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【クチコミ案件】コンピューターのないところでも使えるデジタルペン

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 昨日に続いて、文房具のご紹介です。昨日のものが古典的文房具とすれば、今日ご紹介するのは最新のデジタル技術を駆使したハイテク文房具です。ハイテクと聞いただけで、使いこなすのに高いリテラシーを要求されそうで「私は古典的文房具だけで結構です」とおっしゃられる方もいそうですし、私もどちらかというとそういう偏見を持っていた一人ですが、これはハイテクと言いながらも普通に使うペンやノートと同じように邪魔にならずに身体の一部として持ち歩けるところまで「進化」してきたことを感じさせられます。

 ご紹介するのはぺんてる株式会社の「air pen mini プラスユー」です。

air pen mini プラスユーの詳細はこちら

 実はこのモニターに応募する前にはぺんてるがairpenなるものを出しているということを知りませんでした(汗)。私は結構、電子文房具の類は好きで、実用的かどうかはさておき、楽しそうなものはチェックしていたつもりでしたが不覚でした。使ってみてわかったのですが、この「air pen mini」は、将来役に立つであろうことを予感させるというようなものではなく、現時点ですでに十分実用の域に達した製品だと感じられました。

 その第一の理由は、小さな受信ユニットとペン1本があれば、いつでもどこでもデジタル記録ができるということです。
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 このようにA4の紙の上端部にクリップで受信部を止めた状態で置くだけで、事実上このA4の紙全体に描いた、スケッチでも文字でももちろん意味不明の記号でもすべてベクトルデータとして保存されるのです。用紙全体を使い切ったら、ユニットの右側に見える青いボタンを押すと「ページ」が進み、今まで書いていたデータは1枚の画像ファイルとして受信部の中に保存されます。受信ユニットの中に保存されるデータ量は2MBで、A4換算でも50ページくらいは保存できるとのことですので、スタンドアローンで使う分には十分だと思います。

 データはUSBケーブルで受信ユニットをコンピューターに接続することで、コンピューター側に簡単に移動できます。試用させていただいたのは「airpenMINI +U(エアペンミニ プラスユー)」というもので、「airpenMINI(エアペンミニ)」にUSBメモリーが付属しているものです。2GのUSBメモリーには、インストール不要の専用ソフトが入っていて、どんなコンピューターにも差すだけでソフトを立ち上げることができます。(XPとVistaのデスクトップ、ノート4台を試してみましたが、どれも問題なく立ち上がりました。Macでも使えるイメージローダーソフトが入っているようですが、試していません。)
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 このUSBを差したコンピューターにデータを入力した受信ユニットを接続すると、すぐにデータを読み込んでくれます。すごいことに、そのデータはとりあえずUSBに保存されるのです。
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 これは想像以上に大切なことかもしれません。出先や他の人のコンピューターを借りて仕事をさせてもらったときには、ついついファイルをその中に置き忘れることが多いものですが、USBから起動したairpenNOTEではその心配がありません。もちろん、自分のコンピューター本体にairpenNOTEをインストールすることもできます。

 とまあ、いろいろな使い方がいくらでも思いつきそうな軽いフットワークの「air pen mini プラスユー」ですが、オンラインで使うとタブレットとしても使えます。
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 この写真ではバカでかい字で「あ」と書いてありますが、超音波と赤外線を使っているというエアペンミニの受信精度はかなり高いもので、小さな文字を書いてテキスト認識させてみた時には「意外とできる」と感じました。もちろん、こちらの字が汚いことも大きく影響しているものと思われますが、認識精度がそれほど高いというほどではありません。しかし、どんなに汚くても自分の書いたものをそのまま見返せば自分では判読できますので、問題はありません。テキスト認識には期待しすぎず、あくまでも補助的ツールと割りきっておきましょう。また、縦書きにも対応していないそうです。

 タブレットとして使えるならばということで、「当研究室専属のデザイナー(?)」にちょっと使ってみてもらいました。

 さらさらと、あっという間にこんな絵を書き上げました。
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 私は画像処理音痴なので、フォトショップなどもほとんど使えませんが、彼女はこの画像をフォトショップに転送して、これまたさらさらと色つけをしてこんな絵ができあがりました。もちろん仕事としてやってもらったものではないので、5分くらいで描いたサンプルだとご了解ください(※)。
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 付属のソフトは出力できるファイル形式が多様なので、いろんなソフトで処理できることも強みのようです。

 とまあ、まだまだいろいろな使い方ができそうです。その機能に比べて試用期間が短かったので、まだ性能の2割くらいしか引き出せていない気がしますが、試用にとどまらず自分の仕事を含めて実用的に使っていこうと思っているところです。

 ぺんてるさんには、とても良いものを使わせていただき感謝いたします。


※最後の作品2枚は、いちおうプロのデザイナーのものなので転載はご遠慮願えると幸いです。もしも、才能をお感じになって、デザインのご注文をなさりたいというのであれば、こちらへどうぞ。

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by stochinai | 2010-01-21 19:27 | コンピューター・ネット | Comments(0)

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