5号館を出て

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今日は中学生

 昨日の小学生とのワークショップに続いて、今日は中学生が4名「総合的な学習(職業体験学習)」ということで研究室を訪問してくれました。写真は、電子顕微鏡を見て感動しているところです。値段の高い機器を見せて、驚かせるというのは手垢の付いた方法とはいえ、簡便なのでついつい多用してしまいがちですが、中学生や高校生は見慣れない機械の精巧なつくりに、正直に感動してくれることが多いようです。
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 朝9時からやってきて、12時までの体験ツアーということだったのですが、残念ながら私は10時から開かれたHUSCAP5周年を記念する講演会に行かなければならないため、短いインタビューを受けたあと、逃げるように学術交流会館に向かいました。

 参考のために、インタビューの質問は、①研究者になるためにはどのようなことが大切ですか。②生物を研究するのにどのような設備がありますか。③どうやったら研究者になれますか。④ここにはどんな動物がいますか。⑤どうやったら動物をうまく飼うことができますか、などなど大学生や大学院生にも聞かせてやりたいことをドンドン聞かれました。

 ところで、中学生の4人は全員が2年生だったのですが、何から何まで「かわいい」ということで、卒研生・大学院生達は大いに楽しんでいたようです。実質的に受け入れのために働いてくれる、学生に受けが良いということは、来年以降も歓迎されるということですので、ご遠慮なく「職業体験」にいらしてください。

 という訳で、ここからはHUSCAP講演会の会場にいた私です。余談ですが、HUSCAPでは先日ノーベル賞の受賞対象になった鈴木さんたちの論文の公開が始まったとたんにアクセスが殺到しているようで、現在もアクセス不能状態に陥っているようです。要するに落ちてますね。小さなサーバーで運用しているとこういう時に対処できなくなるという宿命があるものですが、まあうれしい悲鳴ということで笑って許していただければ幸いです。

 学術交流会館で開かれた講演会は、学外からのお客さんも含めてそこそこの人数がいたようで、和やかに祝賀講演会が進みましたが、明治大学のアンドリュー・アダムスさんの講演はなかなか過激でおもしろかったです。いわく「学術出版社は寄生虫である」「自分の論文なら、著作権のことなど気にすることなくどんどん公開しても絶対に訴えられることはない」などなど、はらはらしながらも楽しい講演でした。

 そのあと、アンドリューさんを交えてエンレイソウでひさびさの「英語ランチ」。カレーを頼んだ人が多かったですが、私はハンバーグのBランチを食べました。

 というわけで、昨日・今日と目の回るような2日間でしたが、明日も講義があるためまだ今週を終わりにするわけにはいきません。とは言え、なんとなく脱力しているうちに、雲がほとんどない西の空から太陽が山に沈んでいくところに気がつきました。今日の札幌の日没は4時44分、そして日の出はなんと5時55分というぞろ目の1日だったようです。
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 太陽が隠れる直前に、カラスと太陽のツー・ショットです。

 明日の朝は、ひさびさにちょっとはゆっくりできるかな?
by stochinai | 2010-10-21 20:22 | 教育 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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