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オープン・アクセス週間

 昨年10月14日はオープン・アクセス・デーで、エントリーも書きました。

 オープン・アクセス・デー

 今年は、オープン・アクセス・デーがぐんと拡張されて、今日10月19日から23日金曜日までがオープン・アクセス週間となって、世界的にさまざまな行事が予定されているようです。オープン・アクセス週間(日本)のホームページはこちらです。

 オープンアクセス週間 – 2009年10月19〜23日
オープン・アクセス週間_c0025115_19542212.jpg
 ホームページによれば、最終日の金曜日にはOpen Access Week 2009 セミナー「Open Access “Friday & Night” 2009」として、次のような大イベントが用意されています。
【概要】
日程: 2009年10月23日(金)18:00~21:00
場所: 東京大学 情報学環・福武ホール
一部(Friday): 福武ラーニングシアター
二部(Night): UT カフェ
定員: 事前登録制(申込締切: 2009年10月15日(木)13:00)
一部(Friday): 180名
二部(Night): 100名
参加費:
一部(Friday): 無料
二部(Night): 2,000円(ドリンク+フィンガーフード)
主催: Open Access “Friday & Night” 2009
共催: 「オープンアクセス、サイバースカラシップ下での学術コミュニケーションの総合的研究」プロジェクト(科学研究費基盤研究(B))、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
後援: NPO法人エデュース・テクノロジーズ、コンテンツ学会、Digital Repository Federation (DRF)
事務局: My Open Archive
 その他にもキャンペーンやコンペがあるらしいのですが、くわしくは、上記のホームページをご覧ください。

 で、明日なんですが、SPARC Japan(国立情報学研究所の国際学術情報流通基盤整備事業)が、明日10月20日にオープンアクセスに関するセミナーを開催することになっています。

Open Access Week (第5回 SPARC Japan セミナー2009)
「オープンアクセスのビジネスモデルと研究者の実際

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 PLoSと並んでオープン・アクセス・ジャーナル出版の先頭に立って頑張っているBioMedCentral (BMC) からジャーナル・ディベロップメント・マネジャーのCharlotte Hubbardさんに来ていただいて「オープンアクセス出版ビジネスモデルの実際:BioMedCentralのこれまでとこれから」という講演をしていただくのは良いのですが、その後になんとどこでどう話が間違ったか、私の講演も予定されております(汗)。

 私はまだBMCのジャーナルに投稿したことはないのですが、出版する側だけではなく、投稿する(可能性のある)側からもということなのでしょうが、私に白羽の矢が立つとはいかに研究者の間にオープン・アクセスが浸透していないかという証拠のようにも思えます。
オープン・アクセス週間_c0025115_20165113.jpg
 とは言え、引き受けたからには出版社の方に「日本の研究者(の少なくとも一部)」が考えていることをしっかりと伝えねばと思っております。おそらく、会場には私よりははるかに詳しい方がたくさんいらっしゃることは間違いないので、私の話を前振りにして、援護射撃をいただけるものと期待しております(笑)。

 それにしても、1年間でデーがウィークに昇格するということは、オープン・アクセス運動が着実に発展していることの証拠ですね。

 明日は、日帰りで東京です。
by stochinai | 2009-10-19 20:25 | コンピューター・ネット | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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