カエルの電車ごっこ : 5号館を出て

　アフリカツメガエルを飼育している人にはおなじみの光景かもしれません。オスとメスと隔離して飼育していると、オスの水槽では時々おもしろいことが起こります。

　オスが発情が最高潮に達すると、相手がメスでなくても抱きつくことが良くあります。これはオスがオスに抱きついたペアです。
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　一見、普通のオスメスのペアのように見えますが、抱きつかれている方の手のひらの内側が真っ黒になっているので、オスだということがわかります。

　まあ、これくらいなら特にどうということはないのですが、時にはこんな電車ごっこになってしまいます。
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　これを前からみたところ。まことに真抜けた脱力感あふれる光景です。
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　日がだんだんと長くなってきたのを感じての行動だと思います。

　春もそう遠くないですね。

Commented by Hae X at 2009-01-26 22:52

思わず爆笑。
壁紙にしようとして、思いとどまりました。

Commented by mamekichi at 2009-01-27 06:36

比較行動学で言う、真空活動の1例かと思ったのですが、いかがなのでしょう？

Commented by stochinai

at 2009-01-27 07:37

　そういうことだと思います。何年か前にアユに抱きつくアカガエルの写真が新聞に出たことがありますが、カエルのオスはひどい時には木の枝に抱きつくこともあるそうです。

Commented by ある at 2009-01-27 09:23

最近、動物園のシロクマのオス、メス間違えたとかいう記事ありましたね（これは人間の勘違いですが）。

ttp://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2543178/3561937

Commented by ぜのぱす at 2009-01-27 09:30

ウチのlaevis共も良くやっています（笑）。tropicalisでは見たことがありません。borealisではどうなのでしょう？

Commented by stochinai

at 2009-01-27 10:14

　シロクマ取り違えは札幌の円山動物園です。

　最近はborealisは雌雄混在飼育をしており、常時メスがいるので問題（？）は起こりません。昔、雌雄を分けて飼育していた時には、１０数匹の長い連結を見たことがあります。またlaevieとborealisを一緒に飼育していた時には、自分の１０倍くらい大きなlaevisメスの片足の太股に抱きついたborealisオスがいて（メスの腰が太すぎて手が届かなかったため）、さすがに見たとたんに大声で笑ってしまいました。