5号館を出て

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胃カメラなう

 どうやら私には胃潰瘍という持病があるようで、前に人間ドックで発見されて胃カメラを飲んだのを最初に、その後もドックで「潰瘍の跡」があるとたびたび言われています。しかし、最初の胃カメラ以降は幸いにして胃カメラ再検査を申し渡されたことがなく、やれやれと思っておりました。

 しかし、人間ドックでひっかからなくても、胃潰瘍あるいは十二指腸潰瘍を思わせる腹部の不快感はしばしば感じることがあり、そういう時には潰瘍ができているに違いないと勝手に判断しておりましたが、ほとんどの場合数日から1-2週間で症状は軽快するのが常です。

 この「持病」の胃潰瘍は、歯科などで処方される解熱鎮痛剤でも顕著に目を覚ますという自覚がありますので、解熱鎮痛系の薬は苦手です。さらに、よく言われるように、精神的ストレスも発症の引き金になるのは私の場合も例外ではなさそうで、それを避けるためにも人一倍「楽天的」で「怠惰」な生活を送ることを心がけているのですが、この夏はちょっとやられてしまったかもしれません。

 今週の火曜日がおそらく不調のピークでした。普通の場合だと胃潰瘍・十二指腸潰瘍は胃部付近の不快感が主な症状で全身症状になることはめったにないので、逆に今回の全身症状が胃潰瘍が原因であるという風に気づくまでにちょっと時間がかかったのかもしれません。火曜日はそれまで寒かった数日から急に暑くなったせいもあっって、自分では「熱中症」かもしれないと思ったりもしながら、早めに帰宅して寝ておりました。

 翌朝には、体調はかなりマシになっており、おそらくこのまま軽快へと向かうと思われたのですが、月曜日の夕方頃に感じた胃部の不快感を思い出したことや、その夜は濡れネズミになって帰ったことなどを思い出し、ひょっとすると火曜日のものは胃潰瘍からきた全身症状ではないかとも感じ始めました。前に、ネズミを使った実験で、ネズミを強制的に水攻めにすると、胃壁からプツプツと出血するという実験の動画を見たことを思い出し、ヒトも濡れるストレスで胃潰瘍が悪化するということもあり得るなと思ったこともひとつあります。

 今朝は、昨日よりもさらに体調が良くなっていることはわかったのですが、特別講義のおかげで講義がないという日に当たっていたので、思い立って消化器科の病院に行ってみました。(体調が回復気味のところで病院に行くというのは、意外と気軽なものだと気がつきました。これが、逆なら・・・。)
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 前に胃カメラを飲んだ経験があったので、今日は急に行っても胃カメラということになるかどうかわからないまま、とりあえず朝食抜きで行きましたところ、すぐに胃カメラをやりましょうということで、ほぼこちらの予想通りにことが運びました。

 もちろん、他の病気も疑われないわけではありませんので、一般的血液検査をしたあと、シロップによる喉麻酔、スプレーによる喉麻酔の後、とんとんと胃カメラ検査室のベッドに載り、静脈注射による鎮静剤投与のあとさくさくと胃カメラ検査が行われました。
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 実は、前回の胃カメラの時はものすごい嘔吐感の中でゲーゲー言いながらやったものですから、胃カメラに関しては若干の恐怖感もあったのですが、麻酔方法も進歩していますし、カメラも少しは細くなっているみたいで、前の時のように涙をぼろぼろ流しながらということはまったくなく、まあこのくらいは検査だから仕方がないか、という感じで終了しました。

 その結果、やはり予想通り出血があったと思われる潰瘍が胃の底の方に見つかり、潰瘍のまわりや十二指腸や食道の方にも若干の炎症が認められたということで、とりあえずこの先は薬で治しましょうということになりました。

 前に胃カメラを飲んだ時にはしなかったのですが、今日はピロリ菌の検査もしました。結果は、予想通り陽性。私の胃潰瘍が持病化しているのもピロリ菌のせいかもしれず、再発を繰り返すことと、胃がん発生を阻止するという意味でもピロリ菌を除去したほうがよいということなので、そうしていただくことにしました。

 とりあえずは、潰瘍が完治するであろう2週間後くらいから、ピロリ菌除去の投薬を開始し、その1ヶ月後くらいに除去ができたかどうかを、「胃カメラで検体を採取して確認しましょう」ということになりました。ゲゲッ、胃カメラ予約なう、までしてしまいました。

 自分はなんの病気かわからないからとりあえず内科へ行って調べてもらうというのが、多くの患者さんの行動パターンではないかと思いますが、そうなると検査検査で時間もかかりそうですし、患者さんの身体的負担も多くなります。「賢い患者」になるためには、自分である程度病気に「あたり」をつけて、その専門病院から始めるというのもありではないかと思った1日でした。(もちろん、グーグル症候群は困りますが・・・。)
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 お世話になった北海道消化器科病院は私の家から比較的近いこともあり選んだのですが、雰囲気も良く待ち時間も思ったほど長くなく、てきぱきと患者さんをさばいてくれて非常に好感が持てました。

 おそらく、病院のシステムもどんどん進歩しているんですよね。医療崩壊と騒いでいる人も、まずは現場の病院を見るところから始めなければ、と感じた「胃カメラなう」の日でした。

【余計なひとこと】胃潰瘍はストレスによっても悪化することがあるらしいので、私に過度のストレスをかけることはご遠慮願えると幸いです(^^;)。
Commented by ヨシダヒロコ at 2010-07-16 09:38 x
stochinaiさま、検査と通院お疲れ様でした。潰瘍はわたしも何回か経験があります。嫌なものですね。ピロリ菌と分かってよかった。少しは楽になられますよう願っております。
Commented by stochinai at 2010-07-16 10:24
 ありがとうございます。

 大病でなければ、時々病院に行って、ドクターに診てもらうのは良いことなのかもしれません。健康がなにものにも代え難い宝物だということも確認できますし。
Commented by 花見月 at 2010-07-16 21:26 x
stochinaiさんにそんな持病があったとは!お体大事にしてください。
Commented by stochinai at 2010-07-16 23:27
ありがとうございます。ガマンせずに「私は胃潰瘍です」と言うと、皆さんやさしくしてくれますね(^^;)。
Commented by DrBlue at 2010-07-17 09:25 x
お大事に、私も潰瘍持ちでしたが、除菌してからはカメラ要らずになりましたが、ストレスコントロールが大事ですね
Commented by stochinai at 2010-07-17 09:53
 お医者さんに「仲間」がいると、心強いですね。とりあえず「ピロリ退治」に期待したいと思います。
 お見舞いコメント、ありがとうございました。
by stochinai | 2010-07-15 19:31 | 医療・健康 | Comments(6)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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