5号館を出て

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卒業

 YouTubeをうろついていたら、いきなり映画「卒業」のハイライトシーンをバックしたサイモンとガーファンクルのスカボローフェアが始まりました。

 おもわず画面に釘付けになり、じっくりと見入ってしまいました。これは、私だけで独占しておくのは申し訳ないと思いましたので、ここに貼り付けておきます。



 始めてみた私が高校生だった当時は、ものすごいおばさんだと思っていたはずのアン・バンクロフトも今から考えると十分に「若く」妖艶で、これならば若いダスティン・ホフマンが翻弄されても無理が感じられない流れがきちんとできていることがわかります。

 私がこの映画を見た時は、まだ大学に入る前でしたから、それほど現実感はなかったのかもしれませんし、その後大学にはいってからもデモと投石の日々でこの映画のような「楽しい大学生活」を味わうヒマもなかったのかもしれませんが、今こうしていくつかのシーンを振り返って見てみると、「大学生っていいなあ」としみじみと思えました。

 青春まっただ中のひとも、遠い目で青春を振り返っている人も、これから青春という人も一度は見ておいて損のない映画だと思います。

 上のYouTubeの最後はちょっと出てきますが、あまりにも有名なラストシーンが完全にクリップされたものもYouTubeにありました。



 今見ても、泣けて笑えます。キャサリン・ロスもきれいです。

 映画のDVDはもう販売していないようなので、そちらはレンタルして、サウンドトラック盤のCDでじっくりとサイモンとガーファンクルをお楽しみください。

卒業-オリジナル・サウンドトラック(紙ジャケット仕様)

1. 卒業::サウンド・オブ・サイレンス
2. 卒業::シングルマン・パーティー
3. 卒業::ミセス・ロビンソン(映画ヴァージョン1)
4. 卒業::サンポーチ・チャチャチャ
5. 卒業::スカボロー・フェア/詠唱
6. 卒業::オン・ザ・ストリップ
7. 卒業::4月になれば彼女は
8. 卒業::ザ・フォークス
9. 卒業::スカボロー・フェア/詠唱
10. 卒業::グレート・エフェクト
11. 卒業::プレジャー・マシーン
12. 卒業::驚き
13. 卒業::ミセス・ロビンソン(映画ヴァージョン2)
14. 卒業::サウンド・オブ・サイレンス

 この中で一番印象に残っている曲は、「April come she will 4月になれば彼女は」です。残念ながらYouTubeには映画のシーンがクリップされたものはないようですが、是非とも映画をご覧になってキャサリンロスのかわいらしさを堪能しながら、この曲を心に焼き付けていただきたいものです。



April, come she will--
When streams are ripe and swelled with rain.

May, she will stay--
Resting in my arms again.

June, she'll change her tune--
In restless walks she'll prowl the night.

July, she will fly--
And give no warning to her flight.

August, die she must--
The autumn winds blow chilly and Cold

September, I'll remember--
A love once new has now grown old.
by stochinai | 2010-04-10 16:07 | 大学・高等教育 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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