5号館を出て

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札幌書店戦争

 昨日、札幌書店戦争の真打ちと言われる、紀伊國屋書店札幌駅前本店が開店しました。

 さっき、店の前を通りすがってきましたが、すべての書棚の前にほぼまんべんなく人が入っているようでした。適切に混んでいるという感じです。開店のイベントも用意されているようです。

 図書館で借りたり激安リサイクル書店で買ったり、あるいはまったく本を読まない人が増えていると言われる中、札幌に次々と大型書店が誕生しているということは、ちょっと考えると矛盾した行動のように見えます。

 しかし、インターネットは意外と文字が主流の媒体であるということと、ネットを通じて本を知りあるいは簡単に本を注文できるようになったことから、インターネットこそが「本離れ」からの回帰現象を引き起こす可能性があるのかも知れません。

 私も久々に本屋さんに足を運んだのですが、へそ曲がりの私は札幌駅の地下にある老舗の本屋さんへ行ってしまいました。

 でもいざ入ってみると、やはり本屋さんというのは楽しい場所ですね。

 ネットは新聞を殺すかも知れないとは思いますが、本については殺すことはできないどころか、ネットの隆盛によって活字文化が復興するのかも知れないという予感もしました。一瞬の幻想でしょうか。
by stochinai | 2005-04-09 16:19 | つぶやき | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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