと思われ、もしそれが可能なのだとしたら避難や交通停止などは最小限度に抑えることができるはずだと思いながら過ごした一日でした。

 どんどんと警報や避難を解除しているというニュースが外国から入ってくる一方で、「まだまだ」となかなか警報などが解除されない日本の状況を見ていると、危機回避をしようとして最大限のリスク回避をするあまり、国民が警報などを信用しなくなる「オオカミ少年」状態になってしまうことが心配にもなってしまいます。

 責任も取ってくれるつもりで、何でも「お上」が決めてくれるというシステムをとっていると、どうしても失敗を避けるためにこういうことになってしまうのは理解できないわけではないのですが、こんなふうにあまりにも「過保護」にしていくと、自らは何もしない国民を増やすような気もして、あまり教育的ではないとも感じております。

 難しいことなのですが・・・。
by stochinai | 2010-02-28 23:59 | 科学一般 | Comments(30)

2月27日のtwitter

Sat, Feb 27


  • 19:27  イコキロさんが通る|双子の白クマ赤ちゃん通信 ツヨシ、ピリカ、イコロ、キロル 子グマの頃の写真集 札幌100マイル http://ow.ly/1bTci

  • 08:56  大学の役割 - 非国民通信 「大学側が就職指導に力を入れて就職能力の高い学生を送り出したとしても、採用枠が広がらない限り就職する人の順番が入れ替わるだけで、日本全国で見れば就職する人の数は増えません。競争が激化するだけです。」  http://ow.ly/1bNxZ

  • 08:38  .@dff_ClickBokin あと1日ですが急速に伸びています。つぶやくことで無料で1円を募金「ハイチ地震緊急支援ツイッター募金」にご協力ください。現在、227381円。 http://www.dff.jp/ct/twit/haiti/


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by stochinai | 2010-02-28 08:19 | コンピューター・ネット | Comments(0)

修了式欠席

 今日はCoSTEP5期生の修了式でした。数年前までは、「CoSTEPとは北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット」のことですという注釈が必要だったのですが、今は「CoSTEP」で Google 検索するとトップに出てくるくらい認知度が上がりました。創設から4年半でここまで有名になったことを振り返ると感慨深いものがあります。 
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 CoSTEPは、今年度まで文部科学省の「科学技術振興調整費・新興分野人材養成プログラム」の支援を受けて運営されておりましたが、今年度限りで文科省(科学技術振興機構:JST)の経済的支援はなくなります。そういう意味で、今回はCoSTEPとしては歴史的な節目となる修了式だったのですが、残念ながら私は抜けられない公用で札幌市内のある場所に幽閉されており、残念ながらCoSTEP5年目にして始めて欠席とあいなりました。

 科学技術振興町費に限らず文科省から補助を受けて実現したプロジェクトのほとんどは、支援期間の終了と共に終わってしまうというのが、世の中の「常識」のようになっていたのですが、なんとこのCoSTEPは来年度からは北海道大学が独自で運用する「新生CoSTEP」として生まれ変わることになっており、すでに新年度受講生募集の案内も出ております。

 CoSTEPの修了式は、いわゆる卒業式とは異なり修了生の実習の成果発表の場でもあるという特徴があります。過去の成果発表会を思い出しても、参加者の度肝を抜くような迫力のある出し物や、時として見ている方が恥ずかしくなるような出し物が飛び出したこともあり、修了式を楽しみにしているリピーターもいるという噂も聞きます。その修了式を見ることができないのは、非常に残念に思っていたのですが、インターネットの発展により今年は生中継およびビデオ配信が行わらました。さすがに午前中の発表会の生配信は見ることができませんでしたが、今ビデオを見ながらこれを書いています。

 CoSTEP2009年度作品発表会午前の部
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 実は午後のシンポジウムの様子は、会議の合間に何度か「盗み見」をしたりしたのですが、そちらもビデオで見ることができます。

 CoSTEP2009年度作品発表会後半部分シンポジウム

 それと、あまり見たいと思う人はいないかもしれませんが、こんなものもあります(笑)。

 CoSTEP2009年度作品発表会総長挨拶と各コース代表への修了証書授与

 というわけで、出席することはできませんでしたが、今年の修了式も概要はつかむことができました。残念ながら、会場外で行われたはずのポスターセッションに関する情報などについては、ネットからは得ることはできませんでしたが、新しいテクノロジーにも目賢いCoSTEPのことですから、そうした情報のネット経由での配信もそう遠くない未来に実現することでしょう(期待しています)。

 どんどんと新しいテクノロジーを試していくこともコミュニケーションの重要な側面なのかもしれません。そういうチャレンジを続けているのもCoSTEPの特徴のひとつです。

 修了生の皆さんはお疲れさまでした。そして、おめでとうございました。

 今後の修了生のますますの活躍と、さらに新しくCoSTEPで学ぼうという後継者がどんどんと増えることを期待したいと思います。
by stochinai | 2010-02-27 22:49 | CoSTEP | Comments(0)

2月26日のtwitter

Fri, Feb 26


  • 18:30  風子とピリ子|円山どうぶつ雑記帳 クロクマ風子とシロクマピリカ 札幌100マイル http://ow.ly/1bvox

  • 18:26  札幌ドーム天然芝除雪のボランティアを募集 「7日・・午前9時30分から・・先の尖っていないスコップ・・中止する場合・・5日午後1時に・・HPで・・発表・・集合・・9時30分・・オープンアリーナ・スロープシャッター前」 BNNプラス北海道365 http://ow.ly/1bvj1

  • 06:32  真っ黒なお母さんから生まれた普通の斑紋を持つジャガーの赤ちゃん かなりかわいい Jaguar Cub: Jordan Zoo's Newest Joy - ZooBorns http://ow.ly/1bmdH

  • 06:31  先日のゴーヤー論文がマスメディアに取り上げられると「ゴーヤーが乳がんを防ぐ」になってしまうという例 BBC News - Extracts of bitter melon 'can block breast cancer' http://ow.ly/1bmgg

  • 06:22  Current Biology 論文: UV視覚で仲間を見分けるサカナ Fish can recognize a face based on UV pattern alone http://ow.ly/1bm1I

  • 06:19  出ると思ってましたカーリングネコ。ネコの性格からみて、こういうことをやるのはどこかに必ずいると思います。絶対に笑えます。 Curling Cat on Snuzzy http://ow.ly/1blXF

  • 06:12  .@dff_ClickBokin つぶやくことで無料で1円を募金できます。「ハイチ地震緊急支援ツイッター募金」にご協力ください。あと2日、なんとか25万円まで! http://www.dff.jp/ct/twit/haiti/


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by stochinai | 2010-02-27 08:37 | コンピューター・ネット | Comments(0)

春よ来い

 先日、ひょんなことからひょんなところへ行き、見かけた掲示です。ここはどこでしょう。
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 二つ目は席取りするなという警告ですが、一つ目が面白いと思いました。

 「授業中の教室における自習は禁止します」というのは、いわゆる「内職」の禁止です。内職はダメというのは高校を出て以来、見聞きしたことがなかったのでなんだか懐かしい気持ちになりました。

 もうお分かりの方もいると思いますが、さらに懐かしい檄文がありました。
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 大学全入時代を迎え、いま時はもうこういうことを言う時代ではなくなっているのかと思いましたが、まだこういう標語が生きていたのですね。

 私たちの青春時代には、「四当五落」という言葉もあったのですが、意味がわかりますか?睡眠時間を5時間とったら目指す大学には入れない、4時間で我慢せよという意味です。そうなると、これが出てこないといけません。動画はナシですが、高石ともやの「受験生ブルース」の歌詞を味わってみてください。このまんまのことを要求されていたのが、我々の時代の受験生でした。

 高石友也 / 受験生ブルース

 昨日は、国公立の前期二次試験がありました。なんだかんだ言われても受験生にとっては、やはり苦しい時期だと思います。なんとかサクラサク春を迎えて欲しいものですが、受験生ブルースの最後にあるように「予備校のブルース」になってしまった人は、こういうところにお世話になると良いのかもしれません。
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 私は経験がないのですが、予備校という経験も人生には大きな糧になるはずです。

 Good luck!
by stochinai | 2010-02-26 19:20 | 教育 | Comments(2)

2月25日のtwitter

Thu, Feb 25


  • 22:33  イコロとキロル、十勝へ。そしてピリカの里帰り。 4 双子の白クマ赤ちゃん通信 ピリカ、イコロ、キロル・・・ 札幌100マイル http://ow.ly/1b9ue

  • 19:50  売れないと思いますが・・・ [書籍] 大学の理系教科書は1ページ25万円で売れる!? from 大学を考える http://ow.ly/1b70J

  • 19:45  捕まえよ、王子 (乙女の悩みに告ぐバスソルト) from ブログ「ファインエリアが演出するアジアンモダンスペース・・・」 一部だけでしか受けないネタです。タイトルは入浴剤の名前なのですが、そのパッケージの写真が・・微妙・・ 札幌100マイル http://ow.ly/1b6WT

  • 19:36  アルビノのアライグマ Albino Raccoon, this guy. Teased the foxes. on Twitpic http://ow.ly/1b6TX

  • 19:34  イヌのアルビノは珍しいと思うのですが、これはどうやら本物のアルビノ・バセット What do you think about an Albino Basset Hound? | http://ow.ly/1b6SA

  • 19:04  最近は学校法人の身売りが多いねえ: 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog http://ow.ly/1b6yi

  • 19:02  日本は「質」の低い基礎科学研究論文を「量」産する国でしかないのか:ISIトムソン・ロイターズのデータが示すもの - 大「脳」洋航海記 「日本の研究は「量」はあっても「質」が低いということを如実に示す統計」  http://ow.ly/1b6uY

  • 18:13  円山動物園の遊園地廃止へ 「札幌市立円山動物園内にある遊園地「円山子供の国 キッドランド」が今年秋をめどに廃止される見通し」「「アジア館」と「アフリカ館」の整備計画・・の用地を確保」「10年度中に解体・撤去」 札幌の不動産屋日記 http://ow.ly/1b5Vw

  • 16:29  ホッキョクグマの移動に関するテレビ放送|双子の白クマ赤ちゃん通信 「全国放送TBS ニュースキャスター 2月27日22時~ ローカルUHB スーパーニュース 本日 18時台」 札幌100マイル http://ow.ly/1b4Zf

  • 09:09  世界の大学めぐり : 続・企業が本当に求めているのはコミュニケーション力ではない 「お金のある世捨て人である博士だけが大学教員になって、学生に販売、営業、コスト意識など「社会での生き方」を 教えられるのかどうかは、かなり疑問である」  http://ow.ly/1aZNg

  • 07:41  健康と病いの語り 「病気の診断を受けた人やその家族が、同じような経験をした人たちの「語り」に触れて、 病気と向き合う勇気と知恵を身につけるために作られたウェブサイト」 DIPEx-Japan http://ow.ly/1aYif

  • 07:37  サイエンスあれこれ : 科学とメディアの蜜月はもう終わりにしよう 「科学ジャーナリズムの本来の仕事は、科学のインタープリターなどではなく、科学を正しく評価、批評すること」「科学界とメディアの蜜月は完全に崩壊する・・健全な科学ジャーナリズム」  http://ow.ly/1aY9U

  • 07:34  世界の大学めぐり : 企業が本当に求めているのはコミュニケーション力ではない 「口ではコミュニケーション力と言いながら、本音では 販売・営業力、発想・企画力、コスト意識・財務センスのある 即戦力が欲しいと思っている企業は・・たくさんある 」  http://ow.ly/1aY5r

  • 07:25  メスがXY型の性染色体を持つアフリカ・ピグミー・マウス African pygmy mice: Females are XY ... researchers find out why http://ow.ly/1aXTA

  • 07:21  理系大学院生が身につけるべき科学技術コミュニケーション能力 : HUSCAP JJSC第7巻にエッセイを書きました。オープンアクセスでこちらからだうんろーどできます。  http://ow.ly/1aXNo

  • 07:13  .@dff_ClickBokin あと3日で終了ですが、今日も「ハイチ地震緊急支援ツイッター募金」にご協力ください。 http://www.dff.jp/ct/twit/haiti/


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by stochinai | 2010-02-26 06:08 | コンピューター・ネット | Comments(1)
 『科学技術コミュニケーション』(Japanese Journal of Science Communication)という、オープンアクセスジャーナルをご存知でしょうか。

 CoSTEPが編集・発行している「日本初の科学技術コミュニケーションに特化したジャーナル」です。2007年3月に創刊第1号が出てから、毎年2号のペースで発刊され、今月最新の第7号が発刊されました。
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 一応、学術雑誌の体裁をとっておりますが、一般の学術雑誌が専門家が専門家に向けて書かれているのが普通なのですが、CoSTEPの杉山代表の創刊の辞に書かれているとおり、これは「開かれたジャーナル」です。
「科学技術コミュニケーターを養成する」というCoSTEPのミッションは,「授業」の 中だけで完結するものではなく,広く社会と交流する必要があるということになります.本ジャーナ ルは,そうした交流の場の一つになればという思いから創刊しました.

 ・・・

科学技術コミュニケーションに取り組んでいる・・・大学や科学館,企業,あるいはジャーナリスト・・・日本の各地でNPOや教員のグループなど・・・そうした活動の成果が,一望できるようには蓄積されていません.そのため,同じような失敗/成 功の体験があちこちで繰り返されているように思われます.外からの評価をうけつつ累積的に発展 していく,という体制ができていないのです.

 こうした現状に一石を投じたい,というのも本ジャーナルを創刊した理由の一つです.
 つまり、「科学技術コミュニケーションの研究者」だけに閉じられたものではなく、「科学技術コミュニケーションに関心をお持ちの方ならどなたでも投稿できるもの」になっており、読むことだけではなく書くことに関しても開かれた「双方向のオープン・アクセス・ジャーナル」です。

 というわけで、科学技術コミュニケーションに関してはずぶの素人とも言える私でも投稿することができます。もちろん、「コミュニケーション研究者」ではありませんので「論文」や、また誇れるような実践も行っておりませんので「報告」なども敷居が高く、エッセイならばということで「談話室」へ投稿させていただくことにしました。
談話室

理系大学院生が身につけるべき科学技術コミュニケーション能力

栃内 新
 タイトルはちょっと偉そうなのですが、理系の専門教育を受けた人材であるならば、誰でもが簡単にできる「井戸端の科学技術コミュニケーション」を提案してみました。

 ご批判をいただければ幸いです。
by stochinai | 2010-02-25 19:33 | コミュニケーション | Comments(2)
 ひさびさにM姫がフロアディスカッションのファシリテーターで活躍の予定との情報が入りました。フロアディスカッションは2つ用意されていて、後半のファシリテーターはなんとあの「美人弁理士」の方だそうです(って、実はお会いしたことはないのですが・・・)。

 ディスカッション1では、『カーボンナノチューブの実用化』(リスク評価についても触れます)、ディスカッション2では、『がんのパーソナル医療』について議論する予定とのこと。

 「ぜひ皆様お誘い合わせの上、お越しくださいますようお願い致します。また、こういった話題に興味のありそうな方を知っておりましたらご紹介ください」とのことです。
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 以下、お知らせです。転送、転載可。

   □■北海道大学 創成研究機構シンポジウム■□
    
「環境が変わる 医療が変わる」
http://www.cris.hokudai.ac.jp/cris/main/front/index.html

 このたび,北海道大学 創成研究機構では下記の通りシンポジウムを開催致します。今回は、北海道大学の研究戦略に基づく重点的な研究事業を推進する研究部 特定研究部門の研究活動を紹介するとともに,共同で事業化に取り組む企業の方々をお呼びしてご講演いただきます。
 
 国内外,約30社の企業との共同研究で“夢の素材”カーボンナノチューブ(CNT)の事業化に取り組む古月教授,医工連携のつなぎ役となり,分子イメージングでがんに苦しむ人々のための「パーソナル医療」実現に挑む久下教授,2人の「異分野融合のフロントランナー」のお話をぜひこの機会にお聞きください。

 またフロアディスカッションでは,実用化研究を生み出す為の人と人とのつながりの重要性と,パーソナル医療実現への期待について各方面の方々,会場の皆さんと議論いたします。

             記

日 時:平成22年3月11日(木)13:00~17:00
場 所:北海道大学 学術交流会館 小講堂(札幌市北区北8条西5丁目)


※ 参加される場合は,ご氏名,ご所属,ご連絡先をお書き添えの上,メールまたはFAXにてお申し込みください(締め切り3月8日(月))

詳細についてはリーフレット(上:表、下:裏)をご覧ください(クリックすると少し拡大します)。

【お申込み・お問合せ先】
北海道大学 創成研究機構 研究支援室(担当:守真奈美)
〒001-0021札幌市北区北21条西10丁目 
電話:011-706-9273 FAX:011-706-9275
Eメール: rso@cris.hokudai.ac.jp
ホームページ:http://www.cris.hokudai.ac.jp/cris/main/front/index.html

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 M姫の追っかけのあなたも、是非どうぞ。
by stochinai | 2010-02-25 17:41 | 科学一般 | Comments(0)

2月24日のtwitter

Wed, Feb 24


  • 17:46  イコロとキロル、十勝へ。そしてピリカの里帰り。 3 双子の白クマ赤ちゃん通信 「ピリカの足型。肉球拓?」 ピリカの成長思い出写真館 札幌100マイル http://ow.ly/1aFlF

  • 14:38  札幌市民アンケート 円山動物園のゾウ導入問題で賛否が拮抗 「3年前の「花子」死亡以来・・円山動物園ではゾウの姿を見ることができない」「動物園の必要性を高く評価・・ゾウ導入の是非については明確な傾向が見られなかった」 BNNプラス北海道365 http://ow.ly/1aDL1

  • 14:10  asahi.com(朝日新聞社):スポーツ後進国 日本 by 清水宏保 「JOCの役員、メンバーが大挙して現地入り・・予算は限られている・・選手を手塩にかけて育てたコーチや、トレーナーがはじき出され、選手に快適な環境を提供できていない」  http://ow.ly/1aDt2

  • 12:50  「ピリカが円山に里帰り -動画ニュース 「おととい、おびひろ動物園から円山動物園に移動してきたホッキョクグマ「ピリカ」の一般公開が、きょうから始まりました。」  http://ow.ly/1aCnr

  • 12:33  理系大学院生が、生命科学の絵本を制作 CoSTEP修了式(2月27日)で発表 2月27日の修了式に出席すると無料でもらえます。 http://ow.ly/1aC9P 参加申し込みはこちらから。 http://ow.ly/1aCby

  • 09:51  試みの水平線:すごい編集者の条件とは? 「頼れる出版社、編集者の条件とは何かを箇条書きにしてみた」「素敵な趣味を持っていること」「書店、本が好きであること」  http://ow.ly/1aA2e

  • 09:47  小型犬は12000年前より以前に中東で育種された?BMC Biology (in press) Small dogs originated in the Middle East http://ow.ly/1azZ4

  • 09:42  うつが原因のストレスホルモンは性別に関係なく増加するが少女にだけ肥満をもたらす。 Stress hormone, depression trigger obesity in girls http://ow.ly/1azUG

  • 09:39  中年の肥満はボケやすい? Journals of Gerontology 掲載 Overweight middle-aged adults at greater risk for cognitive decline in later life http://ow.ly/1azPR

  • 09:26  アインシュタインの赤面させる3本の最悪の科学映画 DEEP BLUE SEA, THE 6TH DAY, THE CORE BBC News - Three films that would make Einstein blush http://ow.ly/1azzz

  • 09:10  .@dff_ClickBokin 20万円越えました。目指せ100万円!つぶやくことで無料で1円を募金できます。「ハイチ地震緊急支援ツイッター募金」にご協力ください。 http://www.dff.jp/ct/twit/haiti/

  • 04:31  英国マンチェスター大学 進化発生学ポスドク募集 with Tokiharu Takahashi...vertebrate haematopoiesis...with Peter Holland and Roger Patient http://ow.ly/1assU

  • 04:24  ビターメロンというのはゴーヤーのことでしょうか。サプリメントとしてポピュラーらしいのですが、そのエキス(bitter melon extract)が乳がん細胞を殺すという論文が出たようです。Cancer Research http://ow.ly/1asjq

  • 04:14  敗者復活戦があれば - 地獄のハイウェイ 「ポスドク問題でも・・一旦アカデミアの外・・研究職でない身分になってしまうと稀な例外を除けばアカデミアに戻ってくるのが絶望的に・・キャリアパスの多様化事業なんて敗者が載せられる担架にしか見えない」  http://ow.ly/1as28

  • 03:53  イコロとキロル、十勝へ。そしてピリカの里帰り。 2 双子の白クマ赤ちゃん通信 移動報告です。 札幌100マイル http://ow.ly/1arrS


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by stochinai | 2010-02-25 17:17 | コンピューター・ネット | Comments(0)
 あちこちでニュースになっています。

 Bitter Melon Extract Decreased Breast Cancer Cell Growth (苦いメロンの抽出物が乳がん細胞の増殖を抑える)

 ビターメロン(苦いメロン)というのが良くわからなかったのですが、調べてみるとなるほど「苦いウリ」、ニガウリ、苦瓜、ゴーヤーのことでした。
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 (C)photoXpress

 ゴーヤーは健康食品としていろいろな効能があることが知られています。血糖値を下げたり、血中の脂肪分を下げる働きは実証されているようですが、ここを見ると、解熱、解毒、下痢治療、糖尿病の血糖値降下、創傷の治癒の促進など、古くからさまざまな用途に使われているようです。

 というわけで、また「民間療法」に近いの話かと思ったのですが、研究者がきちんとした実験をして論文を書いて、がん研究では大御所の雑誌である Cancer Research に載っている論文の話でした。

Published online first on February 23, 2010
[Cancer Research, 10.1158/0008-5472.CAN-09-3438]

Bitter Melon (Momordica charantia) Extract Inhibits Breast Cancer Cell Proliferation by Modulating Cell Cycle Regulatory Genes and Promotes Apoptosis

Ratna B. Ray, Amit Raychoudhuri, Robert Steele and Pratibha Nerurkar


 セントルイス大学の科学者による研究です。ゴーヤーを患者さんに摂取してもらうというようなことではなく、ゴーヤーの抽出物を乳がんと正常乳腺上皮の培養細胞に与えて、その遺伝子発現の変化やアポトーシスと呼ばれる細胞死をチェックするという、オーソドックスなものです。

 その結果、ゴーヤーのエキスで処理された乳がん細胞は細胞分裂の周期が停止して細胞死を起こすとともに、がん細胞を生かし続けるタンパク質の合成を止めたり、細胞分裂を促進する遺伝子を働かなくすることなどを明らかにしました。

 細かいデータに興味のある方は、オンラインでpdfファイルも入手可能ですので、論文に当たっていただくとして、ここでは彼らの結論を示した図を引用しておきます。
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 BMEというのがビター・メロン・エクストラクトで、その効果により細胞分裂が止まり、細胞死が誘導されるという仮説です。

 ただし、このBMEの中のどのような成分がこれらの効果を引き起こすのかということや、さらに大事なことなのですが、身体の中にある乳がんの細胞にも効くのかどうかなどについてはまだまだ研究途上ですので、この結果からすぐにゴーヤーが乳がん治療に適応されるということにはならないと思います。

 でも、ゴーヤーはもともといろいろと身体に良いと言われているものなので、積極的に摂る理由が増えることにはなると思います。いわゆる「希少健康食品」と違って安いところもいいですね。
by stochinai | 2010-02-24 19:41 | 医療・健康 | Comments(2)

風わたり泥も乾きて春の草             嵐雪


by stochinai