5号館を出て

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暑いといっても札幌は涼しい

 今日の気温変化を並べてみました。左から、札幌・東京・熊本(データは気象庁)です。
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 札幌も今年は暑いので、朝の天気予報で「今日は最高気温が30℃になるでしょう」といっていると簡単に、「ああ、そうか」という気になります。

 例年なら、30℃を越えるのは数日で天気予報が30℃越えを出す日などはお祭りのように珍しいものですから、その日は休みにしても良いと思うくらいなのですが、最近は30℃越えの予報が出る度に休んでいたら、毎日が夏休みになってしまうほどなので、誰も騒がなくなりました。

 今日も最高気温は30℃が予測されており、実際にも29.2℃とエアコン普及率が20%の札幌としてはかなりの酷暑でした。

 とはいえ、上に並べた札幌と東京と熊本の気温変化を比べてみると、札幌はまだまだ「涼しい」といえる気候であることがわかります。

 夜中に気温が最低になる3時か4時頃には23℃くらいになる札幌に比べ、熊本は27℃、東京は28℃までしか下がりません。もっとも、エアコンなしの23℃と、エアコンに守られた27-28℃のどちらが寝苦しいのかはにわかには判断できませんが。

 太陽が昇り始め気温が上昇し始め、人々が起きて活動を始める頃の7時、札幌は22.8℃ですが、東京はすでに29.34℃、熊本も27.1℃になっています。家を出た時、札幌なら涼しいと思えますが、熊本や東京は「暑い」と思うでしょう。

 そして最高気温が訪れる午後1時頃、札幌は27度前後ですが、東京は体温と同じ36℃近く、熊本も31-2℃になっています。外に出たときに、大きく差を感じる気温です。

 まあ、昼間暑いのは夏ですから当たり前だとあきらめたとしても、夕方に気温が下がってくれるかどうかの差は大きいと思います。日が落ちる7時頃、さっぽろは25℃を切ってきますが、熊本・東京はまだ30℃を越えています。

 そして、そろそろ寝ようかという10時頃、札幌の24.7℃は窓を開けていれば気持ちよく眠れる温度ですが、東京の32.2℃は窓を開けることなどできない外気温です。っくまも戸の28.4℃も微妙なところでしょう。

 というわけで、暑くなってきたとはいうものの、札幌はまだまだ日本の北部、涼しい地方だということを実感できます。

 というよりは、そろそろ夏の終わりの肌寒さを感じることもあり、もの寂しいくらいです。

 細長い日本、どこいらあたりに住むのがいいのでしょうねえ。
by stochinai | 2010-08-16 23:23 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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