5号館を出て

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本の在処が見えるマップ

 いつも新鮮な情報を教えていただいている「新潟県立大ブログ」さんのところで、またまたおもしろいものを発見しました。

 エントリーは:[本間]書籍全文はすべてクラウドへ?

 記事の最後に、大学図書館などの所蔵を可視化してくれる所蔵図書館マップというものが、さりげなく紹介されています。

 所蔵図書館マップ

 説明によるとベータ版のようですが、非常にインスパイアされるものがあります。
* 本サービスは試験的なものです。予告なく停止および変更することがあります。ご了承ください。
* 現在はWebcat Plus(国立情報学研究所提供。大学図書館等対象) ・総合目録ネットワークシステム(国立国会図書館提供。都道府県立図書館等対象) ・ALIS WebOPAC(農林水産研究情報センター提供。農林水産関係機関対象)の3つの総合目録が対象です。
* いずれの所蔵データも勝手に利用しています。正式に利用させてもらっているものではありません。
* 所蔵館の位置情報の取得には,一部を除き東京大学空間情報科学研究センター提供のCSVアドレスマッチングサービスを利用しました。
* このページを作成したのはmyrmecoleonというものです。何かあれば,だいたいこのへんにいますので声かけてください。
 調べたい本のISBNをフォームに入力するだけで、Googleマップに表示されます。

 早速、試してみました。(クリックすると画像が大きくなって字も読めるようになります。)
本の在処が見えるマップ_c0025115_1393269.jpg
 色の違うスポットがあります。別のものでやってみましょう。
本の在処が見えるマップ_c0025115_13111173.jpg
 検索している目録が3種類ということなので、その結果が色分けされているのかもしれません。それにしても、こうしてみると本(和書)というものは図書館にいけば必ず見つかりそうな気がしてきます。

 洋書はどうでしょう。これは、最近我々の研究室で見あたらなくなって困っている本です。
本の在処が見えるマップ_c0025115_13125715.jpg
 ありゃりゃ、この本は北海道・東北にあった、たった1冊だったということかもしれません。どなたか心当たりのある方は至急返却してください。よろしくお願いします。

 すでにあるサービスを組み合わせるだけで、こんなものができてしまうというのもWeb2.0のすごさというものなのかもしれません。

 図書館に興味のあるかたは、是非ともお試しください。
Commented by ほんま at 2009-03-06 21:12 x
エントリーで取り上げていただいた上にTBを恐縮です。いつもこちらがstochinaiさんに教わる一方なので「所蔵図書館マップ」をすでにご存じかと思っていましたが,さすがにいろいろ試用されて参考になります。緑色のマーク(農林水産研究情報センター提供)は初めて見ました。
本当にWeb2.0の力はすごいと思っていますので,これからもいろいろご教示ください。
※札幌からTBをいただいたのを機に当該ブログの方でも「Science and You」のパーツを利用させてもらいました。
by stochinai | 2009-03-06 13:18 | 大学・高等教育 | Comments(1)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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