5号館を出て

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アサガオの遺伝学

 今年育てている、青い放射状のストライプが入ったアサガオのことは何度か書いたように思います。最初に咲いたのはほとんど白い花だったのですが、だんだんと青色の面積が増えてきたような印象があります。これが、7月11日最初に咲いた花です。
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 ほとんど白い花と言える感じです。

 最近は毎日のように咲いているのですが、青い領域の面積は花ごとにランダムなようにも思えるのですが、青色が強くなってきているように思えます。

 ここからはすべて、昨日の朝に咲いていたものです。

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 上の花に比べるとちょっと青が多いです。
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 これと同じ株についた花ですが、さらに青が多くなっています。
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 驚いたことに昨日の朝には、花びらすべてが青い色で埋め尽くされた花が咲いたのです。
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 よく見ると、これは白い領域が消えてしまっており、今までの花とは量の差を超えて、質的に違うもののように思われます。

 同じゲノムを持った株から咲く花がこのように違うのはどういうふうに説明されるのでしょうか。

 上の4つの花は、何かのパラメーターが変わるだけでできあがりそうな感じがしますが、一番下のものはパラメーターを変えただけではできないのではないかと悩んでおりました。

 そして今朝。

 なんと今朝は、2つしか花が咲かなかったのですが、その2つが一番下と同じ真っ青タイプだったのです。これはどういうことだろうかと、ちょっとまじめに枝を追いかけてみて、わかりました。

 真っ青な花の咲いたアサガオは、他のアサガオとは違う株のものだったのです。ということは、種子が出来る段階で真っ青になるものと、青い斑入りになるものが遺伝的に分かれたということが推測されます。こういうふうにいうと、なんとなくわかったような気になるのですが、やはりアサガオの花の斑のの入り方のメカニズムが良くわかりません。

 単純に美しさを愛でていればいいのでしょうが、根が理屈っぽい私なので変なところで悩んでおります。

 どなたかお教え願えないものでしょうか。よろしくお願いします。
Commented by ぜのぱす at 2010-08-05 22:25 x
アサガオなら、九大の仁田坂 先生にお聞きするとか?

ひとつの可能性は、トランスポゾンで、花色に関わる遺伝子が飛び回っているんじゃないでしょうか?飛んだ次期に依って、子孫のクローン細胞が占める面積が変わるので、色んなパターンが出て来る。

色の遺伝子に関しては、色々、知られているようです(☜駄洒落になってしまいました)。

http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/
の左のカラムに遺伝子リストが出ています。
Commented by stochinai at 2010-08-05 23:34
 ありがとうございます。模様に関しては、Bzやdkという遺伝子によるものに似ているようですね。特にdzの「模様はきれいであるが不安定である」という記述にひかれました。
by stochinai | 2010-08-05 21:01 | 札幌・北海道 | Comments(2)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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