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宮崎口蹄疫被害支援ツイッター募金終了 ネット小口決済のすすめ

 毎朝、起きる度にワンクリックを繰り返すのが日課になっていた「宮崎口蹄疫被害支援ツイッター募金」が昨日(いきなり?)終了しました。
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 というわけで、今朝のつぶやきは「募金が終了しました」というちょっと間抜けなものになっています。

 宮崎の募金は上のキャプチャー画像にあるとおり、総額が¥982,620となりました。100万円にはちょっととどきませんでしたが、一人1回tweetする度に1円が募金されているのですから、98万2千回以上のつぶやきがあったということになります。金額としては被害の大きさに比べるとほとんどなんの足しにもならないくらいのものですが、延べ人数で100万人近くの人が、宮崎のことを考えながらクリックしたという事実は軽くないと思います。

 同じサイトで、何回か地震被害の支援のためのツイッター募金がありました。それぞれ募金を募った日数が違うので、単純に比較することはできませんが、以下のような結果になっています。

 中国青海省地震支援募金 113,094円

 地理大地震緊急支援募金 296,128円

 ハイチ地震緊急支援募金 242,748円

 たとえば一人が100円募金するのはそれほどの負担にはならないかもしれませんが、一人が100回tweetしてクリックする、しかも1日1回しかできないという制約がありますから、それを実行するとなると、これは現地のことを毎日毎日考えるということを継続する貴重な作業になると考えられないでしょうか。

 またワンクリック1円といわず、うちは10円出しますよというスポンサーが出てきても不思議はないと思います。企業の社会貢献に対するスタンスを示す良い機会だと思いますので、是非ともご検討をいただきたいところです。

 それと同時に、ワンクリックで10円とか100円とかの小口募金を個人が簡単にできるしくみが是非とも欲しいと思います。プリペイドカードでも良いですし、クレジットカードでも良いので、そうしたシステムができあがると、ネットにおける小口決済や投げ銭によるネットライターや芸術家・活動家支援などが簡単にできるようになります。

 100円程度で音楽やアプリが買える時代になっているのですから、システムとしてはまったく問題なく作れるはずなのですが、日本の中にはそうしたことに対する「抵抗勢力」がいるのでしょうか。

 そこを乗り越えると、日本社会全体の構造も変わってくるような気がしますが、そうなってくるともっとも困るのが報道や出版をやっている企業なのかもしれません。

 また、同じシステムで小口資金で政治化を支援することも簡単にできるようになります。そうなれば、日本の民主主義も変わるような気がするのですが、そうなってくるともっとも困るのが旧来の方法で政治を行っている「政治屋さん」なのかもしれません。

 誰でもがネット上で小口の現金取引を自由にできるようになるって、既得権者を除くとすべての国民に益があるような気がするので、1日も早く実現してくれることを強く望みます。

 そういう、政治運動をすればいいのか・・・。
by stochinai | 2010-07-22 21:28 | つぶやき | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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