5号館を出て

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蒸気恐怖症

 最近は福島原発で蒸気が出ていると不吉なニュースということで、蒸気を見ると胸騒ぎがするように刷り込まれてしまいました。
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 今日の札幌は寒く、時折雪の舞う天気ですが、太陽が顔を覗かせたりもします。これはなんということもないエアコンの室外機から出る蒸気だと思うのですが、思わずドキッとしてしまいます。
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 本来なら寒い気温の中で、暖かさを感じさせてくれ、ホッとさせてくれるはずの蒸気を不吉なサインに変えてしまった原発事故を呪います。
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 上から連続的に撮った写真なのですが、風が巻いて刻々と方向を変えているのが良くわかります。
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 それにしても、最近テレビに出てくる原子力関連の大学の先生方さえも口を揃えて、こうした蒸気を指して「水蒸気」と呼んでいますが、科学用語としての水蒸気は目に見えないということは、中学の理科(小学校4年生だそうです^^;)で習うはずなんですけれどもね。

 まあ日本一の権威の先生がどんどん使われるでは定義の方を変えるしかないのでしょうか。最近は世界標準の基準もどんどん日本標準で上書きするのがはやっているので仕方がないのでしょうか。

 でもいちおう「科学を扱うことの多いブログ」に分類されていると思われる私のところなので、一部には評判の悪いWikipediaに登場してもらって、T大やO大、K大、TK大の先生方をいさめていただきましょう。
水蒸気は無色であり、目には見えない。よって、いわゆる雲は、水滴の集まりであり、水蒸気ではない。その他、霧(きり)、靄(もや)、湯気(ゆげ)など白く見えるものは、水蒸気ではなく水滴の小粒である。

なお、湯気は水蒸気がより温度の低い場で冷えて凝結し、水滴となったために白く見えるもの。日常的には湯気と水蒸気は混同して用いられることが多い。たとえばやかんで湯を沸かした際、その口から湯気が噴出しているところを見ると、口の近くだけは透明に見える。この部分は水蒸気であり、外気に触れて気体の温度が低下し凝結して細かい水の粒となったものが湯気である。
 いくら聞いても、放射線の安全と危険の境目がわからない原子力の権威の方々の話と比べると、はるかに明快に書かれていると思います。

 見習わなくては・・・。
Commented at 2011-04-03 10:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by LiX at 2011-04-04 00:27 x
こんばんは、
「水蒸気由来と見られる湯気」と言い続けるか、単に「湯気」と言ってなんとなく緊迫感を削ぐか、難しいところです。それはともかく、チャーハンや野菜炒めを作っているときに実感するのですが、ある程度冷えてこないと湯気が出ているのが認識できないので、水蒸気由来と見られる湯気が上がっているのを見て、私は冷えて来たのだなと逆に安心してしまいました。
Commented by stochinai at 2011-04-04 19:35
 確かに「湯気」というと、なんとなくほのぼのとして緊張感のない響きになりますね。湯気が見えているのは水の存在を示すという意味では確かに「安心させられる情報」なのかもしれませんが、私には容器の破損を示しているように思われ、やはり不安を感じます。
by stochinai | 2011-04-02 17:59 | つぶやき | Comments(3)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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