5号館を出て

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浅川マキ没 我々の時代が終わる足音が聞こえる

 浅川マキが死んだというニュースを聞いて、なぜだか我々の時代が終わりつつあることを実感しました。私はいずれよりも年下ですが、年齢的には先日なくなった加藤和彦の時のほうが近く、浅川マキはちょっと年上だったようです。加藤和彦のように数歳ではなく10歳近く年上だった彼女は、私が学生の頃は彼女はずいぶんと年上の人だという印象を持っており、ちょっと近寄りがたい怖さのようなものを感じていたからかも知れません。

 今、1970年頃のビデオを今見ると、彼女はまだあどけなさが残っている顔をしていることに衝撃を受けています。大学に入りたての私には世間を知りつくした怖いオバサンに見えていたのですから。代表作はもちろん「夜が明けたら」ですが、私はそのシングル盤のB面に入っていた「かもめ」のほうが好きでした。何十年ぶりにライブの映像を見ました。



 彼女の持つ底知れぬ怖さを端的に現しているのが「赤い橋」という曲だと思います。動画はありませんが、YouTubeで聞くことができます。



 この歌に強い影響を受けて中島みゆきが作ったと思われるのが「あぶな坂」です。こちらも声だけですがYouTubeで聞けます。中島みゆきと私は、おそらく同い歳です。近くの女子大生だった彼女は北大のサークルに所属しており、キャンパスで彼女の噂もなんどか耳にしました。



 この流れで私は山崎ハコにもはまった記憶があります。彼女は少し年下なのですが、怨念の世界という意味では上の二人と共通しているのかもしれません。しかし、浅川マキ、中島みゆきの築いたおどろおどろしい世界をもう少し透明にしてくれたのが彼女だったような気がします。彼女の出身地の日田の風景を歌った「望郷」です。これは、かなり最近の映像のようですが。



 昔の思い出に浸っていたら、ミッキー安川が亡くなったというニュースが入ってきました。そろそろ我々は退場のフェーズに入ってきたことを強く感じる人々の死です。

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【追伸】 札幌に思い入れの深い人に、中島みゆきの「南三条」を追加で選曲してみました。上の歌でちょっとダウンになった方も、もういっちょやったろか、という気分になれるかもしれません。


Commented by ぜのぱす at 2010-01-19 00:11 x
山崎ハコ、私も好きでした(笑)。 ☜ どっちかと云えば私の世代で、stochinaiさんの世代では珍しい?
Commented by stochinai at 2010-01-19 07:06
 というか、ぜのぱすさんの年代でも知らない人の方が多いマイナーな存在だったのでは?
Commented by ぜのぱす at 2010-01-19 09:24 x
そうかも(笑)
by stochinai | 2010-01-18 21:35 | つぶやき | Comments(3)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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