2008年 11月 26日
円山動物園で生まれた雄のホッキョクグマは雌だった
札幌の円山動物園のホッキョクグマのララは、2003年と2005年に一頭ずつの赤ちゃんを産んでいます。昨年は期待されながらもコグマを産まなかったのですが、今年も出産準備に入っているらしいです。
かわいらしかったホッキョクグマの赤ちゃんたちは雄だということで、ツヨシとピリカと名付けられていました。ある程度大きくなった時、ツヨシは釧路動物園に、ピリカはおびひろ動物園に婿入りしたはずだったのですが、なんとこの度彼らが雌だったことが判明してしまいました。彼女らだったというわけです。
話題:ホッキョクグマは雌 性別判定でミス
しかしたとえミスが原因だとしても、微笑ましいと言えば微笑ましい話題を提供してくれるところが、動物園の良さだと思います。最近は旭川の旭山動物園に押されて、ちょっと影が薄い円山動物園ですが、先日も現在は日本で唯一となるコモドドラゴンの期間展示にこぎつけるなど、実はなかなかの底力を持っていますので、努力次第で飛躍のチャンスは大いに期待できます。
そんな努力を支えるボランティア・サポーターとして、CoSTEPの選科Bコースの受講生たちが、札幌の円山動物園を取材して記事を書きました。それが、なんとgooニュースのご厚意によりgooニュース・ライフ・コーナーに掲載してもらうことができました。すごい、メジャー・デビューになったというわけです。
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"台所事情"は火の車? 動物たちの食生活 (11月19日)
野菜で防ぐホッキョクグマの「メタボ」 (11月20日)
ホッキョクグマのお弁当箱に隠されたヒミツ (11月21日)
突然の地震、動物園は安全なのか (11月22日)
「旭山とは違う」…癒しで再生目指す動物園(11月24日)
いずれも受講生が教員の指導を受けながら、取材して推敲を重ねて書いた様子が伝わってくるものばかりで、よく一次取材をがんばって書き上げたとほめてあげたい気がします。(まあ、私はどちらかというと身内ですので、評価は割り引いてください。^^;)
もちろん、発表された場が昨年までの「さっぽろサイエンス観光マップ」というような自前の媒体ではなく、かなり公共性が高い場であったということから、良きにつけ悪しきにつけ反響も大きかったようで、執筆者達も喜んだり、落ち込んだりととても良い勉強をさせていただいたようです。
「札幌サイエンス観光マップ」の時には、せいぜい事実誤認などの誤りを指摘されるくらいだったのではないかと思われますが、gooのライフ・ニュースには毎日新聞など、「本物の」新聞記者の書いた記事が並んでいますから、そこに記事を書くというのは名誉なことである一方、読者からのきつい目が注がれていることもまた事実です。その結果、書いた本人は思ってもいなかったコメントがつくこともあるでしょう。私は、毎日ブログを書いていますので、そういうことはしょっちゅうあり、だいぶ打たれ強くなってきています(笑)。
この度、「市民記者」としてデビューした受講生の皆さんは、これからもさまざまなメディアに書かれることになると思いますが、せっかくウェブという双方向性を持ったメディアを使うのでしたら、最初に書いた記事を出発点に双方向性が保証された場で記事を発表するということにもチャレンジしていただきたいものです。
・・・・・
さて、話を最初に戻して、雌だとわかったホッキョクグマの名前はどうなるのでしょうか。ピリカは女性にも使える「美しい」というアイヌ語の形容詞だからそのままで良いかもしれませんが、さすがにツヨシは改名しないと、なんだかかわいそうですね。せっかく女の子だとわかったのですから、かわいい名前を再募集してお嫁入り先を探してあげましょう。名前は「彩菜」とか「愛」とかがいいのでしょうか。釧路つながりで「麻紀」っていうのは古すぎますか?(スミマセン、もちろん冗談です。)
しかし、現在日本国内で飼育されているホッキョクグマは、雄20頭(道内2頭)、雌28頭(同雌7頭)と雄が不足しているみたいなので、ちょっと心配ですね。
かわいらしかったホッキョクグマの赤ちゃんたちは雄だということで、ツヨシとピリカと名付けられていました。ある程度大きくなった時、ツヨシは釧路動物園に、ピリカはおびひろ動物園に婿入りしたはずだったのですが、なんとこの度彼らが雌だったことが判明してしまいました。彼女らだったというわけです。
話題:ホッキョクグマは雌 性別判定でミス
しかし、今年6月にクルミと一緒のおりに入ったツヨシに「雄らしい行動が見られない」と、釧路市動物園が疑問を持ち、DNA鑑定を2回実施。それでも判明せず、今月4日に麻酔して触診の結果、雌と判明した。一方、おびひろ動物園も24日に触診を行い、雌と分かった。これはちょっと円山動物園、恥ずかしいことをしてしまいましたね。
しかしたとえミスが原因だとしても、微笑ましいと言えば微笑ましい話題を提供してくれるところが、動物園の良さだと思います。最近は旭川の旭山動物園に押されて、ちょっと影が薄い円山動物園ですが、先日も現在は日本で唯一となるコモドドラゴンの期間展示にこぎつけるなど、実はなかなかの底力を持っていますので、努力次第で飛躍のチャンスは大いに期待できます。
そんな努力を支えるボランティア・サポーターとして、CoSTEPの選科Bコースの受講生たちが、札幌の円山動物園を取材して記事を書きました。それが、なんとgooニュースのご厚意によりgooニュース・ライフ・コーナーに掲載してもらうことができました。すごい、メジャー・デビューになったというわけです。
水に流して大丈夫? 動物園の「うんち」の行方 (11月17日)
におい対策から見る都市型動物園 (11月18日)
"台所事情"は火の車? 動物たちの食生活 (11月19日)
野菜で防ぐホッキョクグマの「メタボ」 (11月20日)
ホッキョクグマのお弁当箱に隠されたヒミツ (11月21日)
突然の地震、動物園は安全なのか (11月22日)
「旭山とは違う」…癒しで再生目指す動物園(11月24日)
いずれも受講生が教員の指導を受けながら、取材して推敲を重ねて書いた様子が伝わってくるものばかりで、よく一次取材をがんばって書き上げたとほめてあげたい気がします。(まあ、私はどちらかというと身内ですので、評価は割り引いてください。^^;)
もちろん、発表された場が昨年までの「さっぽろサイエンス観光マップ」というような自前の媒体ではなく、かなり公共性が高い場であったということから、良きにつけ悪しきにつけ反響も大きかったようで、執筆者達も喜んだり、落ち込んだりととても良い勉強をさせていただいたようです。
「札幌サイエンス観光マップ」の時には、せいぜい事実誤認などの誤りを指摘されるくらいだったのではないかと思われますが、gooのライフ・ニュースには毎日新聞など、「本物の」新聞記者の書いた記事が並んでいますから、そこに記事を書くというのは名誉なことである一方、読者からのきつい目が注がれていることもまた事実です。その結果、書いた本人は思ってもいなかったコメントがつくこともあるでしょう。私は、毎日ブログを書いていますので、そういうことはしょっちゅうあり、だいぶ打たれ強くなってきています(笑)。
この度、「市民記者」としてデビューした受講生の皆さんは、これからもさまざまなメディアに書かれることになると思いますが、せっかくウェブという双方向性を持ったメディアを使うのでしたら、最初に書いた記事を出発点に双方向性が保証された場で記事を発表するということにもチャレンジしていただきたいものです。
・・・・・
さて、話を最初に戻して、雌だとわかったホッキョクグマの名前はどうなるのでしょうか。ピリカは女性にも使える「美しい」というアイヌ語の形容詞だからそのままで良いかもしれませんが、さすがにツヨシは改名しないと、なんだかかわいそうですね。せっかく女の子だとわかったのですから、かわいい名前を再募集してお嫁入り先を探してあげましょう。名前は「彩菜」とか「愛」とかがいいのでしょうか。釧路つながりで「麻紀」っていうのは古すぎますか?(スミマセン、もちろん冗談です。)
しかし、現在日本国内で飼育されているホッキョクグマは、雄20頭(道内2頭)、雌28頭(同雌7頭)と雄が不足しているみたいなので、ちょっと心配ですね。
by stochinai
| 2008-11-26 19:10
| CoSTEP
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