5号館を出て

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修了式欠席

 今日はCoSTEP5期生の修了式でした。数年前までは、「CoSTEPとは北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット」のことですという注釈が必要だったのですが、今は「CoSTEP」で Google 検索するとトップに出てくるくらい認知度が上がりました。創設から4年半でここまで有名になったことを振り返ると感慨深いものがあります。 
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 CoSTEPは、今年度まで文部科学省の「科学技術振興調整費・新興分野人材養成プログラム」の支援を受けて運営されておりましたが、今年度限りで文科省(科学技術振興機構:JST)の経済的支援はなくなります。そういう意味で、今回はCoSTEPとしては歴史的な節目となる修了式だったのですが、残念ながら私は抜けられない公用で札幌市内のある場所に幽閉されており、残念ながらCoSTEP5年目にして始めて欠席とあいなりました。

 科学技術振興町費に限らず文科省から補助を受けて実現したプロジェクトのほとんどは、支援期間の終了と共に終わってしまうというのが、世の中の「常識」のようになっていたのですが、なんとこのCoSTEPは来年度からは北海道大学が独自で運用する「新生CoSTEP」として生まれ変わることになっており、すでに新年度受講生募集の案内も出ております。

 CoSTEPの修了式は、いわゆる卒業式とは異なり修了生の実習の成果発表の場でもあるという特徴があります。過去の成果発表会を思い出しても、参加者の度肝を抜くような迫力のある出し物や、時として見ている方が恥ずかしくなるような出し物が飛び出したこともあり、修了式を楽しみにしているリピーターもいるという噂も聞きます。その修了式を見ることができないのは、非常に残念に思っていたのですが、インターネットの発展により今年は生中継およびビデオ配信が行わらました。さすがに午前中の発表会の生配信は見ることができませんでしたが、今ビデオを見ながらこれを書いています。

 CoSTEP2009年度作品発表会午前の部
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 実は午後のシンポジウムの様子は、会議の合間に何度か「盗み見」をしたりしたのですが、そちらもビデオで見ることができます。

 CoSTEP2009年度作品発表会後半部分シンポジウム

 それと、あまり見たいと思う人はいないかもしれませんが、こんなものもあります(笑)。

 CoSTEP2009年度作品発表会総長挨拶と各コース代表への修了証書授与

 というわけで、出席することはできませんでしたが、今年の修了式も概要はつかむことができました。残念ながら、会場外で行われたはずのポスターセッションに関する情報などについては、ネットからは得ることはできませんでしたが、新しいテクノロジーにも目賢いCoSTEPのことですから、そうした情報のネット経由での配信もそう遠くない未来に実現することでしょう(期待しています)。

 どんどんと新しいテクノロジーを試していくこともコミュニケーションの重要な側面なのかもしれません。そういうチャレンジを続けているのもCoSTEPの特徴のひとつです。

 修了生の皆さんはお疲れさまでした。そして、おめでとうございました。

 今後の修了生のますますの活躍と、さらに新しくCoSTEPで学ぼうという後継者がどんどんと増えることを期待したいと思います。
by stochinai | 2010-02-27 22:49 | CoSTEP | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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