2010年 07月 03日
片桐千明先生を偲ぶ会
亡くなられてから今日でちょうど1ヶ月たちます。特に、その日を意識したわけではないのですが、曜日や使用可能な場所を選んでいたら、そうなってしまいました。
私としては、一ヶ月しかたっていないとは思われるくらい、長い長い一ヶ月でした。
さすがに30℃にまでは達しなかったものの、札幌としては過酷な暑さが続く毎日。今日も最高気温が28.2℃になりました。九州を含め、日本全国から来られた弟子一同もとても北海道とは感じられない暑さの中で、恩師を偲ぶ会を行うことになりました。
最終的参加者数はきっかり100名。全日までの集計では98名か99名になると予想していたのですが、欠席者や突然の参加者を含め100名ちょうどになったことには、ちょっと因縁めいたものを感じてしまいます。
会は先生の好きだったモーツァルトの音楽をバックに、全員の献花によって祭壇を完成させることから始まり、カナダのトロントにおられる増井禎夫先生からの追悼の言葉の朗読、黙祷に続いて片桐先生の誕生から逝去直前までの百数十枚のスライドショーと、追悼の会としては多少異例づくめの進行だったかもしれませんが、多くの方々の賛同の気持ちが伝わってくる雰囲気が感じられました。
定番のスピーチ以外に、まったく独学で身につけられたというN大学を退職されたW先生のモーツァルトのピアノ演奏も心に浸みるものでした。
お借りした北海道クリスチャンセンターは、会場作りから後片付けまでを借りる側が行うという条件ではありますが、信じられなくくらい良心的な値段で会場を使わせていただけました。
片桐先生の弟子およびその周辺の若い方々の文字通り汗水流した協力により成立した会ではありますが、とても恩返しというところまでは至らないものの、自分のからだを使って会の進行に参加させてもらえるということが、彼らにとっても片桐先生に受けた数々の恩に対してとてもさわやかな貢献に感じられたのではないかと、主催者のひとりとして勝手に解釈しておりますが、この会は皆さまの汗なしには成立しなかったということに、改めて感謝の気持ちで一杯です。
2時間の予定の会は結局3時間近くに延びてしまいましたが、会場の好意的な対応および若い方を中心とした参加者のご協力により、なんとか許されるぎりぎりの時間に終えることができました。
本当にありがとうございました。
会の後は、それぞれのグループがあちらこちらで開かれた二次会に流れたようですが、我々いわゆる「片桐研」を中心としたメンバーは、クリスチャンセンター近くのガード下の居酒屋へと流れました。
そこで、飲んだ一杯目のビールのおいしかったこと!もちろん食事も悪くなかったのですが、今日流したリットル単位の汗に相当する水分を補給できた気がします。
実を言うと、私は自分も退職してから、片桐先生とゆっくりといろいろなことについて語りあう時間を持ちたいとひそかに考えていたのですが、それがまったく叶わないことになった今、将来の目標をひとつ失ったことは事実です。
自分のこともそうですが、誰しも明日のことは予測できないのですから、やはり「いつかやろう」ではなく、「今やろう」という生き方の大切さを身に染みて感じているところです。今できることは今やろう、いつかしたいことがあったら、それも今やろう、ということです。今後はなんとか、その方向で努力したいと思います。
今回は、みんなで生前いろいろと聞かされていた片桐先生が望まれるに違いないという「偲ぶ会」に近づける努力をしてみました。そういう意味では、今日の会のプロデューサーは片桐先生ご自身でした。
満足していただけたら良いのですが・・・。
私としては、一ヶ月しかたっていないとは思われるくらい、長い長い一ヶ月でした。
さすがに30℃にまでは達しなかったものの、札幌としては過酷な暑さが続く毎日。今日も最高気温が28.2℃になりました。九州を含め、日本全国から来られた弟子一同もとても北海道とは感じられない暑さの中で、恩師を偲ぶ会を行うことになりました。
最終的参加者数はきっかり100名。全日までの集計では98名か99名になると予想していたのですが、欠席者や突然の参加者を含め100名ちょうどになったことには、ちょっと因縁めいたものを感じてしまいます。
会は先生の好きだったモーツァルトの音楽をバックに、全員の献花によって祭壇を完成させることから始まり、カナダのトロントにおられる増井禎夫先生からの追悼の言葉の朗読、黙祷に続いて片桐先生の誕生から逝去直前までの百数十枚のスライドショーと、追悼の会としては多少異例づくめの進行だったかもしれませんが、多くの方々の賛同の気持ちが伝わってくる雰囲気が感じられました。
定番のスピーチ以外に、まったく独学で身につけられたというN大学を退職されたW先生のモーツァルトのピアノ演奏も心に浸みるものでした。
お借りした北海道クリスチャンセンターは、会場作りから後片付けまでを借りる側が行うという条件ではありますが、信じられなくくらい良心的な値段で会場を使わせていただけました。
片桐先生の弟子およびその周辺の若い方々の文字通り汗水流した協力により成立した会ではありますが、とても恩返しというところまでは至らないものの、自分のからだを使って会の進行に参加させてもらえるということが、彼らにとっても片桐先生に受けた数々の恩に対してとてもさわやかな貢献に感じられたのではないかと、主催者のひとりとして勝手に解釈しておりますが、この会は皆さまの汗なしには成立しなかったということに、改めて感謝の気持ちで一杯です。
2時間の予定の会は結局3時間近くに延びてしまいましたが、会場の好意的な対応および若い方を中心とした参加者のご協力により、なんとか許されるぎりぎりの時間に終えることができました。
本当にありがとうございました。
会の後は、それぞれのグループがあちらこちらで開かれた二次会に流れたようですが、我々いわゆる「片桐研」を中心としたメンバーは、クリスチャンセンター近くのガード下の居酒屋へと流れました。
実を言うと、私は自分も退職してから、片桐先生とゆっくりといろいろなことについて語りあう時間を持ちたいとひそかに考えていたのですが、それがまったく叶わないことになった今、将来の目標をひとつ失ったことは事実です。
自分のこともそうですが、誰しも明日のことは予測できないのですから、やはり「いつかやろう」ではなく、「今やろう」という生き方の大切さを身に染みて感じているところです。今できることは今やろう、いつかしたいことがあったら、それも今やろう、ということです。今後はなんとか、その方向で努力したいと思います。
今回は、みんなで生前いろいろと聞かされていた片桐先生が望まれるに違いないという「偲ぶ会」に近づける努力をしてみました。そういう意味では、今日の会のプロデューサーは片桐先生ご自身でした。
満足していただけたら良いのですが・・・。
Commented
by
ぜのぱす
at 2010-07-04 02:39
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もう、ひと月ですか。早い。「偲ぶ会」の様子をご報告戴き有り難うございます。私もその場に居た気持ちにさせて戴きました。
> 『やはり「いつかやろう」ではなく、「今やろう」という生き方の大切さを身に染みて感じているところです。今できることは今やろう、いつかしたいことがあったら、それも今やろう』
今回のことで、私も、そう云う気持ちに変わりました。人生は短い。
> 『やはり「いつかやろう」ではなく、「今やろう」という生き方の大切さを身に染みて感じているところです。今できることは今やろう、いつかしたいことがあったら、それも今やろう』
今回のことで、私も、そう云う気持ちに変わりました。人生は短い。
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by stochinai
| 2010-07-03 22:55
| 生物学
|
Comments(1)