5号館を出て

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科学であそぼ「おもしろ実験室」

 JR札幌駅の隣に苗穂駅という、ほとんどの列車がとまらない駅があります。その駅を少し越えたところの線路脇を通る度に気になる建物があります。JRの中からは何度も何度も見ているのですが、実際に訪れたことはありませんでした。
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 この地図の中央にあります。字が読めないようでしたら、クリックすると別窓で拡大されます。
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 苗穂というのは古くは工機部と呼ばれた整備場があるところです。ちょっと地図を引いてみると、こんなふうに引込線がたくさんあります。
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 今日はたくさん列車が休んでいました。
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 ここは札幌都心からそう遠くはないのですが、苗穂駅に停車するJRの便がほとんどありませんので、交通の便はあまりよくありません。下の地図は「おもしろ実験室」を中央においてさらに引いたものです。地図の左側に大きく見えるベージュ色の領域が北海道大学です。私の家はこの地図の上端を越えてちょっと先のあたりを中央部から右に5分の2くらいいったところにありますので、大学へ行く途中を少し大きく南に膨らんだ経路を通る感じに移動すれば、寄り道をして大学へ行く気分で行くことができました。もちろん、自転車です(一番上の写真に写っているのが、愛車です。)
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 建物の入口の看板にも書いてありますが、北海道電力(ほくでん)がスポンサーになっておこなわれている社会貢献活動施設のようです。
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 そこで今度、うちの研究室で卒研をやることになっているTさん達が企画立案をしたという「消化管体験ツアー ~おなかの中をのぞいてみよう~」の展示をやっているというので、「偵察」に来たというわけです。
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 手作りの展示はなかなか素朴でいい味を出していました。こちらは、昔小学校の理科室にあったちょっとキモイ(笑)体内断面標本と、手芸品のようなヒトの消化管全長モデルです。黄色の食道からピンク色の大腸まで、ほぼリアル長になっているとのこと、おなかにあるのと同じようにたたんでみると、いかに上手にたたまれているかが実感できるということでしょうか。
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 そして、こちらが「自信作」の人もくぐり抜けることができる腸(小腸)のメガ模型。
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 バスマットで作ったのだそうですが、そのリアルさは想像以上でアイディアの勝利と言えましょう。上の写真では、人体解剖模型の陰になっていますが、男の子の連れがくぐり抜けているところです。楽しそうです。

 たまたま「おもしろ実験室」の関係者の方々がいらっしゃったので、他の実験室や巨大実験ホール、バックヤードにある工房なども見せていただきましたが、ひょっとするとこれは日本で一番設備が整った子供向けの科学実験工房かもしれません。退職後はこんなところで、子どもたちを相手に科学実験をやったり、新しいプログラムを開発したりする生活をするのもいいかもしれません。

 明日も、午前9時から午後3時までやっているそうですので、興味のある方はぜひどうぞ。

 科学であそぼ「おもしろ実験室」
Commented by wky at 2010-03-21 10:24 x
 手芸品的な消化管のモデルはなかなか面白そうですね。実物を見るのは子供には難しいので、このようなモデルを作ったり、触ったりするのは有効だろうと思います。「理科室にあった人体模型」に象徴されるように、ちょっと気持ち悪い、イメージのある分野ですが、子供は結構好きですよね。うちの大学でも大学祭で「身体の中、冒険ツアー」が時折企画されますが、子供であふれています。
 興味深いですが、紹介されている場所へはなかなか行く機会がなさそうなのが、残念ですね。
Commented by stochinai at 2010-03-21 22:34
 自分のことを思い出しても、小学校の頃に見た消化管を水路に見立ててその周りでたくさんの人が作業している絵を覚えているくらい、子供にとって食べたものがお腹の中でどうなるかということはとても興味のあることなのだと思います。
 いまはやりの「食育」でもここらあたりの話もきちんとやっているのかどうか、気になるところではありますね。
Commented by いつも興味深く拝読してます at 2010-03-23 00:17 x
なにこれ超キモイ インパクトありすぎ!
(褒めて言っています)
Commented by stochinai at 2010-03-23 12:43
 展示などはいかにして見る人に最初の一撃を与えるかというところが勝負になります。そういう意味では「インパクトありすぎ!」というのは成功していると言えるのでしょうね。コメント、ありがとうございました。
by stochinai | 2010-03-20 17:12 | コミュニケーション | Comments(4)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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