5号館を出て

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カエルの生活史

 ニューヨークにいるポスドクのT君は、時々向こうでジャンクなおもちゃやお菓子を送ってきてくれます。

 今回は、そんなものの中になんとこんなものがありました。
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 「カエルの生活史」という組みになったフィギュアです。
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 全体像はこんなふうです。ケースから出すのがあまりにももったいないので、中に入ったままで写真を撮りました。

 まずは、卵。
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 肉眼で見た時には、ものすごいリアル感に圧倒されたのですが、こうして拡大してみると、意外と卵の輪郭が壊れていて、我々が見ると「死んだ卵」の雰囲気なのがちょっと残念でした。

 でも、懐かしい。

 続いて、典型的なオタマジャクシ。
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 これには、できかけの丸い後肢がついていたりして、マニア心をくすぐります。

 後肢がどんどん立派になってきていますが、まだ前足が出てきていない頃です。
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 実はこの頃、前肢はかなりできているのですが、皮膚の下にあるのです。それが、ある日飛び出してくるので、オタマジャクシの前肢は突然にできるように思われたりしますが、実は後肢ができ始めると間もなく前肢も作られます。

 そして、カエルに尾が生えたような時期が子ども時代の終わりです。
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 尾がなくなると、できあがり、立派なカエルになります。
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 こういうオモチャを喜ぶ子どもがたくさんいるかどうかはわかりませんし、特に若いお母さんにはダメという方も多いかもしれませんが、実物のカエルで遊べなくなってきた今日この頃、こういうオモチャがあっても良いかもしれません。

 まあ、オモチャというより小学生向けの理科教材というところかもしれません。

 対象年齢は4歳以上。もちろん中国製です。日本でも販売してください。
Commented by beachmollusc at 2011-04-27 21:23 x
講義で世界のカエルの絶滅問題などを取り上げてスライドを見せたら顔を背けた学生がいたことを思い出します。胃袋の中で子育てするオーストラリアの絶滅カエルなどです。

マグネットで黒板に貼り付けて生徒に組み立てと説明をさせる教材もありますね。
http://www.toysandgamesonline.com/asp/show_detail.asp?sku=LRS2369
学校で、生きている実物、特にお玉からカエルに変態する過程を生徒が観察できるような教育が望ましいのですが。
Commented by ぜのぱす at 2011-04-28 00:49 x
ははは、コレ、博物館や美術館とかのお土産コーナーで、良く見かけます。一瞬買おうかと思ったこともあります(笑)。
Commented by stochinai at 2011-04-28 07:08
 実物を見たことのない子供たちは、こういうのを見てどう思うんでしょうね。カエルにはかわいそうですが、子供のころに卵を採ってきて育て、カエルになるとともに、みんな死んでしまうとか、逃げてしまうとかの経験をすることは、とても大事なことだと思うのですが、今はそれもほとんどできない子供が多いのでしょうね。
by stochinai | 2011-04-27 20:25 | 生物学 | Comments(3)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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