5号館を出て

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不思議なポスター

 最近、大学のあちこちの掲示板でちょっと不思議なポスターを見かけます。
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 パッと見ると、一気飲み防止のポスターのように見えるのですが、タイトルが全然違うのです。
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 このタイトルだと、学生の個人情報の取り扱いに関する公告通知です。

 ポスターで言わんとしていることがわかりにくいのですが、赤字でこう書いてあります。
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 別紙とはこれです。
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 要するに、病院で得られた個人情報を大学に通報するぞということらしいです。その理由が「学生の規律指導をする必要」だということなのですが、どうなのでしょう。

 まだ、個人情報の開示が行われていない昨年度のデータがポスターの最下部に表示されています。
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 学部ごとの救急車搬送例がすでにわかっているということです。全体を見てみましょう。
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 工学部が圧倒的に多いということはすでに明らかなのですが、それ以上細かく個人を特定する必要があるのでしょうか。

 こういうケースは救急車で搬送された本人よりも、まわりに問題があることも多いと思うのですが、まわりに関する個人情報はこの方式では得られないかもしれません。要するに、救急搬送された個人を特定することで、後で事情聴取をしやすくし、しかる後に一網打尽に「学生の規律指導」をしようということなのかもしれません。

 アルコール事故を防ぐことには大いに賛成なのですが、このやり方がいいのかどうか・・・。
Commented by a at 2010-08-20 20:32 x
根本的な解決にはならない事は、火を見るより明らかですね。
酒造メーカーはテレビコマーシャルを頻繁に流し、酒を飲め飲めと煽っておきながら、精神病院がアル中患者で溢れている現状などお構いなし。

大学側は、酒造メーカーにこそ文句を言うべきです。

余談ですが、アルコール飲料の原料穀物は殆ど輸入に頼っている訳ですから、そこにも数々の「既得権」の闇が広がっている筈です。
Commented by 遅刻人 at 2010-08-20 20:36 x
こちらでも飲酒による救急搬送が続いたことがあり、学内の屋外での飲酒は禁止する措置が取られています。

無論由々しき事態ですが、だからといって、本人の同意なく、個人情報を診療目的以外に利用することは医療機関として許されるのかが気になります。(掲示だけで法律的にOK?)
Commented by wky at 2010-08-25 09:53 x
飲酒が原因で学生が救急搬送されるのは4-5月にはよく聴きます。搬送された学生の多くは、点滴で水分補給をして、一晩明かすと回復すると聞きますので、仰るように周りのケアが悪いのではないかと思っています。気分が悪くなった段階で水分の補給をさせたり、吐瀉をさせる、あるいは、つぶれて寝込んでしまった学生は意識戻るまで一人にしない、などまわりが見てやれば、かなりの数の救急搬送は回避できるとおもいます。飲ませるだけ飲ませて後は知らん、となっているのではないでしょうか。
ところで、北大でも医学部の学生なら、自分が実習を受ける附属病院でお世話になるわけなので、正気に返ってからは相当気まずい思いをすることになるはずですが、やっぱり医学部の学生にも運ばれたのがいますねー。
Commented by stochinai at 2010-08-26 12:36
 法律で禁止されているのだから未成年には飲ませないというだけではなく、リスク管理として未成年に「酒の正しい飲み方と危険について」をしっかりと教えるべきだと思います。でも、日本では法的に飲めない若者に酒の飲み方を教えるなどということは「寝た子を起こす」理論で否定されてしまうのでしょうね。
by stochinai | 2010-08-20 19:35 | 大学・高等教育 | Comments(4)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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