5号館を出て

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 北海道は昨日からなんとなくシュンとしてしまっています。

 駒大苫小牧の優勝を審議へ(共同通信)のニュースのせいです。

 大人(先生?)である部長が高校生の野球部員に暴行していたことが発覚したというものですが、毎年のように高校野球と不祥事・辞退騒動が繰り返されるのはどうしてでしょう。

 ひとつは理想(清く正しく美しい高校野球)とかけ離れている現実(酒・タバコ・非行)に目をつぶり、現実が明るみに出ると必要以上に理想との違いを責め立てるからだと思います。

 もうひとつは、行き過ぎた連帯責任があります。悪いことをやった場合には、その個人を罰すれば済むはずなのに、チーム全体に責任を取らせるという不条理な慣例はそろそろやめるべきだと思います。

 野球部として全体で起こした不祥事ならば、全員で責任を取るということもあり得るかもしれませんが、暴行や酒・タバコなどといったことであるならば、必ず無罪の人間がいるはずです。連帯責任という形で全員が、大会出場を辞退したり、ましてや優勝が取り消されるなどということは人権侵害の疑いもあるでしょう。

 今回は特に直前に暴力事件が明るみに出て、県大会優勝にもかかわらず甲子園出場を辞退した明徳義塾高の例があるので、日本高野連がそれとの「バランス」ということを考えているのだったら、これを機会に体質(思想)を変えることをおすすめしたいと思います。

 暴力を振るった部長には、法的および学校としての責任の取らせ方がありますし、殴られた登録外の野球部員にも問題があったとしたら学校が教育的措置を講じれば良いことです。

 高野連さま、新聞社さま、放送局さま、みなさま。明徳義塾の時にも書いてみようかと思ったのですが、甲子園ではあり得ない世界が実現されているような大嘘を演じ続けるのはもうやめてください。
# by stochinai | 2005-08-23 15:10 | つぶやき | Comments(5)

選挙の争点3

 
争点その3:我々の生活


 ● 年金

 私はもう永年勤めていて、掛け金を払い込んでいますので、まさか年金がもらえないことになるなどとは思ってはいませんが、それだけで生活ができるだけもらえるかどうかということに関しては不安を持っています。というか、すでにじりじりと値切られているという点は認識しています。

 もっとも、給料から毎月何万円も引かれている掛け金が、どのように使われ、将来はどのように支給されるのか良く知らないというのが本音です。

 しかし、知らないからといって、不安がないわけではありません。基本的に、年金というものが、今働いている人々がすでに働くことを終えた人々を支えるシステムだというのであれば、今後に少子化と高齢化が進むと支えきれないだろうというのは中学生でも計算できることだろうと思います。

 これから年金の掛け金を長いこと払い続けることになる若い人達が、将来に不安を抱かなくてもよい政策を提案できる人や政党に政権を取ってもらいたいと思います。

 ● 子育て

 そもそも少子高齢化社会になった大きな理由のひとつが、今の日本では子育てをすることがいろんな意味で「損になる」と思われているからではないでしょうか。

 女性(母親)に過度の負担がかかる社会であるというだけではなく、労働者としての女性が子育ての後に仕事を再開することに、とてつもなく高いハードルが設定されているのではないでしょうか。

 もちろん、夫や職場の協力を得て、大きなハンディを負うことなく子育てをできている人がいることも知っていますが、それはあくまでも例外的な幸運と、とてつもないタフな精神力に恵まれた女性であるように思えるのです。

 そうではなく、普通の女性が普通に結婚し、普通に子育てし、たとえ普通に離婚したとしても、普通に子育てできて、夫がいようがいまいが、普通に仕事を続けられる社会というものを作ってくれる人や政党に投票したいと思います。

 ● 雇用不安

 職を失った中堅のサラリーマンが大量に自殺する理由に雇用不安があることは多くの人が指摘しているところですが、今の政府がそれに対して積極的な支援の政策を打っているようには見えないのです。

 自己責任、自由競争、人のことまで考えていられない、などなどの社会状況は認めざるを得ませんが少なくとも1996年より前には年間の自殺者が今より1万人少なかったことは事実です。

 若者が集団自殺したり、特に恨みや動機がない殺人事件が頻発したりする現象の原因も雇用不安だというつもりはありませんが、雇用不安の中で社会全体が非常に不安定になっていることは強く感じます。

 そうした社会の不安を取り除きたいと訴えてくれる候補者や政党を支持したいと思います。

 ● 税金

 単純に増税は反対と言うつもりはありません。増税する理由をきちんと説明して、我々を説得してくれる人に投票したいと思います。

 説明もせずに「痛みを分かち合ってくれ」とか言われても、「あんたも痛むんじゃなきゃ、いやだよ」としか答えられません。ましてやサラリーマンの自覚がない人に「サラリーマンにがんばってもらうしかない」とか言われたって、返事のしようがないです。

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 今回出した争点3に関しては、こうすればこうなるという特効薬的政策はすぐには打ち出せないのかもしれませんが、亀井静香さんや鈴木宗男さんのような方が良くおっしゃられている「情のある政治」をほんとうに実行してくれる人はいないのでしょうか。

 今までだと、「情のある政治」などということを選挙運動で主張する人は、「当選しても実際には何もしないですよ」と主張しているのと同じであるケースがほとんどだったと思うので、こうしたことを言うのは危険だと自分でも感じてはいるのですが、小泉さんのようになんでも簡単にバッサバッサと切ってしまう人を見ていると、自分もバッサリと切られてしまうんだろうなあという気持ちになってしまいます。
# by stochinai | 2005-08-22 20:57 | つぶやき | Comments(16)
 いよいよ、北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニットの受講申し込み受付けが開始されました。

 本科生:5~10名、 選科生:10~20名と人数は少ないのですが、受験料も検定試験もありませんので、しっかりとした志望の動機とそこで学んだことをどのように生かすかという夢のある方は、どしどし申し込んでいただきたいと思います。

 授業計画をごらんいただくとわかると思うのですが、今年度は10月1日から来年3月31日までの短期コースということになりますが、かなり充実したカリキュラムになっていると思います。来年度からは4月1日から、3月31日までの1年間のコースとして開講されます。

 現時点で提示されているカリキュラムはまだ一度も現場で試されたことがないというスリルもあるのですが、実際に行われる際には受講生の存在によって大きく影響されてくるのではないかと予想しています。つまり、講義そのものも、ユニットの視点である「参加型」が意識されたものになることを(私は)期待しています。

 ともかく、いままでどこにもなかった教育カリキュラムですから、なかなか理解しにくいこともあろうかと思い、説明会が予定されています。場所は確定していませんが、9月3日(土) 13:00から、北大内のどこか(理学部?)で行われます。なお、その時には特任教授の隈本さん(NHKスペシャルやクローズアップ現代などを作ってこられた人)の模擬授業「地震予知はどこまで信じられるか」も計画されていますので、それを聞く(見る)だけでも参加する価値があるでしょう。

 たくさんの方々の参加とユニットに対するご支援をお願いいたします。
# by stochinai | 2005-08-22 17:50 | 教育 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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